【津軽海峡フェリーで函館から大間へ・念願の大間でマグロ丼を食べる】北海道一周心の旅路

旅の記録ー北海道一周心の旅路全ページ


十六日目の朝

早朝に目を覚ました。

 

今朝は、七飯町のコインランドリーで洗濯をする予定だった。

 

この旅で学んだことの一つは、コインランドリーは昼に混むということだった。

 

コインランドリーは早朝や深夜にやっている所も多い。

早朝の暇な時間は、コインランドリーで洗濯をするのにちょうど良いのだ。

 

洗濯物を洗濯機に放り込み、コンビニで朝飯を購入。

 

今日はこれから函館に行く。

函館を一日観光するか、それともフェリーで大間に行ってしまうか、まだ迷っていた。

 

とりあえず函館のフェリー乗り場に行ってみよう。

 

大間へのフェリーは9:30出発らしい。

乗船手続きは1時間前ぐらいからだろうか。

 

もし大間までのチケットが取れたら、そのままフェリーに乗って大間へ行こう。

 



津軽海峡フェリーへ

七飯町を南へ。

 

朝日で松の影が伸びている。

昨日通ったときは夕日により、影が逆側に伸びていた。

そんなことが少し面白かった。

 

函館市街を通り、津軽海峡フェリーのターミナルに来た。

 

受付に行って、予約していないことを告げたのだが、今日のフェリーチケットが取れた。

 

大間に行ってしまおう。

北海道一周も今日で終わりにしよう。

 

 

正直なところ心残りはある。

函館で五稜郭とか、函館山とか、色々と見ておきたいところがあった。

 

だがそれ以上に、帰りたいという気持ちが強くなってしまった。

 

小樽からここまで、総走行距離は3002.2kmだった。

長かった。

 

津軽海峡フェリーに乗船

 

大間行きのフェリーは大函丸という。

函館と大間の間を、一日に何往復かしているようだ。

 

フェリーから続々と車が出てくる。

大間から乗ってきたのだろう。

 

道外ナンバーが多い。

これから北海道を旅する人たちだろうか。

仕事で来ている人もいるのだろう。

 

函館⇔大間の間のフェリーに乗る際は、新潟⇔小樽のフェリーに乗るときと、少しの違いはあるが、大まかな流れは変わらない。

 

車ごとフェリーに入り、荷物を持ってツーリストの部屋へ。

 

函館を出航

 

大間までの一時間半は、このようなスペースで過ごす。

 

デッキに出てみた。

 

たったの一時間半で着くなら、ずっとデッキに出ているのも悪くない。

 

 

 

フェリーに乗るときに通ったタラップが上がった。

いよいよ出航のようだ。

 

船が出た。

 

 

 

 

函館山を遠望

大間に着くまでの間、ずっとデッキで写真を撮って過ごすことにした。

 

 

 

どんどん岸を離れていく。

 

これが函館山だろう。

登ってみたかったが、まあいずれまた来よう。

 

函館山のふもとの辺りは、工業地帯になっているようだ。

 

函館山のてっぺん。

ロープウェイが見える。

 

 

 

 

 

奥にはうっすらと、目指す大間崎が見えている。

 

野生のイルカを発見

 

 

 

函館からどんどん遠ざかっていく。

 

 

海面に目を凝らしていると、野生のイルカを発見した。

 

 

 

 

北海道との別れ

 

大間が近づいてきた。

 

 

白黒の大間崎灯台が見えた。

大間まですぐそこだ。

 

船内アナウンスがあり、車に乗り込む。

 

 

待っている間に荷物の整理を。

 

地球の歩き方 北海道に付いてきた別冊マップ。

この旅で、何度開いたか分からないぐらい世話になった。

折り目が付いて所々擦り切れている。

 

毎日寝る前に、この地図を開いて、次の日のルートを確認するのが日課になっていた。

 

ひとまず、この地図の役割は終わりだ。

次に北海道に来ることがあれば、また世話になるだろう。

 

フェリーのタラップが開き始めた。

 

これにて北海道の旅は終わりだ。

 

大間崎への思い入れ

久しぶりの本州だ。

 

何はともあれ、まずは本州最北端の大間崎へ向かう。

 

大間崎にはかなりの思い入れがあった。

 

今から3年前、地元の新潟から、車で大間を目指したことがあった。

 

一番の目的は恐山の宿坊に宿泊することであり、それは達成したのだが、大間に行くことはできなかった。

 

当時、ちょうど台風が青森を直撃し、恐山から大間までの道が冠水して通れなかったのだ。

恐山の境内も散策することができなかった。

 

そのときは時間がなく、延泊できなかったので、大間崎と恐山に心残りを感じながらも、新潟に帰るしかなかった。

 

今回の北海道一周の計画を立てた時、必ず大間崎と恐山に寄ってから帰ろうと思っていた。

今日、ようやく念願がかなう。

 

大間に降り立ち、北海道を一周したという感慨はあった。

だがそれ以上に、3年前に来られなかった場所に、ようやく来ることができたという気持ちが大きかった。

 

大間崎を散策

 

フェリーターミナルから大間崎へ。

 

北海道の道を見慣れていたからか、ここの道はかなり狭く感じた。

北海道も、狭い所は狭いのだけれど。

 

広めの駐車場に車を停め、大間崎へと歩いて行く。

 

 

ここが本州最北端の海。

 

最北端という言葉から、天気はどんよりしていて、海は暗く深く、そんな場所だと勝手に想像していた。

 

海は思っていたより浅いし、明るい雰囲気の場所だった。

 

遠くの弁天島に、フェリーからも見えた大間崎灯台が見える。

 

 

3年越しの到着。

 

 

とても感慨深い。

 

 

 

 

念願のマグロ丼

 

大間崎近くには、土産屋がいくつかある。

ご飯のおとものマグロ製品や、キーホルダー、大間崎のカップなどを買った。

 

さて、大間と言えばマグロだ。

大間に行きそびれたときから、大間でマグロを食べるのも夢になっていた。

 

料理屋の一軒に入り、マグロ丼を注文。

 

 

積年の(といっても三年だが)夢がかなった。

タイトルとURLをコピーしました