一ヶ月かけてインドとネパールを旅してきた時の記録です。
このページではコルカタのサダルストリートでの三日目に、体調を崩して熱を出した時のことについて書いています。
マザーハウスからゲストハウスに戻る
マザーハウスを見学し終えた。
ゲストハウスまで歩いて戻ろう。
コルカタの街は独特な雰囲気が漂っている。
西洋建築の中にインドっぽさが混じっているというか、左右対称の建物が建っているのに、どこか歪な感じがしたりして、そのアンバランスさが魅力を醸し出している。
また屋台の出ている通りを歩いたりして、ゲストハウスの部屋に戻った。
何だか今日は疲れた。
全身筋肉痛でだるい。
シャワーも浴びずにベッドにもぐりこむ。
サダルストリートで熱を出す
いつの間にか寝ていたようだ。
起きてみると、なんだかおかしい。
強い寒気がある。
頭も痛い。
たぶん高熱が出ている。
これはまずい、、、
風邪だろうか。
変な病気でなければよいが。
思えば、少し前から前兆はあった。
昨日は咳が出ていたし、今日の朝は喉の様子がおかしかった。
昨日からの筋肉痛も、もしかすると前兆だったのかもしれない。
とりあえず、今までもっと水分を取っておくのだった。
コルカタは乾燥しているし空気も良くない。
喉からの風邪かもしれないな。
気候が涼しいので、水分を取らなくても大丈夫だろうと思い、行動時に水を持ち歩いていなかったし、ゲストハウスでもあまり水分補給をしていなかった。
それに正直なところ、水を買うのが面倒で、あまり水が減らないようにしていた。
私は飲食店や屋台に行くのが苦手だ。
店で水を買うのも躊躇してしまっていた。
熱の原因
熱が出た原因はいくらでも思い付く。
もしかすると、日本ですでに何らかの病気に感染しており、ここにきて発症した可能性もある。
折しも、私が出国する前、日本ではインフルエンザが流行していた。
また、先ほど書いたように、空気が乾燥しているのに水分を取らなかったことや、不衛生な環境が原因ということもありえる。
慣れない環境で気疲れしたことも、理由としては考えられる。
私はよく、環境が変わると熱を出すのだ。
怖いのは、ただの風邪ではなかった場合。
前日の夜に少し書いたが、蚊が媒介する伝染病とかではないとよいのだが。
とにかく睡眠をとる
まあ、熱が出た理由はいくらでも考えられるが、複合的な物かもしれないし、考えても原因が分かるわけではない。
とにかくこういう時は、水分を取って寝ているしかないだろう。
高熱があるのは分かるのだが、どのくらい出ているか分からない。
体温が気になる。
スマホの体温計アプリなども調べてみたが、体温を測れるものはないようだ。
脈を診てみると、早い気がする。
平常時の脈が分からないので何とも言えないが。
一応、熱覚ましの薬を持って来ていた。
だが、熱が上がるのは体がウイルスと戦うためであり、下手に熱を下げない方が良いと聞いたことがある。
とりあえず飲まないでおき、どうしても辛ければ飲むことにしよう。
海外の、誰も知り合いがいない場所で熱を出すというのは、とても不安だ。
しかもここは、詐欺師の巣窟などと呼ばれているサダルストリートの近くである。
不安は不安なのだが、できることは限られている。
こまめに水分を取りつつ、とにかく寝ることに専念した。
寝て何時間かすると目が覚める。
頭痛に悩まされながらも、ひたすら目を閉じて横になっていた。