【焼峰山】登山記録2022/9/21

2022年11月1日mountains,nature,pictures,アウトドア,登山

今回の登山のまとめ

 

登った山:焼峰山

標高:1085.8m

所在地:新潟県新発田市

登った日にち:2022/9/21

登山口から山頂までの往復にかかった時間:約6時間(休憩30分)

行程:焼峯山登山口→(1時間)→うぐいす平→(1時間)→清水釜→(30分)→修蔵峰→(30分)→焼峯山山頂→(2時間半)→焼峯山登山口

 

駐車場:滝谷集落の奥にある林道をしばらく進むと登山口がある。

登山口を通り過ぎてしばらく進むと、右手に駐車スペースがある。5台ぐらい停められそう。さらに奥へ進むともう一つ駐車スペースがあるらしい。

 

難所・危険な箇所:ロープ・鎖のある斜面が数カ所、崖際の道をロープに掴まりながらへつる場所が一箇所。

岩の斜面多数(濡れているとすべりそう)。後は山頂から焼峰の頭へ向かう尾根道の幅が狭い。

 

消費した食料:登りに小袋入りのナッツ一袋、山頂でカロリーメイト一箱

 

消費した飲料:登りで500mlペットボトル1本、山頂で200mlぐらいのカフェオレ一本、下りで500mlペットボトル半分

 

水場:登山口から2時間程進んだ所にある清水釜、水量少なめ、場所は分かりやすい。

 

疲労度:うぐいす平を越えたあたりから足がきつくなり始める。

清水釜から山頂までは、斜面が多く高い段差もあり、大きな木の幹を乗り越えるようなところもあって、ほうほうの体で進んだ。途中で杖に寄りかかって休むこと多数。

帰りの下り道もきつく、雨後だったのですべりそうな岩場が多かった。

段差を飛び降りて足が痛くなる。筋肉痛は4日ほど続く。様々な要因により角田山灯台コースよりはだいぶ楽だった。

 

山頂の様子:視界が開け周辺の様子を一望できる。

櫛形山脈の端から二王子岳、飯豊の山々、内の倉湖周辺の山々などが見渡せる。二王子岳の二段の滝もよく見える。

山頂のスペースはそれほど広くないが、焼き峰の頭に向かう尾根道も含めればそこそこの人数が滞在できそう。

 

人の多さ:少ない。私が登ったのは平日水曜日だったからか、人っ子一人いなかった。休日もそれほど人は多くないだろう。

 

登山記録

 

台風14号が通り過ぎようとしている。

通り過ぎる前は、9月も終盤だというのに気温が30度近くあり、とても蒸し暑かった。

予報を見ると、台風が過ぎた後の気温は一気に20度ぐらいに下るようだ。

山を登るのに丁度よい気温だ。

 

以前角田山灯台コースを登った時、気温が高かったのと、本当に久しぶりの運動だったので、すっかりくたびれてしまった。

足の痛みが何日経っても消えず、段差の上り下りが辛かった。

また山登りをしたいと思い、角田山と同じか少しレベルの高いところで、どこか良さそうな所はないかと探していたのだが、そこで目をつけていたのが焼峰山だった。

 

焼峰山は新潟県新発田市の外れ、内の倉湖の奥にある山だ。

新潟県のホームページに載っている、新潟 山のグレーディングによれば、焼峰山は3Bというグレードとのことで、新潟県の山の中ではちょうど真ん中ぐらいのレベルのようだ。

途中にちょっとした鎖場や崖際を通るようなところもあるらしい。

 

新潟百名山分県登山ガイドなども見てみると、焼峰山は往復5~6時間ほどで登れるそうだ。

この日は昼に会議があるので、朝の4時ごろに焼峰山を登り始めれば仕事に間に合うだろう。

 

目覚ましをかけていた時刻よりも早く起きてしまった。

カヤックにしても釣りにしても、毎回、起きた時に億劫になって行こうかどうか迷うのだが、今回は体が勝手に動いた。

車を走らせて内の倉湖の先、滝谷集落へと向かう。

 

道はよく整備されており、焼峰山への看板もあるので迷わずに着けた。

加治川治水ダムへと向かう道を左折し、滝谷集落を通る。

焼峰山登山口は、集落奥の林道をしばらく進んだところにある。

この写真は帰りに撮ったもので、今は朝の3時半ごろ。

実際はこのぐらいの暗さだった。

真っ暗で何も見えない。

 

林道をゆっくり進んでいくと、焼峰山の登山口を示す標識が見えてくる。

駐車場はその先にあるので、一旦登山口を通り過ぎる。

 

これも帰りに撮った写真。

 

右奥の道を進むと焼峰山の駐車場がある。

 

焼峰山の駐車場はこのようになっている。

車が5台は停められるだろう。

林道の更に奥にはもう一つ駐車場があるらしい。

 

準備をし、駐車場から徒歩で焼峰山登山口を目指す。

ヘッドランプの明かりだけが頼りだ。

 

標識の左手にある道から、焼峰山を登り始める。

最初は林道のような雰囲気の道からスタート。

緩やかな勾配の道が続く。

 

辺りは真っ暗で何も見えない。

ヘッドランプの明かりだけで進むが、一昔前に流行ったフリーホラーゲームの世界に迷い込んだ気分だ。

後ろから何かが追いかけてくることを想像し、帰りたくなってくる。

 

登山やカヤックの前日は、気合を入れるためについ重たいものを食べてしまう。

おかげで、行動するときは毎回胃もたれした状態で行動することになる。

今日もだいぶ胃がきつい。

 

焼峰山の登山道は下草がきれいに刈られており、とても歩きやすい。

ヘッドランプの明かりだけで進んだが、迷いそうな道もない。

登山道全体が良く手入れされていた。

 

越えるのが大変な場所は鎖やロープが垂らされていたり、土嚢で歩きやすくなっている。

整備してくれた方に頭が上がらない。

 

途中、勾配のきついところがいくつかあり、そういった場所は石だらけだったり、粘土質の土が露出していた。

前日の台風雨で地面が濡れており、滑りやすくなっているので注意が必要だ。

 

ようやく日が昇って来たようだ。

ヘッドランプの明かり無しでも十分進めるようになった。

 

しばらく歩き続け、開けた場所に出た。

ここはうぐいす平という場所のはずだ。

 

うぐいす平

 

本などによれば、焼峰山登山口からうぐいす平までは約一時間の道のり。

時計で確認すると、たしかに焼峰山に入ってから一時間ほど経っている。

 

 

2つベンチがあり、奥のベンチからは遠くの山が眺望できる。

後で調べると、あの山は俎倉山という山らしい。

焼峰山と俎倉山、そして蒜場山の3山は、内の倉湖や加治川ダム周辺に位置している。

次は俎倉山か蒜場山を登ってみようか。

 

ベンチに小さいきのこ?が生えていた。

きのこの生えていないところに座らせてもらう。

 

しばらく休憩。

うぐいす平から次のチェックポイントである清水釜まで、また一時間ほどかかるらしい。

そろそろ歩きはじめよう。

 

うぐいす平を越えると、焼峯山登山道の雰囲気が一変する。

トラロープや鎖に捕まりながら進む場所がいくつか出てくる。

 

視界も開け、周囲の山々が見え始める。

 

途中、木の棒が土嚢で固定されていた。

おそらく、雨が降ったときの水の通り道を作っているのだろう。

 

あれは何山だろうか。

周りの山々が目に入ってくるので、景色を楽しみながら登ることができる。

 

このような岩場の登りが何箇所もある。

 

今回の焼峰山登山では杖を持ってきていた。

登るときも下りるときも、杖はあらゆる場所で活躍してくれた。

急斜面を通るときは三点支持が基本だが、杖があると、手の届かない窪みなどに杖を差しながら進むことができる。

 

美しい山々の稜線。

山頂からはどのような美しい景色が見られるのだろうか。

 

鎖の垂れた岩場を登る。

見た目ほど勾配はきつくなく、足がかりも適度にあるので、鎖をあてにしなくても苦労せずに登れた。

ただ、帰りは鎖を頼りに下りないと厳しい。

 

遠くに平地が見える。

新発田方面だろう。

 

山の一部に光が射していた。

 

山々の深い谷間も見える。

 

日が昇り始めている。暖かくなるまでには焼峯山の山頂に着きたいものだ。

 

紅葉が始まりかけている。

山肌が削れて岩がむき出しになっている。

ああいうのをスラブというのだろうか。

 

周りの木々が背の低い灌木類になり、周囲の景色が良く見えるようになった。

景色を見ながら休み休み登っていく。

 

 

ところで、歩き始めて少ししてから鼻水が止まらない。

鼻をかむために何度も立ち止まる。

角田山に登った時も鼻水が止まらなくなった。

 

ラーメンなど温かいものを食べた時も鼻水が出てくる。

こういうのを寒暖差アレルギー(血管運動性鼻炎)というらしい。

登山への慣れで克服できるのだろうか。

 

尾根道を進む。

 

万葉集四一六四番の大伴家持の歌に「あしひきの 八峰踏み越え」という一節が出てくる。

尾根を進んでいるとこの歌を思い出し、勇壮な気分になってくる。

 

右を見ると山頂らしきものが見える。

あれが焼峯山山頂だろうか。

それとも焼峰の頭だろうか。

いずれにしても、まだ距離がある。

 

 

こういう場所を歩いていると、昔NINTENDO64でプレイしたマリオ64に出てくるような、箱庭のステージを歩いているような気分になる。

 

相変わらず良い景色だ。

気が付けば、周りの山々の山頂と同じぐらいの高さまで来た。

 

手前が山頂だろうか。

それとも修蔵の峰か。

 

焼峯山登山道で一番危険な箇所がここだった。

ロープを伝いながら斜面を横切っていく。

 

 

右下を見るとこのようになっており、転げ落ちたら一巻の終わりだ。

足場自体はしっかりしており、足がかりにできる場所も多い。

ロープにつかまりながら、ゆっくり三点支持で進めば難なく抜けられる。

 

 

歪んだ松が生えていた。

雪の重みでこうなったのだろう。

 

灌木地帯を越えると、また背の高い木々が周りを覆い始めた。

 

粘土質や岩の斜面が続く。

 

落ち葉が溜まっているところは岩のくぼみなので、そこを足場にすると良いことが分かった。

 

何やら看板を見つけた。ここが清水釜に違いない。

 

清水釜

 

標高880m地点の清水釜という看板が出ている。

 

青いパイプから水がちょろちょろと出ている。

飲んでみたが、冷たくておいしい水だった。

 

によれば、焼峯山登山口から清水釜まで2時間、清水釜から次の修蔵峰までは30分ほどらしい。

そして、修蔵峰から焼峰山頂も30分ほど。

 

焼峯山登山口→(1時間)→うぐいす平→(1時間)→清水釜→(30分)→修蔵峰→(30分)→焼峯山山頂

だいたい参考ペースと同じ時間で登って来られている。

 

焼峯山の頂まであと少し。

ここまでで結構疲れがたまっているが、体に鞭を打ちながら歩を進める。

 

ここから焼峰山頂までの道は、山腹に沿って回っていくような道と、急登の連続だ。

 

 

ふと見ると、キノコが多く出ている。

 

白いキノコは毒キノコのイメージ。

 

登りを繰り返し、また視界が開け始める、、、

 

ようやく修蔵峰に着いた。

 

修蔵峰

 

 

ここでしばらく休憩する。

周囲の山々が美しい。

 

焼峰山頂まであともう少し。

だがこうして見ると、また森の中を突っ切りながら、登りを繰り返すことになりそうだ、、、

 

 

 

木の根や幹を越えながら進む。

途中、一足で越えられないような幹を越える場所もあった。

 

登りがひたすら続く。

 

あとどのくらい登ればゴールなのだろうか。

 

ここが山頂か、、、

 

いや、まだ登りは続く、、、

 

雪の重みで木の幹が裂けたようだ。

 

道に猿の糞が落ちている。

黒っぽい糞だ。

 

急な坂をほうほうの態で越える。

 

上を見上げると、、、

 

急に視界が開けた!!

 

 

 

やっと焼峯山の山頂に出た、、、

 

焼峰山頂

 

ここが登ってきた道。

画像には猿の糞が写っている。お分かりいただけただろうか。

 

石のベンチのようなものがある。

 

焼峯山山頂の標識。

 

 

キャラメルミルクコーヒーが胃に染みわたる。本当に美味しい。

 

眼下には新発田の街並みが一望できる。

 

 

内の倉湖もよく見える。

 

こちらは焼峰の頭へと続く尾根道。

 

標識のところにザックを置き、焼峰の頭方面へと向かってみる。

 

これから紅葉の良い時期になるだろう。

 

 

尾根道を少し進み、左手を見ると二王子岳が見える。

奥の小さい山は櫛形山脈だろう。

日本一小さい山脈として知られており、地域に親しまれている山だ。

 

二王子岳が存在感を放っている。

新潟市からバイパスを通って新発田に来たときに二王子岳が見えるが、それを正面だとすると、側面から二王子岳を見ている形になる。

二本の大滝が見える。

 

滝をズーム

 

二王子岳の裾が広がっている。

 

右手には飯豊の山々が。

山々の名前は分からないが、左奥に見えるのは朳差岳ではないだろうか。

 

さらに右を見渡す。

こちら側には俎倉山や蒜場山があるはずだ。

 

 

朝日に光るクモの巣が。

 

焼峰の頭にたどり着くには、さらにここを登らなければいけないようだ。

体力的にも時間的にも厳しいので、引き返すことにした。

 

何かの実が成っている。

 

焼峯山山頂に戻ってきた。

 

パノラマで何枚か写真を撮ってみた。

 

 

 

昼に会議があるので余裕をもって下山したい。そろそろ引き返そう。

 

焼峰山下山

 

焼峯山を登る際、幾たびも急坂を越えてきた。

そうなると帰りが怖い。

 

険しい勾配の道には土嚢が積まれている。

登山道を整備してくれた人たちに何度も感謝した。

 

何度も急勾配の道を下った。

その度に杖が大活躍だった。

 

 

崖際の斜面に戻ってきた。

 

実際の斜度はこのぐらい。

 

鎖場を降りる。

登りはスイスイ行けたが、下りは結構大変だった。

下りるときは、斜面を向く形で下りていくのがポイント。

仰向けだと体が安定しない。

 

筋力不足のためか、足が震え始める。

山を下る時、ちょっとした段差を飛び降りたりするが、そのときに靴がしっかり足に固定されていないと、靴ずれして痛くなってしまう。

今回は両足の外側、小指の辺りが痛くなった。

 

ようやくうぐいす平だ。

長めに休憩をとる。

下りはハイペースで歩いてしまうが、そうすると足に大きな負担がかかる。

ゆっくり動くことを意識しなければならない。

 

正面には俎倉山。

 

うぐいす平を後にする。

まだ焼峯山登山口までは30分以上かかる。

 

苔の生えている石は滑りやすいので注意が必要。

 

 

 

あともう少し。

自然と足が早くなる。

 

 

ようやく林道が見えた、、、

 

いや~ここまで大変だった。

 

 

山頂までの往復で、丁度6時間ぐらいだった。

駐車場に戻り、着替えて車を走らせた。

 

今回消費した500mlペットボトルは1本半だった。

登りで一本、下りで半分のペースだ。

下りはもう少しゆっくりと、水分補給をしながら下ったほうが良かったかもしれない。

 

今回は新発田の焼峯山を登ったが、前回の角田山に比べるとかなり楽に感じた。

角田山に登った時は休日で、元々人出の多い山だったこともあり、結構な登山者がいた。

登っているときに下りの人とすれ違うと、下りの人が道を譲ってくれた時、急いで登らなければいけない気分になってしまう。

他の登山者に道を譲ったり、譲られたりしていると、ペースが乱れて結構きつい。

今回は平日だったため全く登山者がおらず、完全に自分のペースで登ることができた。

 

また、持ってきた杖もかなり役に立った。

歩くときは荷重が腕にも分散されるし、疲れた時、杖に寄りかかって休むことができる。

焼峯山を下る際も、足を踏み出す付近に杖をつき、バランスを取りながら危なげなく降りることができた。

 

先述のように、全く登山者がいない中での登山だったので、ゆっくりと自分のペースで登ることができた。

周囲を見渡すゆとりもあり、楽しい登山だった。

角田山のときと比べ、筋肉痛もそれほどひどくはない。

山に登れば登るほど体力が付いてくる感じがする。

これから登山には良い季節だ。いろいろな山に登りたい。