外国人チケットオフィスからミレニアム・パークへ
コルカタの外国人窓口で、ついにガヤ行きの鉄道チケットを手に入れた。
初めてのことができた時というのは、とても嬉しいものだ。
とりあえず次はハウラー駅を見に行こうと思っていた。
ハウラー駅は、今いるチケットオフィスから北西の方向、川を渡った先にある。
北にあるハウラー橋を渡って行くこともできるし、フェリーで川を渡ることもできるようだ。
せっかくなのでフェリーで行ってみよう。
鉄道のチケット売り場から南にある、フェリー乗り場に向かった。
フェリー乗り場の敷地の前には大きなゲートがあり、中に入っても大丈夫なのかと思ったが、問題なく入れた。
ミレニアム・パークで休憩
敷地に入ると、正面にフェリー乗り場や軽食売り場があり、右にミレニアム・パークという公園があった。
まずは公園に行ってみよう。
ここからフーグリー川を見渡せるようだ。
南国っぽい木。
リスがうろちょろしていた。
ベンチがいくつもあるので、そのうちの一つに腰掛ける。
対岸はうすく靄がかかったようになっている。
下の画像の右奥に、美しいハウラー橋が見えている。
真ん中から少し右にある赤い建物が、たぶんハウラー駅だろう。
ベンチから川を見ながら、しばし休憩する。
3日ほど前に熱を出してから、ずっと寝ていたのだった。
今日は久しぶりの遠出だ。
まだ体が本調子ではない。
歩いていると、急に寒気がしたり汗をかいたりする。
自律神経の調節機能がうまくいっていない、というか、体が元の状態に戻ろうとしている最中だという気がする。
さて、フェリーに乗ってみよう。
フェリーのチケットを購入
フェリー乗り場に向かうと、チケット売り場がよく分からない。
とりあえず川の方に行ってみると、電子改札があり、その横に係員がいた。
係員の所に行って、電子改札を指さしながら「フェリー?」と言ってみると、チケットを買えと来た方向を指さされた。
改札の前にあった青い建物が、チケット売り場だったようだ。
カウンターが閉まっているような感じがして、そのまま通り過ぎてしまっていた。
チケットカウンターに行き、「ハウマッチ」と聞くと、値段を言われたが聞き取れなかった。
てきとうに100ルピーを渡してみると、硬貨で4ルピー返された。
フェリーの運賃は96ルピーということか。
※ 後で分かったのだが、フェリーの運賃は6ルピーだったようだ。チケットの券面に6ルピーと書いてあった。
運賃が分かった顛末は次のページに書くが、このときお釣りをごまかされたのかどうかは分からない。
・外国人料金だった
・係りの人は硬貨を出した後、紙幣で残りのお釣りを渡そうとしたが、私がさっさと行ってしまったため渡せなかった
という可能性もあるためだ。
いずれにせよ、私の不注意が原因である。
さて、改札を通ってフェリー乗り場へ。
フェリーに乗ってハウラー駅へ
フェリーを待っていると、他の乗客たちもやってきた。
対岸からフェリーがやってくるのが見える。
フェリーは結構な頻度で、対岸とこちらを行ったり来たりしている。
対岸からやってきたフェリーが着岸したので、乗り込んだ。
乗客は私を含めて十数人ぐらい。
私のすぐ隣に、小さい女の子が3人と、チャドルを着たお姉さん的な人が座っていた。
小さい子たちはスマホで写真を撮ったりと、はしゃいでいる。
出航を待っていると、また対岸から、客を乗せたフェリーがやってきた。
どんどんこっちに近付いてくるなと思っていたら、なんとそのフェリーが、私たちが乗っているフェリーに横づけしたではないか。
横付けされたフェリーから、乗客たちが、私たちのフェリーに飛び乗って来る。
乗客たちは、そのまま私たちのフェリーを通り抜け、埠頭に降り立って行った。
今の出来事を図にすると、下のようになる。
〇が通り抜けて行った乗客たちだ。
A A |
〇→ |埠頭
凹 凹 |
何ともワイルドな降り方。
これはインド特有のものか?
日本でもこういう乗降の仕方をしているフェリーがあるのだろうか。
そうこうしているうちに、フェリーは出発した。
川面を渡る風が心地よい。
川は信濃川のような色(これは誉め言葉ではない)で、水面には固まった草や花が流れていく。
対岸には階段状のガートがあったりして、水を浴びている人たちがいた(中央の白い建物の辺り)。
フェリーが対岸に近付く。
ハウラー駅とハウラー橋が近くに。
フェリーが着岸した。
降りて埠頭を抜けると、すぐそこにハウラー駅があった。