約16日間をかけ、車で北海道をほぼ一周してきた時の旅行記です。
車中泊がメインで、たまにホテルに泊まっています。
ガイドブックを参考にしつつ、自分の趣味嗜好に従いながら、車を走らせました。
各記事の内容は、観光の情報よりも、その場所で感じたことや写真がメインとなっています。
新潟からフェリーで小樽へ~小樽から旭川
出発~1日目

新日本海フェリーで新潟から小樽へ行く
北海道行きのチケットを入手車で北海道を一周することにした。今まで北海道には行ったことがなかったのだが、何年も前からずっと北海道に行ってみたいと思っていた。一周するには、結構な日数がいるだろう。仕事をしていたころは無理だったが、最近、わけあって無職になったばかり。仕事を辞め、いろいろな用事を片付け、よ...


積丹の壮大な眺め【積丹出岬灯台・島武意海岸・神威岬】
小樽に到着新潟からフェリーに乗り、ついに小樽に降り立った。カーナビを見ると、現在、車は新潟の海の上にいることになっている。少し時間が経つと、同期が取れ、現在地が小樽を示すようになった。全く土地勘がないので、ナビが使えなかったらどうしようかと思った。時間はまだ5:00ごろ。店や施設はどこも開いておらず...


疲労困憊で小樽から札幌を通り抜ける【よいち観光温泉・小樽市街】
疲労困憊でダウン神威岬を観光し、小樽市街へと戻ることに。この時点でかなりくたびれていた。新潟から小樽までのフェリーでは、北海道への期待と不安であまり睡眠をとれなかった。そして、ここ数年ほとんど運動をしていなかった体で、島武意海岸と神威岬を散策。気温の高さが追い打ちをかける。汗をかいたので、海岸沿いの...
2日目


夕張から上富良野への長い長い旅路【夕張市石炭博物館・日高山脈博物館・フラワーランドかみふらの】
夕張市へ向けて出発北海道にきて二日目の早朝。今日の計画を再確認する。昨日は時間に追われながらの観光だった。先に進みたくなる自身の性格と、旅の生活に慣れないためだ。仕事で時間に追われる生活をしていたのが、急に、全てを自由に、自分の意志で決められるようになってしまった。何事もゆっくりで良いはずなのだが、...


白と青のコントラスト【白金青い池・白金温泉の白ひげの滝】
美瑛町へフラワーランドかみふらのを出て、さらに北にある美瑛町へ向かう。次の目的地は、どのガイドブックにも載っている有名観光地、青い池だ。北海道一周の計画を立てた時、必ず訪れたいと思っていた。美瑛町に到着。ここ美瑛町は、ヨーロッパの町(行ったことはないけれど)を歩いているような感じだ。家々のデザインや...
旭川から留萌へ~オロロンラインを北上
3日目


当麻町から旭川市街へ【小沢ダム・当麻鍾乳洞・旭山動物園】
三日目の朝北海道に着いてから三日目の朝だ。昨日はあちこち回ったので、すっかり疲れていた。おかげでぐっすり眠ることができ、良い目覚めだ。今朝は昨日の暑さから一転、だいぶ涼しい。きっと昼頃にはまた暑くなるのだろう。まだ時間が早い。コーヒーを飲みながら小説を読んで時間をつぶす。一日目から読み続けていた、乱...


北竜で田園の風に吹かれる【旭川の北鎮記念館・神居古潭・秩父別の展望台】
北鎮記念館へ旭山動物園を出て、今度は旭川市街地にある北鎮記念館へ向かう。北鎮記念館は、北海道の開拓から日露戦争、そして第二次世界大戦ごろまでの、文章や展示品を見ることができる。ゴールデンカムイで有名になった、第七師団関係の展示品も多い。ゴールデンカムイを読んだことがあったので、ここ北鎮記念館の展示に...
4日目


留萌から久しぶりに海を見る【黄金岬とデザイン灯台・旧花田家番屋・苫前町郷土資料館】
四日目の朝鳥のさえずりとともに目を覚ます。昨日あれだけ聞こえていたカエルの鳴き声が、今朝はまったく聞こえない。早朝からトラックがどんどん通過していく。今日はこれから留萌まで行き、後は海岸沿いを真っすぐ北上する。わけあって、13:00ごろまでに初山別へ行きたい。効率よく観光地を回らなければ。朝食をとっ...


続オロロンラインの観光【バラ園と海鳥センター・初山別のフグと鳥居・金浦原生花園・天塩川歴史資料館】
道の駅 風Wとままえ苫前町の郷土資料館を後にした。今日中にできるだけ北へ行っておきたい。少し車を走らせ、道の駅 風Wとままえに到着。ここはとても大きい。ホテルが併設されているからか。道の駅に寄ったとき、毎回お土産を物色するのが楽しみになっている。小平の道の駅と同じく、冷凍のタコなどが売られていた。海...
稚内からオホーツク海沿岸~温根湯温泉まで
5日目


幌延町周辺の観光【トナカイ観光牧場・幌延ビジターセンターと長沼】
五日目の朝早朝、鳥の声で目を覚ます。北海道も北の方まで来たが、思っていたより寒くない。今までに通ってきた場所では、朝でもトラックが多く行き交っていたが、ここは明らかに交通量が少ない。日曜日だからかもしれない。今日はいよいよ、日本最北端の地、宗谷岬を踏む予定だ。宗谷岬の前にいくつか寄りたい場所もあった...


稚内の冷涼な海【ノシャップ岬・ノシャップ寒流水族館・青少年科学館・稚内港北防波堤ドーム】
稚内へ向けて出発幌延ビジターセンターを回り終えた。次は少し北にある、サロベツ原生花園に行こうと思っていた。だが、暑い中木道を歩いたので、結構疲れてしまった。今日は稚内のノシャップ岬へ行き、日本最北端の宗谷岬も回る予定だ。できるだけ体力を温存しておきたい。稚内でコインランドリーにも寄っておきたかった。...


北海道最北端の宗谷岬に到達【小倉霊現大僧正の記念碑・宗谷岬・猿払のホタテの刺身定食】
稚内から宗谷へ稚内駅を出る。宗谷岬へ向かう前に、稚内のコインランドリーに立ち寄らねば。3日前に旭川を出てから洗濯をしていなかった。日中が暑く、行動しているとすぐに汗をかく。洗濯物があっという間に溜まってしまう。洗濯を済ませ、いよいよ宗谷へ向かう。稚内から宗谷までの道は特に景観が良い。道の左右が開けて...
6日目


猿払からオホーツクラインを南下【ブラックライトアート・北見神威岬公園・ウスタイベ千畳岩】
ネットが不通にオホーツク海の朝。暴風が吹いている。雨も少々。昨夜スマホをいじっているとき、「データ使用量が規定値を超えた」とメッセージが出て、ネットにつながらなくなってしまった。契約していた2GBを使い果たしてしまったのだ。スマホを使い始めてからというもの、ずっと2GBの契約にしていたのだが、月に2...


紋別の空と海【オホーツクスカイタワー・氷海展望塔オホーツクタワー】
紋別のオホーツクスカイタワーへやっと紋別に着いた。猿払からここまで長かった。紋別市街は、これまでに通ってきたオホーツクの町より、一回りも二回りも大きい。ちょうどよい大きさという感じがする。市街地から少し山道を行くと、オホーツクスカイタワーがある。山の上の展望台。良い眺めが期待できそうだ。駐車場に車を...


温根湯温泉近くの観光【北の大地の水族館・北きつね牧場】
道の駅 遠軽 森のオホーツク紋別を出た。次は海沿いを離れ、温根湯に向かって車を走らせる。今は昼どき。早朝に猿払から運転してきたので、とても疲れた。今日中に網走まで行けるだろうか。とても無理な気がしてきた。遠軽(えんがる)市街を抜け、そのまま温根湯を目指そうと思ったのだが、そろそろ疲れが限界のようだ。...
北見から網走~知床ウトロへ
7日目


北見から網走へ【ハッカ記念館・メルヘンの丘・博物館 網走監獄】
七日目の朝日の出とともに起床。昨日はあまり眠れなかったが、考えがまとまったのと、実家の方で心配事が一つ減り、すっきりした目覚めだ。それにしても暑い。昨日、地図を見ていて思ったのだが、ここ温根湯は旭川に近い。国道39号を少し行くと層雲峡、そして旭川に出る。旭川は4日ほど前に通ったのだった。旭川を出てか...
8日目


知床ウトロで霧に好かれる【オシンコシンの滝・知床観光船おーろらの秘境知床岬航路・オロンコ岩登り】
網走から斜里町へ八日目の早朝、網走を出発する。網走から海沿いに東へ、知床半島に向かう。海には霧がかかっている。車を走らせて斜里町周辺まで来たが、海だけでなく陸も霧に包まれている。行く先が見えない。雲と陸の霧がつながり、まるで雲から霧が落ちてきているようだ。オシンコシンの滝に到着斜里町を抜け、海沿いを...


知床峠を通って羅臼へ【フレペの滝遊歩道・知床峠展望台・羅臼知床食堂】
知床自然センターへさて、町営駐車場を出発し、国道を北へ。知床自然センターに到着。漠然と、知床では自然や動物を見たいと思っていた。何があるのかよく分からないまま、とりあえずここのセンターに来てみたのだった。センターから遊歩道を通ってフレペの滝を見に行けるらしい。行ってみよう。センターを出ると正面に山が...
羅臼から根室へ~摩周湖から阿寒へ
9日目


北海道で一番好きな場所【朝霧の羅臼・クジラの見える丘公園・羅臼国後展望塔・羅臼町郷土資料館】
朝の羅臼市街へ早朝に目を覚ます。寒い。今は12℃。北海道に来てから、30℃から10℃まで幅広く体験した。朝霧が出ている。昨日もウトロで霧に巻かれたのだった。道東や道北は霧が出やすいのかもしれない。それにしても、やっぱり羅臼は面白い町だ。電線や屋根の上には、カラスではなくてウミネコがいる。道を歩いてい...


へんてこな形の野付半島へ【ナラワラ・ビジターセンター・トドワラ】
野付半島へ羅臼の郷土資料館を出て、海岸沿いの国道244号を南へ。次の目的地は、北海道で一番気になっていた場所だ。標津町を通り過ぎ、国道を左折して道道950に入る。野付半島に到着。ここ野付半島は、渦を巻いたような形が特徴的だ。地図で野付半島の形を初めて見た時、ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドに出てきた...


根室の納沙布岬から弟子屈へ【納沙布岬・なんだろう橋・水郷公園】
道の駅 おだいとうへ野付半島を後にし、国道244に戻った。そのまま海岸沿いを南下する。何だか疲れた。今日中に根室の納沙布岬まで行こうと思っていたが、この分だと厳しいかもしれない。しばらく行くと、林の中に道の駅 おだいとうを発見。寄って行こう。ところで、北海道に来てから、やけに平仮名の名前の道の駅が多...
10日目


北海道で見た中で一番壮大な景色【摩周湖第三展望台・硫黄山・美幌峠】
摩周湖第三展望台の駐車場へ道の駅を出発。摩周湖外縁に行くため、道道52号に入る。しばらく行くと、道は高度を上げ始める。走っていると、道の右手に摩周湖第一展望台が見えてきた。寄ろうかと思ったのだが、駐車料金が500円かかるという表示を見て、妙なケチ根性を発揮し、通り過ぎてしまった。ここには土産物屋など...


ノスタルジックな阿寒周辺の観光【アイヌコタン・民芸喫茶ポロンノのユクオハウとポッチェイモ・阿寒湖畔とボッケ】
道の駅 摩周温泉を再訪摩周湖や硫黄山、美幌峠を回って来た。この辺りは絶景が多く、満足した。ガソリンが減っていたので給油しつつ、弟子屈市街にある道の駅 摩周温泉に戻る。ここには今日の早朝にも立ち寄り、隣の水郷公園を散策していた。訪れた時はまだ時間が早く、施設が開いていなかったので、再訪したいと思ってい...
釧路から襟裳へ
11日目


雄大な釧路湿原と釧路川【釧路市湿原展望台・サルボ展望台・サルルン展望台】
十一日目の朝今日は釧路周辺を観光する。昨日の疲れが残っているので、湿原を見たら観光を早めに切り上げ、釧路市街でゆっくりしようと思う。前のページにも書いたが、釧路湿原は広大で、どこを見ればよいのかよく分からない。とりあえず、市の展望台を見に行ってみようと思う。昨日は暑かったり涼しかったりしていたのだが...
12日目


憧れのカムイエクウチカウシ山を見る【白糠大漁まつり・ビーンズ邸と開拓記念館・一本山展望タワー】
道の駅 しらぬか恋問へ昨日は釧路に一泊した。ゆっくりもう一泊したい気もするのだが、北海道一周も2/3が終わり、家に帰りたい気持ちも強くなってきた。ここから先はどんどん進むことにしよう。帯広に寄ることも考えていたのだが、とりあえず、襟裳の方向を目指すことにした。釧路市街から海岸沿いに南西へ進むことに。...


爆風の襟裳へ【黄金道路と百人浜の展望台・襟裳岬の風の館・襟裳岬の先端】
えりもの海岸沿いへ日高山脈を一望できる、一本山展望タワーを後にした。現在14:00。これから襟裳岬に行き、今日中に三石まで行こうと思っていたのだが、微妙な時間だ。観光も含めると、けっこう厳しいスケジュール。さてどうする。今日はもう疲れた、、、決めた!行ってしまおう!襟裳岬に向け、無心で車を走らせた。...
平取町から支笏湖~登別から室蘭へ
13日目


アイヌについて知るために平取町の二風谷コタンへ【二風谷アイヌ文化博物館・萱野茂 二風谷アイヌ資料館・ウトナイ湖】
十三日目の朝早朝に目を覚ました。今朝は道の駅 みついしで買い物をしたかった。店が開くまでまだ時間がある。昨日も入った、みついし昆布温泉 蔵三で、朝風呂に入ることにした。朝からやっている温泉は本当にありがたいが、運営する側は大変だろうと思う。湯気の立つ露天風呂とチェアーを往復する。その後、土産物屋で土...
14日目


ウポポイで丸木舟の操演に見とれる【支笏湖・山線鉄橋・ウポポイ 民族共生象徴空間】
十四日目の朝早朝のウトナイ湖。昨日はここに白鳥がいたのだが、もういなくなっていた。さて、これからどうしようか。今は苫小牧のあたりだ。苫小牧から海岸沿いに、室蘭の方まで向かおうと思っていた。途中、寄ってみたい場所がいくつかあるのだが、まだ時間が早い。一旦、支笏湖まで寄り道してみることにしよう。ウトナイ...


登別周辺をブラブラ【登別地獄谷・大湯沼・日和山展望台】
白老から登別へ白老の、ウポポイ 民族共生象徴空間を出た。次は登別に向かう。海沿いの国道235号を行き、登別の方へ折れる。しばらく車を走らせ、登別温泉街を通って駐車場に着いた。登別地獄谷へ有料駐車場に車を停めたが、さてどこへ行ったものか。登別は広そうだ。駐車場の奥に探勝路があるが、こちらは大湯沼という...


北海道で初めて見た夕日【登別マリンパーク二クス・絵鞆臨海公園と白鳥大橋】
登別マリンパーク二クスへ登別地獄谷から、大湯沼、倶多楽湖と回ってきた。次の目的地は、登別市街にある、登別マリンパーク二クスだ。ガイドブックで見て、ここには大きな城と水族館があるというのを知っていた。どんな場所か気になっており、寄ってみたいと思っていたのだ。敷地内には遊園地もあるようだ。受付を済ませて...
洞爺~本州
15日目


網走監獄以来の檻に入る【壮瞥公園・昭和新山・昭和新山熊牧場】
道の駅 だて歴史の杜へ十五日目の朝7:00。少し寝過ごしてしまった。朝は風が冷たい。室蘭を出発しよう。運転のおともにガラナを購入。今日は一気に函館まで行ってしまおうと思う。道は長い。昨日何度も見た白鳥大橋を渡る。ここを渡ってしまえば、いよいよ北海道一周も大詰めだ。道路はぐるっと一回りしながら、上へ登...


廃墟で感じたそこはかとない空虚さ【洞爺の火山科学館・旧桜ヶ丘団地遺構】
昭和新山から火山科学館へ昭和新山熊牧場でヒグマたちを見てきた。牧場の近くから、有珠山へのロープウェイに乗れる。乗るかどうか迷ったのだが、結局、乗らずに次へ行くことにした。ロープウェイに乗るとけっこう時間がかかりそうだ。今日は函館まで行こうと思っており、時間が微妙だった。高い所から有珠山を見てみたかっ...
16日目


函館から津軽海峡フェリーで念願の大間崎へ渡る
十六日目の朝早朝に目を覚ました。今朝は、七飯町のコインランドリーで洗濯をする予定だった。この旅で学んだことの一つは、コインランドリーは昼に混むということだった。コインランドリーは早朝や深夜にやっている所も多い。早朝の暇な時間は、コインランドリーで洗濯をするのにちょうど良いのだ。洗濯物を洗濯機に放り込...


恐山菩提寺から宇曽利山湖のほとりまで歩く
車で北海道をほぼ一周したときの記録です。このページでは、青森の恐山菩提寺を散策したときのことについて書いています。念願の恐山菩提寺北海道の函館から大間に渡り、念願の大間崎を見た。次は恐山へ向かう。恐山も、ずっと行きたいと思っていた念願の場所だった。前のページにも書いたが、3年前に恐山菩提寺の宿坊に泊...


本州を縦断して新潟に帰る
運転の味方北海道を一周し、函館から大間に渡った。その足で、本州最北端の大間崎と、恐山菩提寺を見に行ったのだった。ここからがまた長い。青森から新潟まで運転しなければならないのだ。運転距離は600km以上になるだろう。北海道一周の走行距離は3002.2kmだった。恐山から新潟まで、その1/5の距離を運転...
道具について


北海道一周に持って行った道具について・使ったものと使わなかったもの
旅のスタイルと荷物最後に備考として、旅に持って行った荷物について書いておくことに。北海道一周の際は、RVパークなどを利用する、車中泊メインで回っていた。たまにホテルに泊まったこともあった。車はバンタイプで、後部座席を前に倒せるようになっている。運転席から見て、右半分に荷物を置き、左半分を就寝スペース...