【一日目の終わり】車で北海道一周の旅・その6
車で北海道をほぼ一周したときの記録です。
このページでは、一日目を終えての回想などを書いています。
札幌を通過
小樽市街を見終え、札幌に向かう。
札幌までの道は、幅広でスケールが大きく、アップダウンがあった。
海の向こうに巨大な風力発電機が並ぶのが見える。
北海道は何もかもスケールが違う。
時刻は14:00過ぎ。
札幌へ向かう車が多い。
今日はこれから、有名な時計台やテレビ塔を見に行こうと思っている。
時計台は、北海道大学の前身である札幌農学校に付属していたものだ。
札幌農学校には、有名な思想家の内村鑑三らが通っていた。
内村鑑三の著書、「代表的日本人」「後世への最大遺物」「余は如何にして基督信徒となりし乎」を読んだことがある。
とても純粋で強い意志を持った人物だという印象を持ち、内村鑑三にゆかりのある時計台を訪れてみたいと思っていたのだ。
北海道の道は幅も広く、二車線が続き、信号が少ない。
都市から都市の移動もあっという間だ。
スピードを出す車が多い。
流れに付いていくのは問題ないのだが、普段とは勝手が違う。
北海道の道に慣れるには、まだ時間がかかりそうだ。
札幌に到着。
幅広い道々は直角に交わり、主要道だけでなく枝道も片側二車線になっている。
どこを走っているのかよく分からないまま、車の流れについていく。
都市部なのに、周りの車は結構スピードを出している。
いつまで経ってもこのスピード感に慣れない。
路上停車している車や他車との間を縫って進む。
ゆっくり街並みを観察することができない。
何となく、このまま札幌を抜けてしまおうかと思った。
小樽で人に疲れ、今は車に疲れている。
次の目的地は夕張だ。
国道274号を東に進み、札幌を抜けた。
道の駅マオイの丘公園で夕食
都市部を抜けると、車も信号も少なくなって運転しやすい。
周りは田畑に囲まれている。
しばらく車を走らせ、道の駅マオイの丘公園に着いた。
今日はここまでにしよう。
来る途中にセイコーマートがあった。
北海道に行ったブログなどを見ていると、セイコーマートの記述が出てくることが多い。
夕食を買いにセイコーマートへ行ってみた。
今日はほとんど何も食べていなかった。
道の駅の屋台でたこやきが売っており、ついそれも買ってしまった。
材料は全て国産で、北海道産の大きいタコが入っているそうだ。
色々と買ってみて後悔した。
とても食べきれない、、、
残りは翌朝食べることに。
夕食後、小説を読んだり日記を書いたり、明日の計画を立てたりして過ごす。
フェリーで読んでいた霧越邸殺人事件はすでに読み終わり、乱鴉の島を読み始めた。
Jackeryのポータブル電源
仮眠をとる前、Jackeryのポータブル電源にカメラとスマホをつなぐ。
大容量で、毎日スマホとカメラを充電しても、一週間以上はもってくれた。
就寝前の充電が日課になった。
さらに観光地を散策する前、ダッシュボードにJackeryのソーラーパネルを広げておくのも日課になっていた。
ソーラーパネルとポータブル電源をつないでおけば、ポータブル電源を充電することができる。
私が使っていたモデルは68Wのものだが、Amazonでは在庫切れになっていた。
正直なところ、ソーラーパネルの充電効率はあまり期待していなかったのだが、悪くない数値が出る。
ある日の曇天時、充電器にソーラーパネルをつなぐと、7Wの入力があった。
対して、充電器にカメラとスマホをつなぐと約6Wの出力になる。
晴天ならもっと数字が良くなるだろう。
パネルをダッシュボードに置くのではなく、外に出しておけば、さらに効率が良くなるはずだ。
この充電器とソーラーパネルは、旅の間に大活躍してくれた。
今日の述懐
就寝前に一日を振り返る。
初めての北海道、久しぶりの長期旅行、慣れないことばかりだ。
一日に予定を詰め込みすぎて、疲れ果ててしまった。
余裕をもって観光したいが、家のことで懸念があり、あまり長く北海道にいることもできないのだ。
今日のように、あらかじめ行きたい場所に見当を付けておき、実際に現地付近を通ってから寄る寄らないを決めることにしよう。
自由な旅をしてみると、自分の趣味嗜好が良くわかる。
私は人の多い所が好きではなく、自然や動物の写真を撮ったりするのが好きなようだ。
今日一日で、なんとなくこの旅の方向性が決まってきた。
人が多い場所は早めに通り過ぎてしまい、人の少なさそうな、道北や道東を中心に回ることにしよう。
今日の行程と明日の予定
今日の行程を振り返ってみる。
島武意海岸から神威岬へ行き、余市、小樽と戻ってきた。
小樽を観光してから札幌へ、そして道の駅マオイの丘公園に到着した。
明日は夕張市に向かい、その後富良野の方へ向かおうと思う。
ラベンダー畑が有名だが、まだ時期が早いかもしれない。
有名な青い池も見に行きたい。