魚群探知機によるブリの反応について

2020年6月2日

魚群探知機によるブリの反応について

 

ブリに付きまとわれたので


 

先日、笹川流れ沖カヤックフィッシングでキジハタを釣ってきました。

 

そのとき、なぜだか分かりませんが、一匹のブリ(ワラササイズだったかもしれません)が、ずっとカヤックに付きまとっていました。

ひたすらカヤックの側を泳ぎ続け、何度もカヤックに体当たりをしてきました。

 

何をしても逃げなかったので、ここぞとばかりに水中映像や写真をたくさん撮りました。

 

さらに、ブリがカヤックの下を通った時に出た、魚群探知機の反応も十数枚撮影しました。

このページでは、使用した魚群探知機と魚群探知機の見方について説明し、実際にブリが通った時に出る魚群探知機の反応を載せていきます。

カヤックやボートフィッシングでブリを釣ってみたい方の参考になれば幸いです。

 

魚群探知機と設置場所について


 

今回使用した魚群探知機は、ガーミン ストライカー4です。

小型なのでボートやカヤックに乗せやすく、操作も簡単で扱いやすい魚探です。

 

12Vのバッテリーと付属の振動子を本体につないで使います。

 

12Vのバッテリーは別に購入が必要となります。

充電器も購入しました。

 

振動子は下の画像の左下にある部品です。

これを水中に入れておくと、水中の様子が分かるようになります。

 

元々カヤックの縁に吸盤で取り付けて、水中に沈めていました。

ところが、漕ぐときに邪魔になるのと、岩などにぶつけて壊すのが嫌だったので、カヤックの船底に入れるようにしました。

ただ入れておくだけでは水中の反応を見ることができないので、ポリグリップで船底にべったり貼り付けています。

こうすると、振動子からの音波がカヤックの船底を通して伝わることになるのですが、吸盤で外に取り付けていた時と比べて感度は変わらず、問題なく使えています。

 

魚群探知機の画面の見方について


 

魚群探知機の見方を簡単に説明します。

 

3~4m付近に2つ映っている、半月上の赤い影がブリの反応です。

この画面はカヤックの下をそのまま映しているわけではありません。

右から左に向かって画面が流れていき、右に行くほど最近のカヤック下の様子を表しています。

一番右端の数ミリのドットが、最新のカヤック下の状態を表しています。

カヤック下の広い範囲に音波を飛ばし、何かにぶつかったら画面の右端に反応が現れます。

左に行くほど過去の情報を表していて、画像の場合はブリが通り過ぎたことを表しています。

 

また別の反応が出た時の画像です。

画面が分かれていますが、左と右で音波の周波数が違い探索範囲感度が変わっています。

左側は探索範囲が狭い代わりに感度が良く、右側は感度が落ちる代わりに探索範囲が広くなっています。

上の画像を見ると、右側の画面にはブリが映っていますが、左側には映っていません。

これはつまり、ブリがカヤックから少し離れた所を通ったということになります。

反応が先ほどより小さく不鮮明なのも、ブリが遠くを通ったことを裏付けています。

残念ながら、前後左右のどこを通ったのかは分かりません。

 

ブリの魚群探知機反応について


 

では、実際にブリがカヤックの下を通った時の反応を載せていきます。

赤く大きい影がブリの反応です。

 

先ほど載せた画像です。

右側の尾を引く赤い影がブリです。

右側にしか映っていないので、カヤックから離れたところを通ったことが分かります。

 

左右の5m付近に見える、斜めになっている帯がブリの反応です。

上の画像では左右共に反応があるので、カヤックの真下近くを通ったことになります。

 

画像が見にくいですが、赤く大きい影がブリの反応です。

大型魚が舟の下を通ると、このようなブーメラン型の反応が出ることがあり、ブーメラン反応と呼ばれています。

 

カヤックの近くに来ました。

 

見つけにくいですが、右側画面の左上に映っている赤い影がブリです。

カヤックに接近してきたときのものです。

 

ブーメラン反応が出ています。

 

反応が小さく右側にしか映っていないので、カヤックから少し離れたところを泳いだのでしょう。

 

カヤックにぶつかってきた時の反応です。

 

これもカヤックにぶつかった時の反応です。

 

ブーメラン反応が出ています。

 

カヤックに接近してきています。

 

小さい反応です。

カヤックから離れた浅場を泳いでいます。

 

これもカヤックから少し離れた場所を泳いでいます。

6m付近にある左右に伸びる反応は、タイラバを一定の層に留めていたときの反応です。

 

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