マハーボディ寺院内を散策
正面に見えている大きな建物が、大菩提寺である。
この麓に、お釈迦様が悟りを開いた菩提樹がある。
まずは外周に沿って右回り(時計回り)に歩いて行く。
大菩提寺の菩提樹へ
外周の高い足場から、階段で下に降りる。
靴を脱ぐ場所があるので、そこで靴を脱いで菩提寺のすぐそばを回っていく。
これが、シッダールタが悟りを開いた菩提樹(ピッパラ樹・ゴータマブッダの菩提樹)だ。
たくさんの人が参拝していた。
ガイドのAさんによれば、この菩提樹は四代目らしい。
ここがシッダールタが悟りを開いた地だ。
ここから仏教が始まったと言っても過言ではないだろう。
ここに来られたことが非常に感慨深い。
この旅もまだ道半ばだが、ここに来るための旅だったという気がしている。
仕切りの中には金剛座がある。
通りがかりの人たちが、顔を近づけてお祈りしていた。
菩提寺の周りを回る
菩提樹を見て、菩提寺の他の場所も見学する。
狭い通路を通り抜けたところに池があった。
ここにはもともと、蓮がたくさんあったらしい。
水質悪化のため、池の掃除をしたところ、蓮が無くなってしまったそうだ。
アショーカ王の柱
ガイドによれば、これはアショーカ王の柱だそうだ。
Wikipediaによると、アショーカ王は、お釈迦様の入滅から約100年後(今から2300年前)ぐらいに在位していた人物らしい。
インドを統一した王であり、バラモン教が主流だった当時、仏教を保護したことでも有名である。
インドの各地に石柱や碑文を残している。
そのうちの一つが、マハーボディ寺院に残っているのだ。
ガイドに記念写真を撮ってもらっていた時、深紅の僧衣を着た人が通りがかり、私の方を見て何かのジェスチャーをしていた。
どうやら、私に向かってにっこり笑えと伝えたかったようだ。
そんなに仏頂面をしていただろうか。
この後、ガイドをどうやってまこうか考えていたので、それが顔に出ていたのかもしれない。
まだまだ修行が足りない。
寺院の出口へ
菩提寺を一通り見回り、最後にお釈迦様が祀られている本堂へ。
お釈迦様の像の前で、ここまで導いてもらった礼を伝えた。
一通り見終わり、寺院の出口へ向かう。
ここにはまた来ることにしよう。
ガイドと一緒だと、自分の回りたいペースで回れない。
「あなたの行きたい場所に」と言ってはくれるのだが、まあ気を遣ってしまう。
さて、問題はここからだ。
このガイドのAさんをどうやってまいたものか。
ガイドのAさんは、こちらから頼んだわけではなく、勝手に付いてきていたのだった。
マハーボディ寺院からの帰り道
とりあえず、菩提寺の入口でスマホを預けていたので、それを返してもらわねば。
またあの列に並ぶのか...
ところが、ガイドによれば、返してもらう時は列に並ばなくても良いらしい。
列の左側の空いている所から、カウンターに向かって鍵を持った腕を伸ばし、スマホを返却してもらった。
こういうのはガイドがいなければ分からないので、ありがたいといえばありがたいのだが...
マハーボディ寺院前の道を、来た時とは逆に歩いて行く。