【ラッキーブッダの寺院へ】バンコク七日間紀行・その18
タイの首都バンコクを、七日かけて歩いた時の記録です。
このページでは、カオサン通り手前で客引きに捉まり、ラッキーブッダの寺院に行った時のことについて書いています。
・文章を書いている現在、1バーツは約4.4円ですが、手数料なども考えて1バーツ5円として計算しています。
トゥクトゥクでラッキーブッダの寺院へ
カオサンに歩いて行く途中、自称先生に捉まり、トゥクトゥクに乗ったのだった。
現在地は把握しながらも、トゥクトゥクの乗り心地を楽しむ。
道中、運転手が声をかけてくるが、英語はよく分からないし、周りもうるさくて何を言っているか分からない。
こちらが頓珍漢な返しをしていると、話しかけてこなくなった。
そうこうしているうち、トゥクトゥクがどこかの寺院に到着した。
※注記しておくが、寺院が客引きなどと提携していたわけではなく、ちゃんとした由緒ある寺院だったのだと思う。
運転手は寺院の前で待っていてくれるそうだ。
寺院は右回りで回るように言われた。
疑心暗鬼
寺院入り口の駐車場を抜けると、一人の男が近寄ってきた。
寺院を案内してくれるらしい。
海外旅行の本で、無料のガイドと称して後からガイド料を請求してきたり、寄付を求めてきたりするという手口について、何度も見ていた。
または、自称先生やトゥクトゥクの運転手の仲間かもしれない。
疑心暗鬼になっているので、この人を全く信用できない。
向こうから話しかけてくる人は全員怪しい。
英語で話かけてくるのだが、あまり聞き取れないし、心中穏やかではないので、話の内容が頭に入ってこない。
相変わらず頓珍漢な返答をしながら後を付いていった。
この人も、寺院の隣にある小学校の先生だと言っている。
「先生」という肩書は信用できなくなっていたので、この時点で警戒心が最大になった。
ラッキーブッダに参拝
寺院の右手に小さなお堂があり、中で参拝することができるようだ。
参拝後、堂内でコーヒーを飲んでいっても良いらしい。
お堂の前の休憩スペースで、パソコンを広げてくつろいでいる人がおり、ちょっと安心する。
お堂に入ってブッダ像の前に正座する。
ガイドによれば、このブッダはラッキーブッダだそうだ。
ピクチャーがどうこうと言われたのだが、「写真を撮っても良い」なのか、「写真を撮ってはダメ」なのかよくわからなかったので、写真は撮らずにおいた。
参拝の仕方がよく分からず、何か言われるのだが、それもよく分からない。
折よく、地元の方が参拝をしているので、それを見ながら真似をした。
手のひらを下にし、両手を前に伸ばし、頭と両手を地面に着けるような形で参拝する。
それを何度か繰り返しながら、こんなことをしていて大丈夫なのだろうかと自問する。
せっかくの参拝だが頭の中は雑念だらけだ。
参拝していると猫が寄ってきた。
ずいぶん人懐っこい。
撫でても大丈夫だと言われたので、しばらく撫でていた。
体を横たえて腹を見せるので、わき腹を撫でようとしたら、猫に怒られてしまった。
境内の散策
参拝の最中、ガイドの人はいなくなっていた。
ガイド料を請求されることもなく、どうやら悪い人ではなかったらしい。
たぶん。
しばらくここにいても良いと言われていたので、猫を撫でながら佇み、適当なところで外に出た。
この寺院は改装の最中で、作業をしている人たちがいた。
ぐるっと一回りし、正面に戻ってきた。
トゥクトゥクのもとに戻る。