セリアのメタルジグでサゴシ大漁・マダイやサバもヒット・2021/7/14

2024年1月30日

100円ショップセリアのメタルジグ


 

最近、100円ショップのセリアで釣具が売られているのを目にするようになりました。

ルアーや仕掛けの他に小物なども売られています。

糸を切るための道具である、爪切り型をしたラインクリッパーなども売られており、品揃えが豊富です。

 

そんな釣具コーナーで早くから並び始めていたのが、メタルジグのMETAL JIG(商品名)です。

 

以前、別のページでこのメタルジグについて紹介しました。

カラーは赤金・ブルー・ブルピン(ブルーとピンクが合わさったもの)の3種類です。

重さは、私が見つけたものは28g,40gの2種類でした。

 

今回はカヤックフィッシングでこのMETAL JIGを使い、大きな釣果を上げることができました。

その様子を、これから釣行記として述べていきます。

 

なお、フックはダイソージグと同じくカーボンスチールのため、錆びやすいと思い、シングルフックのプラッギンシングル1番に交換しています。

 




カヤックで沖に出発


 

梅雨の大雨が前日まで続いていた。

釣り当日はちょうど梅雨明けの日で、曇ってはいるが雨も止み、気候が安定していた。

海も濁りはなく澄んでいる。

 

朝寝坊をしてしまい、出航地点に着いたのは予定より2時間ほど遅かった。

開き直ってゆっくり準備する。

 

ふと沖を見ていると、海面が黒くなっている場所がある。

その付近で魚が跳ねているのが見えた。

 

去年の今頃はサゴシ・イナダなどの青物が大漁だったのを思い出す。

愛用していた竿を折られたのが丁度そのころだった。

 

胃もたれで気分が悪い。

準備が結構たいへんだ。

 

ナブラが起きているので釣れそうな場所は見当が付く。

早く沖に出たかったのと準備が面倒なことから、魚探は積まないことにした。

 

早速沖に向かって出発。

岩の上に鳥が佇んでいる。

近づいたら逃げていった。

 

海面は穏やかだ。

 

ナブラが起きていた場所をめがけ、しばし漕ぎ進む。

いつもは水深20mぐらいで釣りをするが、今回は魚探がないので水深が分からない。

 




大量のナブラと海フライ


 

付近にナブラは見えない。

大体この辺りだろうと思った場所で耳を澄ます。

 

すると魚が跳ねる音が聞こえた。

ナブラだ。

 

遅まきながら、今回用意したタックルは2つ。

 

一つはメタルジグを遠投用するためのタックルで、ムーチョ・ルチアをセットしている。

このタックルで落とし込みもできる。

 

2つ目は海フライのタックルだ。

フライは白のストリーマーを巻いてきた。

 

リール内部には錆び対策で油を注してある。

 

今回、どうしても海フライで青物を釣ってみたかったのだが、結論から言えばフライでヒットさせることはできなかった。

海フライの初ヒットは次回への課題となった。

 

フライをキャスト。

着水してすぐにリトリーブする。

ルアーと違い、手でラインを引っ張ってのリトリーブなので、フライの動く速度が遅い。

青物に見切られてしまいそうだ。

 

しばらくフライを投げたが、全くアタリもなく、ヒットする気配がなかった。

メタルジグのキャスティングに切り替える。

 

遠くでナブラが起き、サゴシが飛び跳ねている。

画像を拡大する。

中央付近で水しぶきが上がっている。

さらに画像を拡大。

サゴシが跳ねている。

 

拡大したので画質が荒いが、何度も飛び跳ねているのを確認できた。

 

 

かなり魚の活性は高いが、ナブラまでの距離が遠い。

ムーチョ・ルチアを大遠投する。

 

サゴシが跳ねた場所のすぐそばに着水。

ただ巻きで巻き始める。

 

手元まで回収しようと巻いていると、テンションがないことに気づく。

糸が切られてしまっていた・・・

 

サゴシはジグを早巻きして追い食いさせれば、ラインを切られる確率が下がる。

着水して巻き始めるまでの、ほんのわずかな間に切られてしまったようだ。

 




セリアジグの初陣


 

ムーチョ・ルチアが無くなったので手元のルアーを覗いていると、試してみようと思って持ってきたセリアジグが目に入った。

 

フックは先程述べたシングルフックに替えてあるが、魚からフックを外しやすいよう、かえしをペンチで潰しておいた。

ナブラめがけて遠投する。

 

着水後すぐにただ巻き。

少し巻いたところでサゴシがヒット!!

 

かなり強い引きだ。

重さもかなりのもの。

何度も反対方向に逃げようとする手応えが伝わる。

 

カヤックのそばまで寄せてきた。

さあネットを構えてランディングというところで、サゴシが一気に深みへ潜り込む。

そこでテンションが抜けてしまった・・・

後もう少しだったのに・・・

 

すぐにナブラめがけてキャスト。

すぐにサゴシがヒット!!

 

今度は無事にネットに収まった。

シングルフックに替えた、セリアジグのリアフックにしっかりと掛かっている。

この、いかにもフィッシュイーターですと言わんばかりの獰猛な顔立ちが良い。

すぐにフックを外してリリースした。

 

サゴシのナブラは相変わらずあちこちで起きている。

上の画像を拡大する。

はるか遠くでサゴシが跳ねていた。

 

小魚をたくさん食べているからか、この時期のサゴシは魚体が大きくパワーが溢れている。

釣り上げるのに一苦労だし、最後の最後で底に向かって突っ込むので、そこでフックが外れることが多かった。

 

今日一日で何匹釣ったか分からないくらいサゴシを釣ったが、帰りのカヤックを漕ぐのがしんどいぐらい腕が疲れた。

 




めでたい魚


 

サゴシのナブラは依然として、色々な場所で発生している。

ナブラを追うよりも近づいてくるのを待ったほうが良さそうだと思い、ナブラが近づくまでルアーを落とし込んで待つ。

 

最初の落とし込み。

底まで落としてすぐに巻き上げる。

 

巻き上げた瞬間何かがヒット!!

結構強い引きだ。

何度も底に向かって引っ張られる。

そのたびにドラグが何度も引き出される。

 

魚がようやく海面に姿を表した。

マダイだ!!

これは嬉しい。

 

セリアジグにガッチリ掛かっている。

 

 

さらにセリアジグを落とし込む。

すると近くでサゴシが跳ねた!!

 

すぐにセリアジグを回収しようと思い、巻いて来る。

重い・・・

何かがヒットしている!!

 

海面まで巻き上げるとそこには・・・

エソが掛かっていた。

すぐにリリースしサゴシを狙う。

 




ざわつく海面


 

セリアジグはよく飛び・よく潜り・よく泳ぐ。

 

ナブラのそばに投げるとすぐにサゴシがヒットする。

 

このサゴシはエラにフックが掛かって出血していたため、締めてキープすることに。

 

セリアジグを投げていると、急にザーーという音が聞こえ、ジグの着水地点から手前の海面が黒くなった。

小魚を追ってフィッシュイーターが海面に浮上してきたのだ!!

 

すぐにジグを巻く。

ジグはナブラの後方にあるので、このまま巻けばナブラの中を通る形になる。

ナブラの中を通っているラインが魚に当たり、抵抗を感じる。

 

そして魚がヒット!!

ナブラの感じからサゴシではない。

強い引きだ。

 

カヤックの手前まで寄せてきた。

チラッと見えた魚は、サゴシよりも平べったい感じがした。

 

ランディング直前、サゴシと同じように魚が底に向かって突っ走る。

何とフックアウトしてしまった・・・

 

ナブラと引きの感じから、おそらくイナダのような気がする。

悔しい。

 




ボロボロになったセリアジグ


 

依然サゴシのナブラは止まない。

上の画像を拡大すると、サゴシが跳ねている。

 

 

1mは普通に飛んでいる。

とても元気の良いサゴシたちだ。

 

またサゴシがヒット。

 

ネットで取り込む。

 

フックを外した瞬間、ジャンプして枠から飛び出してしまった。

何という元気の良さだろう。

 

使っているセリアジグを見てみると、塗装が剥がれてボロボロになっていた。

塗装が剥がれ始めたのは最初にサゴシを釣り上げてからだったが、魚をたくさん掛けてさらに剥がれが広がっていったのだろう。

サゴシの歯でたくさん穴も空いている。

 

こうなってしまったルアーでも、魚は問題なく食ってくる。

このサゴシはデカかった。

 

私は、ルアーのカラーにはあまりこだわらなくても良いと思っている。

それよりも、光の反射の仕方やシルエット、動きのほうが大事だ。

今回の釣行で、塗装の剥がれたルアーにこれだけ魚が食いついたのだから、このカラーに関する考えを裏付ける証拠になると思う。

 




もう一種追加


 

また落とし込みをしてみる。

何度目かの落とし込みの最中、ガガッガガっと手応えが。

すぐに巻きに移行するが、何も乗ってこなかった。

 

さらに落とし込む。

すると底付近で何かがヒット!!

 

サゴシよりは引きが弱い。

この魚は・・・

 

サバだった。

 

 

サバからしたらセリアジグは飲み込めなさそうな大きさなのだが、大きめのルアーでもこうして食いついてくる。

 

もう少しだけ釣りを続ける。

 

10時を過ぎ、ナブラの発生頻度は段々と少なくなってきた。

時折どこかで水しぶきが上がるといった程度だ。

 

それでもサゴシのヒットは止まない。

鋭い歯が並んでいる。

 

口に手が触れただけで切り傷ができてしまう。

 

ルアーを投げていたらPEラインが絡まってしまった。

今日はここまでにしようか。

 

陸に上がってルアーをショックリーダーから切り離す。

結び目の根本を見ると、結構傷が付いていた。

サゴシの歯でやられたのだろう。

6号のラインだから何とか持ったようだ。

 

今日は数え切れないくらいサゴシを釣ることができた。

この時期の青物はパワーがあって面白い。

 

次は海フライでサゴシをゲットしたいものだ。

 




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Posted by 無郷庵