外付けSSDが「デバイスで重大なハードウェアエラーが発生したため、要求が失敗しました」で動かない場合の対処法

2024年2月12日

新しくSSDを購入

Windows10のパソコンで2TBの外付けSSDを使用した際、読み込みが遅くなったり、デバイスが認識されなくなった。

PCの設定を変更し、とりあえず問題なく使えるようになったので、備忘録を残す。

 

なお、ページ内で特定のSSDの名前を挙げているが、SSD自体に原因があったわけではないと思う。

 

手元に保存しておきたい動画や画像が多くなり、容量の多い外付けSSDを購入することに。

AmazonでI-O DATAのポータブルSSDの2TBを購入した。

 







SSDが不調になる

購入当初は問題なく使えていたのだが、1~2か月後、徐々に外付けSSD内のファイルの読み込みが遅くなってきた。

なお、同時期にほかの外付けSSDの読み込みも同じように遅くなったため、I-O DATAのSSDが不良品だったということではないと思う。

 




症状

PCを立ち上げたり、外部SSDを取り付けてすぐの時は問題なく動くのだが、ファイルを開いたりして少し時間がたつと、読み込みが遅くなる。

 

下の画像のように、ファイルがフリーズすることがしばしば。

 

しまいには、「デバイスで重大なハードウェアエラーが発生したため、要求が失敗しました」というメッセージウィンドウが出てしまい、全く機能しなくなってしまう。

または、デバイスが認識されなくなってしまうこともあった。

 




改善に向けて試行錯誤

当初はSSD自体の問題かと思い、PCからSSDのファイルを右クリックし、

「プロパティ」→「ツール」タブ→「エラーチェック」

などと試してみたのだが、エラーは発見されない。

 

USBケーブルを挿すポートを変えてみたり、SSDデバイスとケーブルとの接続が緩くなっていないか確認したが、特に問題ない。

 

色々と調べてみると、SSDを使っているとプチフリという現象が発生することがあるらしい。

他サイト様を参考に、電源の設定をいじってみたりした。

 

それでも状況は改善しなかった。

 




解決策

色々と設定をいじるうち、ようやく解決策らしきものが見つかった。

 

USB機器を取り外すとき、「ハードウェアの安全な取り外し」を行ってから取り外すのは、よく知られていると思う。

 

ところが、今まで知らなかったのだが、最近のパソコンではこれを行わなくてもそのままUSBを取り外すことができる「クイック取り外し」という設定がある。

このクイック取り外しを行わない、「高パフォーマンス」という設定にすることで、外部メモリの動作が安定した。

 




クイック取り外しについて

以下は素人の大まかなイメージと推測である。

従来のPC本体外部メモリとの接続では、PC内に外部メモリのキャッシュ(外部メモリ内のファイルについての情報が保存されたデータ)を格納しておき、外部メモリのデータを高速に読み込めるようにしていたのではないか。

 

キャッシュを利用すると、データのやり取りが高速化される反面、頻繁にPC外部メモリ間でのやり取りが行われる。

自由に外部メモリを取り外してしまうと、そのタイミングでキャッシュデータがやり取りされていた場合、内部のファイルが破損する危険性がある。

そのため、取り外しの際は「安全な取り外し」を行い、デバイス間同士のデータを完全に遮断する必要があったのではないだろうか。

 

それが、昨今のSSDの普及とマシン性能の向上により、高速に外部メモリにアクセスできるようになったため、キャッシュを利用する必要がなくなってきたのではないかと思う。

キャッシュを利用しないことで、PC外部メモリのデータのやり取りを減らし、外部デバイスを任意のタイミングで取り外せるようにするのが「クイック取り外し」なのではないか。

 

最近のパソコンは性能が良く、「クイック取り外し」の設定にしていても、何ら問題はないのだろう。

ところが私のパソコンは、10年以上も前から使っている(時がたつのは早いものだと思う)かなりの古株である。

ハードディスクをHDDからSSDに換装したりしたのだが、それでもどこかのスペックが、現在の高性能なSSDに対応できなくなっているのかもしれない。

負荷がかかりすぎてしまい、フリーズしたり読み込めなくなったりしたのではないだろうか。

 




「クイック取り外し」を「高パフォーマンス」に切り替える

では肝心の設定方法について。

 

デスクトップの左下に検索窓があれば、ここに「デバイスマネージャー」と打ち込もう。

もし検索窓がない場合は、キーボードで「ウィンドウズキー」を押しながら、「s」を押す。

 

出てきた「デバイスマネージャー」を選択。

 

「ディスクドライブ」を開く。

 

該当する外部SSDについて、右クリックして「プロパティ」を選択。

 

「ポリシー」を選択。

 

私の場合、「クイック取り外し」が既定の設定になっている。

 

「高パフォーマンス」を選択し、さらに下の「デバイスの書き込みキャッシュを有効にする」にチェックを入れる。

 

これでデバイスの挙動が安定した。

 




再度の解決策

万事解決と思っていたのだが、しばらくすると、また外付けSSDの挙動が不安定になってきた。

 

デバイスの挙動が良くなった後、SSDからのUSBケーブルを、パソコンの今まで使っていたコネクターとは違うコネクターに差し替えていた。

それからSSDの挙動がおかしくなった気がする。

 

現在最新のUSBの規格は、USB3.2である。

USB3.2の少し前となるUSB3.0のさらに前は、USB2.0という規格だった。

USB2.0とUSB3.0では、性能に大きな差がある。

 

古いパソコンでは、3.0と2.0の差込口が混在していたり、2.0にしか対応していないこともある。

私のパソコンは、2つあるUSBコネクターのうち、奥のコネクターが2.0の規格で、手前のコネクターのみ3.0に対応しているようなのである。

コネクターを再度差し替えたところ、快適にSSDにアクセスできるようになった。


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Posted by 無郷庵