ブッダガヤ最後の飯
日本寺を後にし、またいつものロータスレストランへ。
メニューもいつもの、ベジスープとチキンモモ、それにチャイを頼んだ。
ここでの飯も食べ納めだ。
ロータスレストランの後は、すぐ近くのCafé Coffee Dayへ。
ここに来るのは初めてだった。
何度も前を通りがかっていたので、いつか寄ろうと思っていたのだ。
キャラメルマキアートを注文。
こういうものを飲むのは久しぶりで、本当に美味かった。
日本の、スタバで飲むのと同じような感じのコーヒーだった。
明日の予定
考え事をしながら、大通りをゲストハウスに向かう。
昨日からずっと、今日中にガヤへ行っておくか、それとも、明日の早朝にガヤへ向かうべきかを考えていた。
明日は、ガヤ駅から6:40発の電車に乗るつもりだった。
ここブッダガヤからガヤ駅までは、リキシャを捕まえて行くことになる。
明日の早朝にガヤへ向かった方が、待ち時間が少なくて良いに決まっている。
だが、早朝にリキシャを捕まえるとなると、野良犬が怖かったのだ。
野良犬に噛まれれば狂犬病の危険がある。
リキシャを捕まえるには、ゲストハウスからしばらく歩かないといけない(はず)。
ところが、ゲストハウスの前の通りには野良犬がたむろしており、私が通りがかると吠えてくることもあった。
普段、野良犬が襲ってくることなどないのだが、早朝の野良犬が活発に動いているときなど、何かの拍子に嚙まれないとも限らない。
早朝の人通りが少ない中、野良犬に囲まれでもしたら万事休すだ。
私はインドの土になるだろう。
そこで、今日の夜にガヤに行くことも考えていた。
だが、そうなるとガヤ駅で夜を明かすことになる。
コルカタからガヤに来るとき、コルカタのハウラー駅で夜を明かしたことがあった。
あのときは17時間も座り続けたのだが、辛かったので、もう二度とこんなスケジュールの立て方はするまいと思っていたのだった。
一応、今日会ったガイドのCさんから、ガヤ駅にウェイティングルームがあることは聞いていた。
駅で夜を明かせないことはないと思うが...
成り行きで明日のリキシャを予約する
そんなことを考えながらゲストハウス前の田舎道を歩いていると、リキシャの運転手に話しかけられた。
丁度良い。
明日の早朝に、ガヤへ連れて行ってもらえないか聞いてみよう。
電車の出発は6:40だったが、心配性な私は5:00には駅に着いていたかった。
とっさに、4:00にここを出発するという考えが浮かんだ。
そこで、「トゥモローモーニング , アイ ワントゥー ゴー ガヤ 4:00」と言ってみると、ちょっと高めの値段を言われた。
それは高いと言うと、100ルピー下がったが、早朝なのでこれ以上は無理と言われる。
まあそれで手を打つことにしよう。
こちらとしても、明日の移動についてずっと気がかりだったので、足が確保できて良かった。
運転手は、一時間前からゲストハウス前で待っていると言っている。
そんなに前から待ってなくても良いのに。
インドの人は仕事熱心だ。
よく分からないままゲストハウスに戻った。
時間指定の失敗に気付く
あとから、ゲストハウスで明日の行程をシミュレーションしていたとき、大失敗をしていたことに気が付いた。
リキシャの予約をするとき、私は「トゥモローモーニング , アイ ワントゥー ゴー ガヤ 4:00」と伝えていた。
私の意図は、ここを4:00に出発してガヤに向かいたいということだったのだけれど、この伝え方だと、ガヤに4:00に着きたいということになってしまうのではないか。
だから彼は、「一時間前に来て待っている」と言ったのではないだろうか。
大失敗だった。
一時間前に来て待っていると言われたとき、インドの人は仕事熱心だなんて思い、それ以上疑問に思わなかったのだが、そのとき時間について、重ねてよく確認しておくべきだったのだ。
まあ、もうどうしようもないことだ。
目覚まし時計を、予定より一時間早く設定し直した。
明日は大移動になるだろうから、少しでも多く寝ておきたかったが、仕方ない...