摩周湖第三展望台の駐車場へ
道の駅を出発。
摩周湖外縁に行くため、道道52号に入る。
しばらく行くと、道は高度を上げ始める。
走っていると、道の右手に摩周湖第一展望台が見えてきた。
寄ろうかと思ったのだが、駐車料金が500円かかるという表示を見て、妙なケチ根性を発揮し、通り過ぎてしまった。
ここには土産物屋などもあるのだが、まだ開館時間ではなかったということも、立ち寄らなかった理由だった。
そのまま道なりに行き、第三展望台を見つけた。
第三展望台の駐車場は道路のすぐ脇にある。
駐車場から麓の方、摩周湖から反対の方向が見える。
雲海が覆っている。
左の展望台へ
駐車場から階段を登り、展望台を目指す。
階段を登りきると分岐があった。
まずは左へ行ってみよう。
湖が見えてきた。
摩周湖の眺め
すごい絶景。
レンズに収まりきらない。
広角レンズを持って来るのだったか。
摩周湖ブルー。
湖面は雲を反射している。
この島はカムイシュ島というらしい。
この摩周湖は、北海道一周で見た中で、一番の絶景だった。
右の展望台へ
道を戻り、分岐の右を目指す。
ここが分岐で、右手の道が駐車場へと降りる階段だ。
道を真っすぐ進む。
もう一つ展望台があった。
ここからは、先ほどとはまた違った摩周湖の姿を見ることができる。
来た道の方。
奥に最初の展望台が見える。
こちらは摩周湖と反対側の、駐車場の方向。
相変わらず分厚い雲がかかっている。
硫黄山の駐車場へ
摩周湖第三展望台を見終わり、次は屈斜路湖の方へと向かう。
第三展望台から西へ。
道道52号から国道391号に出て、すぐにまた道道52号に入る。
国道から道道に折れたとき、急に硫黄の臭いがし始めた。
少し行くと、「硫黄山」と書かれた標識が。
登山道の入り口でもあるのかと思い、そのまま通り過ぎる。
先へ行くと道の両脇が開け、大きな山々が見えてきた。
路肩に駐車場があったので、車を停めて写真を撮る。
正面の山が、先ほど通り過ぎた硫黄山だろうか。
周辺では、北海道で今までに見たことのなかったような植生が見られる。
この花はイソツツジだそうだ。
イソツツジといえば、オロロンラインの遠別町にある金浦原生花園でも見ていた。
後で調べたところ、硫黄山周辺は酸性土壌になっており、このイソツツジと数種類の植物しか生育できないらしい。
何となく、先ほどの「硫黄山」と書かれた場所が気になり、戻ってみることにした。
あの山の麓だけでも見てみたい。
硫黄山の散策
硫黄山の看板に引き返した。
道の先を行くと、有料の駐車場が。
お金を払って券を受け取る
何とこの券は、先程通り過ぎた摩周湖第一展望台との共通券になっているらしい。
そうなると、やっぱり見に行ってみようという貧乏人根性が頭をもたげてくる。
硫黄山を見物し終えたら、また摩周湖の方に戻ってみるか、、、
さて、どうやらここは、登山道ではなく観光地になっているようだ。
正面の山からモクモクと煙が出ている。
そして強い硫黄の臭い。
Wikipediaによれば、ここ硫黄山は昔、鉱山として開発されていたそうだ。
この遺構は、鉱業が盛んだったころに使われていた設備の名残だろう。
荒涼とした風景。
地面が黄色い。
硫黄の色だろう。
この景色を見ていると、青森の恐山が思い出される。
硫黄と噴気孔
黄色い噴気孔から、蒸気が噴き出し続けている。
すごい眺めだ。
来てみてわかったが、硫黄山は、この噴気孔などを眺める観光地になっているようだ。
登山ができる山として開放されているわけではないらしい。
硫黄山は、北海道一周の中で一番感動した場所だった。
ここでは地球の息吹を感じ取れる。
これまでに、羅臼や摩周湖でも「一番」という言葉を使ってきた。
「一番」を連発しているが、それぞれ一番の理由が違うのだ。
摩周湖が静の絶景なら、ここ硫黄山は動の絶景だ。
ボコボコと湯が沸き出ている。
ゴーという音とともに、熱湯のしぶきが噴き出す。
すごい眺めだった。
思いがけず素晴らしい場所に出会えた。
帰りに、駐車場隣接の土産物屋に立ち寄った。
摩周湖第一展望台へ
さて、ここからは話の順番が前後する。
次のページに書くが、硫黄山を見物した後、私は屈斜路湖の方に向かった。
そして美唄峠から屈斜路湖を眺めた後、弟子屈市街に戻ってきて、再度、摩周湖の第一展望台に行ってみることにしたのだ。
前に書いた通り、摩周湖第一展望台には一度立ち寄ったのだが、駐車料金が500円かかると聞いて通り過ぎることにしたのだった。
ところが、その後に寄った硫黄山のチケットが、摩周湖第一展望台の共通券になっていると知り、やっぱり第一展望台も見て行こうと思ったのだ。
ここから先の話は、屈斜路湖を飛ばし、摩周湖第一展望台に寄った時の話である。
第一展望台と周辺設備の様子を少しだけ書いておくことにする。
さて、弟子屈市街から車を走らせ、摩周湖第一展望台に戻って来た。
第一展望台からの眺めは載せないでおこう。
第三展望台に負けず劣らずの大絶景だった。
摩周湖の、また別の一面を見ることができ、やっぱり来てよかったと思う。
ここの展望台の特徴は、テラスに座って摩周湖を眺められることだ。
館内で買える摩周湖ブルーソフトと一緒に、摩周湖の絶景を楽しむのがおすすめだ。
コーヒーは、珍しい大豆のコーヒー。
普通のコーヒーもある模様。
第一展望台は、土産屋も充実している。
摩周湖関係の土産物を求めるなら、ここを訪れるべきだろう。
アイヌ玉という綺麗なガラス玉のキーホルダーも売っている。