美瑛町へ
フラワーランドかみふらのを出て、さらに北にある美瑛町へ向かう。
次の目的地は、どのガイドブックにも載っている有名観光地、青い池だ。
北海道一周の計画を立てた時、必ず訪れたいと思っていた。
美瑛町に到着。
ここ美瑛町は、ヨーロッパの町(行ったことはないけれど)を歩いているような感じだ。
家々のデザインや大きさが、ある程度統一されており、均整がとれている。
道の駅びえい「白金ビルケ」
美瑛から県道966に入り、青い池を目指す。
最初は田畑で開けた中を走っていたのだが、途中から両側を白樺林に囲まれる。
白樺林は緑と白のコントラストが美しい。
距離的に、かなり時間がかかりそうだと思っていたのだが、思ったよりも早く青い池周辺に着いた。
真っすぐな一本道で、信号がなかったからか。
道の駅びえい「白金ビルケ」に到着。
ここで青い池グッズを購入した。
県道沿いの歩道を少し歩いてみる。
白樺に囲まれ、とても雰囲気が良い。
青い池に到着
さて、道の駅から少し車を走らせ、青い池に到着した。
勝手に抱いていたイメージでは、青い池はこじんまりとしており、舗装されていないような小さい駐車場から、森の中を歩いて見に行くような感じだと思っていた。
意に反し、駐車場は大きいし、駐車料金がかかる。
観光客の車や、観光バスも多く停まっていた。
施設も充実しており、完全に観光地化されている。
青い池は、池という割には結構広い。
池半分の周りに遊歩道が付いており、池をそばから見物することができる。
駐車場から少し歩くと遊歩道に着く。
青い池を見物
青い池は、確かに青かった。
池の水が青いのは、水を引き込んでいる美瑛川の水が青いからだ。
ここは外国人観光客が多かった。
海外のガイドブックにも載っているのだろう。
元々林があった場所に水を引き込んだため、木が立ち枯れしてしまったのだろう。
見学を終え、青い池を後にした。
白金温泉に到着
県道966をさらに奥へ、白金温泉へと向かう。
白金温泉には宿泊施設が立ち並ぶ。
日帰り温泉をやっているところも多いようだ。
今日は夕張の石炭博物館から始まり、日高、富良野、美瑛と観光を続けてきた。
日中は30℃と暑かったこともあり、すっかりくたびれてしまった。
今日の観光はここが最後だ。
白ひげの滝を見終わった帰りに、温泉に入っていくことにしよう。
観光案内所に車を停め、白ひげの滝まで歩いていこう。
白ひげの滝を見物
奥に見える白い橋から、白ひげの滝を望むことができる。
白ひげの滝ができた由来などが書かれている。
この滝には、数十万年もの歴史があるのだそう。
橋から白ひげの滝を望む。
なるほどこれは見ものだ。
上の岩盤部分から、幾筋もの滝が流れている。
滝の水は白いのだが、下の美瑛川は青っぽく見える。
そのコントラストがまた美しい。
流れ落ちる水の中にも、青く見える成分が含まれているのだろうか。
シャッタースピードを遅くしてみる。
青い美瑛川
美瑛川の水は青白く見える。
この水を引き込むので、青い池はあのような色になっていたのだ。
白金温泉の森の雫 RINで日帰り入浴
白ひげの滝を見終え、観光案内所の駐車場に戻ってきた。
案内所の近くにある宿泊施設、森の雫 RINの日帰り温泉に入りに行く。
待望の温泉だ。
風呂に入りたくて仕方なかった。
白金温泉は黄白色の濁り湯だった。
湯の底が見えないので、段差には要注意だ。
内湯と露天風呂に、入っては出てを何度も繰り返す。
ぬるめの浴槽もあり、いつまでも入っていられる。
これから今日の宿泊場所を探さなければいけないのだが、ここから出たくない。
風呂から上がり、建物から出ると、外は大雨が降っていた。
さっきまでは曇っていたのだが、急な天気の変わりようだ。
車まで走り、購入したアンバサを飲む。
疲れた後の風呂、そして風呂の後の冷たい飲み物、最高の組み合わせだ。
さあ、今日泊まる場所を探さなければ。
美瑛に戻る道中でエゾシカと遭遇
白金温泉を出て、美瑛に戻る。
大雨の中のシラカバ林を行く。
と、道の左側の茂みから、急にシカが飛び出してきた!!
雨だったのでスピードを落としており、かなり手前で気がついたので、ぶつからずに済んだ。
飛び出したシカは、右手の茂みに消えていった。
左側の茂みにはもう一頭、小さめのシカが待機していた。
ニュースなどで、北海道では野生動物と車との衝突事故があると聞いていた。
飛び出したシカの大きさを見ると、ぶつかったら車の方もただでは済まないだろうと思う。
野生のシカは、これから何頭も見ることになる。
シラカバの林を抜けると、道の両側は田んぼと畑になり、急に視界が開ける。
と、同時に雨の勢いが弱くなり、やがて止んだ。
道を進んでいくと、舗装が全く濡れていない。
雨が降っていたのは大雪山の麓周辺だけだったらしい。
青い池から美瑛まではあっという間だった。
今日中に、このまま旭川まで行ってしまおうか。
旭川で初めての洗濯
美瑛から旭川までも、それほど時間はかからなかった。
道の駅の場所が分からず、道を行ったり来たりしてしまった。
道の駅にはたくさんの車が停まっていた。
もう遅い時刻だ。
道の駅の施設はとっくに閉まっている。
今日はまだやらなければいけないことがある。
フェリーに乗って三日目。
暑くて何度か着替えをしているので、洗濯物がたまっている。
コインランドリーで洗濯をしなければ。
コインランドリーを使うのは人生初めての経験だった。
最初はとまどったが、実際に使ってみると簡単なものだ。
自分の洗濯物の量にあった洗濯機を選び、コースを選択し、お金を入れる。
これだけで、洗濯から乾燥まで全てやってくれる。
一人分の洗濯物なら、一番小さい洗濯機で十分だろう。
乾燥後、まだ湿っていたら、併設されている乾燥機に洗濯物を放り込み、再乾燥させれば良い。
全て終わるまで40~50分かかる。
洗濯が終わるまで、今日一日を回想して過ごす。
今日の回想
今日たどった道のりは、以下の通りだ。
道の駅マオイの丘公園からスタートし、夕張、日高、占冠、富良野、美瑛、そして旭川まできた。
今日はかなりの距離を移動し、たくさん観光地を回った。
もっとゆるやかに観光したいものだが、都合により時間が限られている。
事前に考えていた予定に対し、今日は結構な距離を進むことができた。
明日以降は、もっと余裕をもって観光できるだろう。
札幌に劣らず、旭川も車が多い。
道の駅を探すのに疲れ、コインランドリーを探すのにも疲れた。
まだ北海道の運転に慣れない。
富良野も車が多かった。
観光地がたくさんあるはずなのだが、ほとんど素通りになってしまった。
もっとのんびりとした、車も人もいないところに行きたい。
漫画版の三国志で、諸葛亮孔明も言っていた。
曰く、「人あるところに人なく、人なき所に人あり」と
夕食と就寝
旭川の道の駅は人が多いので、少し足を伸ばし、道の駅とうまで今日の行動を終えることに。
まだ夕食を食べていなかったので、道の駅に来る途中、またセコマで夕食を買っていた。
夕食のおともにリボンナポリン。
初めて見たので、気になって買ってみたのだが、マイルドな三ツ矢サイダーといった感じの炭酸飲料だ。
夕食後、疲れもあって、すぐに眠りに落ちた。