タメル二日目の朝
タメル二日目の朝、良い目覚めだ。
昨日は、朝に国境のビルガンジを出発し、カトマンズのタメルに到着。
ホテルプレジャーホームにチェックインしたのだった。
この後の、タメルでの予定は完全に未定だった。
一応、近くの観光地をいくつか見に行こうと思っているのだが、タメルにどのくらい滞在するのかも決めていない。
今は8:00ごろ。
そういえば、インドとネパールは15分の時差があるので、腕時計を15分進めておかなければ。
とりあえず朝の散歩に出てみるか。
ホテルのキー。
私は外出の時、ホテルのキーを持って出ている。
キーはフロントで預かってもらえるのかもしれないが、セキュリティーのため持ち歩くことにしていた。
これはコルカタのゲストハウスのキーだが、このようにセキュリティーポーチの紐に、カラビナでくっつけて保管していた。
セキュリティーポーチは、ちょっとした外出の時も常に肩からかけていたので、これならキーを無くす心配はない。
朝のタメル歩き
ここはホテルの前の通りだ。
まだ朝が早いので、多くの店にはシャッターが下りていた。
朝早くからやっているのは、中華料理店とマネーエクスチェンジ(両替屋)だ。
そういえば、そこそこのインドルピーを持っているので、これをネパールルピーに変えておきたかった。
タメルでも変えられるのだろうか。
両替屋の前には、各通貨を交換するときの相場が表示されている。
ところがインドルピーに関しては、国外持ち出し禁止だからなのか、タメルの両替屋の看板を見ても、相場が書いていなかった。
インドルピーはタメルで両替できないのだろうか。
前日、バイクタクシーに500インドルピー札を渡した時、彼は両替屋でお金を崩し、私にお釣りを渡してきた。
大っぴらに表示していないだけで、両替屋はインドルピーを扱っていそうな気がする。
後で両替屋で聞いてみよう。
ぐるぐると歩き回ってみるが、昨日探した日本料理店は、やっぱり見つからなかった。
google mapには乗っているのだが、もしかすると、もうやっていないのかもしれなかった。
歩いていると、「ジャパン トウキョウ オオサカ」と声をかけられる。
これはもうブッダガヤで聞き飽きた。
これを言ってくる人は、日本語をしゃべれるわけではなく、こちらの足を止めさせるための呼びかけみたいなものなのだ。
他にも、「ブラブラ?」と声をかけられた。
そんな日本語を知っているのか。
「散歩をしているのか?」と聞きたいのだろう。
街中や観光地で声をかけてくる人は、「ブラブラ」というのを知っている人が多かった。
後は、「ハッパ」「チョコ」と声をかけてくる人もいる。
ここではそういう物も手に入るのか。
こちとら善良な旅人であり、そういう物とは無縁だ。
2024年の7月に訪れたタイのカオサン通りが、緑の葉っぱマークだらけになっていたことを思い出す。
タイでは大麻の使用が合法になっていたのだが、最近また規制されたようだ。
今はカオサンはどうなっているだろう。
街中のストゥーパと朝食
タメルを歩いていると、いきなりこういう物と出くわす。
小さめのストゥーパ(仏塔)だ。
周りを、丸い銅色のマニ車が取り囲んでいる。
マニ車を時計回りに一回回すと、一回お経を読んだ分の功徳が得られるらしい。
昔何かで読んだのだが、マニ車は、字を読めない人が功徳を得るための物なのだそうだ。
一旦、ホテルの方に戻るとしよう。
ホテルに戻って軽く朝食を取る。
昨日、がめついオヤジから買ったリンゴだ。
ナイフなどを持っていないので、水道で洗って皮ごと齧りついた。
甘くて果汁が多く、美味いリンゴだった。
他に、バナナやブドウをつまんでおく。
前のページにも書いたが、バナナはまだ青臭く、ブドウは甘くて美味かった。
朝食を取り、また外出する。
今度はSIMカードを手に入れに行こう。
タメルでSIMカードを入手
ホテルの近くにSIMの店があるのを、google mapで調べていた。
店に行ってみると、今日は空いている。
昨日来たときは団体客で混んでいたのだ。
スマホとパスポートを渡し、SIMの設定をしてもらう。
コルカタで設定してもらったアキラさんのSIMともお別れだ。
店の人は日本語を話せるようだった。
ちょうどこれから、東京の飲食店の面接を受けるところらしい。
なんでもフィアンセが東京に住んでいるそうだ。
幸せになってくれ。
面接を頑張ってと伝え、店を出た。
SIMが手に入り、やっておきたかったことは大体完了。
これで観光と食事に専念できる。
SIMはNcellのものだった。
パッケージに電話番号が書いてある。
プランは28日のものしかなく、データ容量によって料金が変わる。
私の場合は、ホテルでWifiが使えるため、それほど容量は必要ないかと思いつつ、一応20GBにしておいた。
20GBというと多い気もするが、これでも下から二番目のプランだ。
一番安いもので8GB(たしか)、次が20GBだった。
SIMの店を出て、また少しだけタメルを歩く。
狭い小路を歩いていると、行き止まりになっていたりする。
門の中にはまたストゥーパが。
至る所にストゥーパがある。
またホテルに戻り、次は有名なダルバール広場に行ってみることに。