このページでは旅の番外編として、旅行中の、手洗い洗濯の道具や方法について書いています。

洗濯を手洗いで済ませれば、余計な費用が掛かりません。
それに、旅行に行く場所によっては、洗濯サービスがない可能性もあり、その場合は洗濯物を手で洗うしかありません。
手洗い洗濯の道具:洗濯袋
まずは洗濯の道具から説明します。

洗濯袋は、手洗い洗濯の重要アイテムです。

中に洗濯物と水を入れ、手で揉み洗いします。

バンコクに行った時、これ無しで洗っていたのですが、洗濯物は水をためた中で洗わないと、中々汚れが落ちません。
洗剤を使って洗うことも難しく、洗濯に苦労していました。
そこで、中に水をためられるけれど、軽くてかさばらない物はないかと探したところ、この洗濯袋にたどり着きました。
私はラッキーシップ どこでも洗たくパックという物を使っています。
この商品には水抜き穴が付いていますが、水抜き穴がなくても、洗濯に支障ありません。
頑丈で、ある程度大きいビニール袋であれば代用できます。
手洗い洗濯の道具:ビニール紐
ビニール紐も洗濯の重要アイテムです。

洗濯物を干す場所がないときに、適当な場所に結んで干す場所を作れます。

これがないと洗濯がままなりません。
最低限、先に述べた洗濯袋とこのビニール紐があれば、洗濯は何とかなります。
ただ干し場所を作る以外でも、色々な使い道があります。

私は3ヒロ(約4.5m)の長さのビニール紐を、二つ持って行きます。

ヒロというのは、釣りに使われる長さの単位で、腕を広げた長さ(約1.5m)が1ヒロです。
3ヒロなので、腕を広げた長さ3つ分ということです。
そのぐらいの長さでビニール紐を適当に切り、持って行きます。
ビニール紐を切った後は、先端を結んで玉にしておきましょう。
こうしないと、ビニール紐がほつれていきます。
ビニール紐の太さは、ホームセンターに売っている中で細めの、2mmで十分だと思います。
2mmならば、長くても持ち物として邪魔になりませんし、爪切りで簡単に切ることができます。
手洗い洗濯の道具:洗濯洗剤
粉の洗剤を、小さなペットボトルに詰めて持って行きました。

ボトルは100均などに売っている物でも良いですし、上のボトルは、スーパーに売っている乳酸菌飲料のボトルを流用しました。
洗剤を使わなくても、よく濯げば服はきれいになります。

私は、普段は洗剤を使わずに洗い、服の汚れがひどい時や臭いが取れないときだけ洗剤を使っていました。
使う場合も少量にしていたので、一ヶ月の旅行でもだいぶ余りました。
洗濯洗剤が現地で売っているかは分かりませんが、個人商店などで探せばあるかもしれません。
個人商店でシャンプーやボディーソープが売られているのは見ました。
洗剤については、シャンプーやボディーソープでも代用できます。
ただ、香料の匂いが強く残るのが難点です。
手洗い洗濯の道具:その他の小物
ハンガーは無くても何とかなりますが、できれば持って行った方が良いです。

ただ、普通のハンガーだと、かさばって持ち運びしにくいのが難点です。
私は折り畳み式の物を持って行きました(下の画像の黒い物が折りたたんだ状態)。

折り畳みハンガーは、ホームセンターやドラッグストアなどを探しても見つからなかったのですが、100均のキャンドゥで見つけて購入しました。
洗濯ばさみも、なくても何とかなりますが、あった方が何かと便利です。

小さいので場所を取りません。
靴下を干したり、洗濯物を外に干すとき、飛ばされないようにくっつけておくことができます。

手洗い洗濯の仕方
では洗濯の方法です。
まず、洗濯袋に洗濯物を入れます。

洗濯洗剤を使うならば、水を入れる前に洗剤を少量入れておきます。

私は洗剤で手がかぶれるので、洗剤を使う場合は違う洗い方をします。
洗剤を使う場合の洗い方は、次の項目に書きます。
袋に洗濯物を入れたら、次に水を入れます。

袋に水を入れたら、手を入れて洗濯物を洗いましょう。

手で洗う時のコツは、手で洗濯物をつかみながら、袋の底に押し付けるようにして洗うことです。
底に押し付けたら、今度は上に引っ張り上げます。
そうすると水流が生まれ、服の汚れが落ちやすくなります。
水流を作り出すようにしながら、手を何度も上下し、服の汚れを落としていきます。
よく洗ったら、一旦水を捨てます。

もう一度水を入れ、先程と同じように洗いましょう。
全部で2回か3回洗っておけば、十分だと思います。
汚れがひどい場合
洗剤を使わなくても、上のような洗い方で汚れは落ちますし、よく干せば臭いもしません。
もし洗っても臭いが落ちなかったり、汚れがひどい場合は、下に書いた洗い方を試してみてください。
袋に、洗濯物と洗剤を入れます。

そこに水を入れ、袋の上から少し揉み洗いします。
私は洗剤で手がかぶれるので、洗剤の入った水には手を突っ込みません。
そのまましばらく漬け置きしましょう。

漬け置きしたら、水を捨て、新しく水を入れます。
後は先ほどと同じように、何度か手を入れて洗いましょう。

洗濯物の干し方
洗い終わったら洗濯物を干していきます。

袋から洗濯物を一つずつ取り出し、よく絞ってからロープに吊るしていきます。

洗濯物を絞るときは、上から下へと絞っていくのがポイントです。
また、服の種類によっては絞ることができない物もあるので、要注意です。
私は旅行に、登山用のメリノウールの長袖を持って行ったのですが、洗って絞ったら穴だらけになりました。
長袖はこれ一枚しかなかったので、仕方なくガムテープを張ってやり過ごしました。

もし洗濯物を外に干せるなら、外に干した方が良いです。
乾きやすさも違いますし、生乾きの臭いもしにくくなります。
ただ、1月~2月の北インドやネパールは、かなり乾燥しているので、ホテルの中に干していてもすぐに乾きます。
なお、干してからしばらくしたら、一度洗濯物の下側を絞っておきましょう。
洗濯物を吊るしておくと、下の方に水が溜まってきます。
これを絞っておくと、乾きが早くなります。
