【稚内のノシャップ岬を散策】車で北海道一周の旅・その32
車で北海道をほぼ一周したときの記録です。
このページでは、稚内のノシャップ岬を訪れた時のことについて書いています。
ノシャップ岬
タロとジロの話にいたたまれない気持ちになりながら、青少年科学館を後にした。
ノシャップ岬を見に行く。
ノシャップ岬の手前にある公衆トイレに寄ったのだが、手を洗う水が異様に冷たかった。
吹きすさぶ寒風といい、白く刺々しい海面といい、北の果てに来たという感じがする。
いや、北の果てに来たという事実が、寒々とした寂寥感を感じさせるのかもしれない。
そんなことはともかく、さてノシャップ岬だ。
海藻が一面に繁茂しているのは、海が豊かな証拠だ。
この海で漁業をしている人たちもいる。
ここの外洋に出るには胆力がいる。
陸の方に目をやると、なだらかな丘陵地帯が続いている。
昆布のお土産
ノシャップ岬から駐車場まで戻ってきた。
大きなお土産屋があったのでお土産を物色する。
やはり海産物や昆布製品が多い。
北海道を回ってみて思ったのだが、配布用のお土産として、昆布や昆布ダシを買い集めるのはおすすめだ。
北海道ならではのお土産だし、長持ちする。そして美味い。
かく言う私は、北海道を一周する中で各地の昆布を買い求めた。
土産物屋では、昆布3袋で1000円ほど、安いと4袋で1000円ほどという値段で売られていることもある。
昆布にも等級があり、良いものは一袋何千円という値段がする。
私が北海道の土産物店やスーパーを回って見た中では、やはり昆布の有名な産地である、利尻・羅臼・日高の昆布が多く出回っているようだった。
昆布の産地に近い土産屋では、昆布が大量に並んでいる。
ここ稚内は利尻に近いため、利尻昆布の取り扱いが多かった。
昆布の産地から遠い所でも、道の駅などに昆布が売っていることがよくあった。
昆布はメジャーな土産物のようだ。
昆布は、水から茹でてダシをとるのはもちろん、水筒やタッパーに水と一緒に入れ、昆布水を作ることもできる。
あまり料理に手をかけないという人には、顆粒の昆布だしや昆布茶を渡しても良いだろうし、うに茶なんていう変わり物の顆粒ダシもあった。
北海道から帰ってから、昆布でダシをとり、うに茶と塩で味付けして吸い物を作った。
北海道ならではの贅沢なお吸い物だった。
また、昆布巻きのようなご飯のお供も売られており、これも長持ちするのでお土産におすすめだ。
写真のお土産は後に、日高のあたりで買ったものだ。
昆布巻きは2つしか買わなかったのだが、2つとも配布してなくなってしまった。
食べてみたかった。