マハーボディ寺院の中へ
マハーボディ寺院の入口は、いつも人が多い。
観光客以外に、菩提樹の葉っぱやロウソク、花などを持った人がおり、こちらに渡そうとしてくる。
それを手に取ってしまうと、寄付をよこせと言われるに違いない。
地図を売っている人もいた。
カウンターにスマホを預け、カメラチケットも購入した。
Cさんはカウンターの前で待っているという。
彼を残して寺院の中へ。
一つ目のセキュリティーゲートを通る。
二つ目のセキュリティーゲートを通るとき、「フロム?」と聞かれた。
「ジャパン」と答えたが、何の意味があったのか。
再びマハーボディ寺院の菩提樹へ
とりあえず、外周を右回りに回り、下に降りられる場所へ行く。
前に来たときはガイドと一緒だったので、気を遣ってしまい、ゆっくり見て回れなかった。
今日はゆっくり写真を撮りながら回ろう。
真ん中の高い建物が、お釈迦様が祀られている本堂だ。
日本のお寺や、ブッダガヤで見たような各国のお寺の本堂とは違うので、本堂と呼んで良いものかよく分からない。
寺院のそばに降り、靴を脱ぐ。
そのまま寺院の周りをぐるっと回り、菩提樹へ。
今日もたくさんの人たちが礼拝している。
私もその中に混ざり、空いている所に座った。
ここで座禅をしていこう。
できるだけ長く、ここで時間を潰そうと思っていた。
そうすれば、寺院の入口で待っているガイドのCさんが、あきらめて帰ってくれるかもしれない(結局、彼からは逃げられなかった)。
少しすると、白装束の団体がやってきた。
彼らに場所を譲り、菩提樹を後にする。
私はこれまでずいぶんと仏教に助けられてきた。
菩提樹の下には、お釈迦様のいる金剛座があった。
お礼を伝えて行く。
ムチャリンダ・サロヴァール・ホーリーポンドへ
菩提樹を後にし、本堂を一回り。
靴を履いて外周へ上がる。
湖を見に行こう。
ここはMuchalinda Sarovar Holy Pond(ムチャリンダ サロヴァール ホーリーポンド)というそうだ。
ムチャリンダとはインド神話の蛇の神様で、嵐が来たときにブッダに巻き付き、ブッダを守ったそうである。
そのときの様子を表現したのが、池の真ん中にある像だ。
写真では見にくいが、ブッダの背後に広がる赤いものが、蛇の神が体を広げている姿だ。
五大元素を表すタルチョがはためいている。
各色はそれぞれ、
青→天
白→風
赤→火
緑→水
黄→地
を表している(はず)。
旗を並べる順番も決まっているそうで、青白赤緑黄というふうに並んでいる。
マニ車を回しながら寺院を一回り
ホーリーポンドを出て、また外周に上がる。
外周にはたくさんの人がおり、時計回りにぐるぐると回っている。
私もそこに加わって回る。
今が巡礼シーズンだからだろうか。
たくさんの僧侶たちがいる。
チベット僧かブータン僧のどちらかだ。
何だか壮観な眺めだった。
仏教というものを信仰する人たちが、これだけ集まっている。
外周には、こういったマニ車が配置されている。
マニ車を一度回すと、お経を一回読んだのと同じ功徳があるらしい。
マハーボディ寺院のマニ車は大きく、かなりの功徳がありそうだ。
前にいる人と同じように、全て回しながら歩く。
結局、寺院の外側を二周した。
出口が入口と違う場所にあるので、迷ってしまったのだ。
出口から外へ。