【鮎をピックル液に漬けて陰干し】鮎の燻製を作ろう②

2019年9月21日キャンプやアウトドア,料理,覚え書き,全ページ

燻製についての説明】鮎の燻製を作ろう①のページの続きです。

ピックル液を作成して鮎を漬け、塩抜きして干すところまで書いています。

 

ソミュール液とピックル液

 

鮎を燻製にするため、鮎を塩水に漬けて乾燥させていきます。

 

燻製についての説明】鮎の燻製を作ろう①のページで紹介した通り、魚や肉類は、

①濃度の高い塩水に漬ける

②流水で塩抜きする

③よく乾燥させる

④煙でいぶす

という手順で作ります。

 

塩水に漬けることで、食材に味が付くと同時に保存性が増します

 

燻製で使う塩水をソミュール液と呼び、ソミュール液にスパイスなどを入れたものをピックル液と呼びます。

今回は、ピックル液を使って鮎を燻製にしようと思います。

 







ピックル液の材料

 

ピックル液を作るのに、今回使用した材料は以下の通りです。

・水1000ml

・塩100g

・ウィスキー50ml

・マジックソルト20g

・三温糖20g

 




水と塩について

 

大事なのはで、今回の分量だと、

(塩100g)÷(塩+水1100g)~ 0.09 = 9%

ということで、約9%の塩水になります。

 

食塩水はとりあえず、水の量に対し、塩の量を1/10にして作ってみると良いでしょう。

 




スパイス類について

 

香りを良くするためにウィスキーマジックソルトを入れていますが、これらはなくても大丈夫です。

マジックソルトは、塩にスパイスが混ざったものです。

 

マジックソルトでなくとも、パセリやバジル、ペッパー類などのスパイスがあれば、それを適当に入れておきます。

もし何も無ければ、スパイスは入れなくても良いでしょう。

 

三温糖は、燻製づくりのレシピを調べてみると、どのレシピでも入れていました。

何故入れる必要があるのかは分からず、白砂糖で代用するか、無くても良いかもしれません。

 




ピックル液の作り方

 

材料を手鍋に入れ、火にかけます。

緑色の物は、マジックソルトに入っていたスパイスです。

 

沸騰する直前にスパイス類を取り出します。

 

しばらく沸騰させてアルコールを飛ばしましょう。

 

少し沸騰させたら、冷ましておきましょう。

 




鮎の下処理

 

内臓を出した鮎をボウルに入れ、つまようじを2つ折りにして腹に入れておきます。

 

つまようじを入れるのは、ピックル液を全体に行き渡らせやすくし、また、乾燥させるときに腹の中までよく乾燥させるためです。

燻製にするときも、中まで煙が通りやすくなります。

 




鮎をピックル液に漬ける

 

鮎の入ったボウルに、冷ましたピックル液を濾しながら入れます。

 

鮎が浮いて全体が漬からないので、上からラップをかけ、全体を液に漬けると良いです。

 

このまま冷蔵庫の中に入れ、半日ほど漬けました。

 




塩抜き

 

半日後、冷蔵庫から取り出してピックル液を捨てました。

 

このままでは塩辛くて食べられないので、水に漬けて塩を抜き、味を丁度良い塩梅に仕上げます。

 

ただ水に漬けるのではなく、ボウルに水を少しずつ流し入れ、水の塩分濃度を薄めながら塩抜きします。

または、途中で水を入れ替えながら塩抜きしていきます。

 

この状態で2時間塩抜きをしました。

 




陰干し

 

塩抜きが終わったら日陰で干します。

干し網に入れて干そうと思ったのですが、この日はあいにくの雨だったので、冷蔵庫で干すことに。

 

鮎の水分をクッキングペーパーでふき取り、クッキングペーパーを敷いたボウルに入れて冷蔵庫へ。

途中、様子を見ながらクッキングペーパーを取り替えつつ、一晩寝かせます。

 

次の日に取り出してみると、表皮はしっかり乾燥しているものの、身の中までは乾燥しきっておらず、まだ身に弾力があります。

食べるのに丁度よい感じです。

 

次回は、いよいよバーベキューコンロを使って燻製にしていきます。

 




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Posted by 無郷庵