カヤックに乗ることの大変さと危険性


カヤックフィッシングは大変楽しい趣味ですが、その分大変なことや、危険なことがたくさんあります。

カヤックに乗ることの大変さ

 

このページでは、カヤックに乗ることの大変さと危険性について説明していきます。

 


カヤックに乗ることの大変さと危険性

当サイトでは、私の体験を基にして、カヤックフィッシングの始め方について書いています。

 

当サイトを作ったのは、一人でも多くの方にカヤックフィッシングの面白さを伝えたいという思いがあったからです。

あわよくばカヤック乗りの人口が増えると良いなあとも思っています。

 

ですが、カヤックフィッシングは楽しい一方で、様々な大変さや危険が伴います。

 

板子一枚下は地獄という言葉がありますが、沖に出ればカヤックの真下には足の届かない海が広がっています。

 

また、カヤックの保管や運搬など、海に出る前も大変なため、それが元で長続きしないことも考えられます。

 

サイトを作成する中で、このように危険で大変な活動を人に勧めても良いのだろうかという後ろめたさもありました。

 

そこで、カヤックに乗ることの大変さについて書いたページを、サイトの一番上におくことにしました。

 

これから始める方も、すでに乗っている方も、カヤックに乗るときは十分に気を付けてください。

 

カヤック(フィッシング)の大変さと危険性について書いてみましょう。

 







カヤックフィッシングが大変な二大要因

カヤックフィッシングの大変さ・危険性に関わる要因は、大きく分けて二つあると思います。

 

一つ目は、足の届かないような沖に舟一艘で出るという点です。

カヤックに乗ることの大変さ

 

沖に出てしまえば、カヤックの周りは海水以外何もありません。

色々な理由から、一歩間違えれば死につながる可能性があります。

 

また、もう一つの危険・大変な要因として、カヤックの大きさと重さが挙げられます。

 

カヤックは小型の舟であるとはいえ、小さい物でも長さが3mほど、重さは20kg以上になります。

カヤックに乗ることの大変さ

 

最初に見た時は、その大きさに圧倒されたものです。

 

そのような大きさの物を保管するには、結構なスペースが必要ですし、運搬も大変です。

 

この両者の要因について詳しく見ていきましょう。

 




カヤックで沖に出ることの危険性

 

カヤックで沖に出ると、辺り一面見渡す限りの大海原です。

カヤックに乗ることの大変さ

 

当然海底に足は届きません。

 

板子一枚下は地獄という言葉がありますが、沖に出てしまえば、カヤックに命を預けることになります。

 

もし、カヤックが沈んだり転覆して海に投げ出され、再乗艇できなければ、そのまま海を漂流することになります。

ライフジャケットを着ていなければ一巻の終わりです。

 

着ていたとしても、ロープ類が身体に絡まれば、カヤックと一緒に沈んでしまうかもしれません。

 

風も波もない凪の日であれば、そうそうカヤックが転覆することはありません。

 

ただ、少しでも波が出ると大変です。

体高の低いカヤックからは、低い波でもかなり大きく見えます。

 

少しの波でも慣れないと船酔いしますし、急な高波が来ればカヤックがひっくり返るかもしれません。

 

転覆や沈没につながる要因は、他にもたくさんあります。

 

カヤックには水抜き穴が付いていますが、下の画像はそれを塞ぐドレンプラグというものです。

カヤックのドレンプラグ

 

注意していないと、これを締め忘れて沖に出てしまうことがあります。

気付いた時には、カヤック内が水浸しなんてことになりかねません。

 

また、カヤックにはネジ止めされたパーツが付いています。

カヤックのネジ類

こういったネジ類も、締まっているか確認しておかないと、浸水の原因となります。

 

沖に出た際は、体調にも気を付けなければいけません。

 

先述の通り、私はカヤックに乗って沖で船酔いしたことがありますが、陸に戻るのは地獄の苦しみでした。

早く陸に着いてくれと祈りながら、最悪な気分の中で、一漕ぎ一漕ぎを繰り返しました。

 

また、沖で熱中症になりかけたこともあります。

沖で、ふと気が付くと体に力が入らなくなっていました。

 

早めに陸に引き返したから良かったものの、異変に気付くのが遅れていれば、陸に引き返せなくなっていたかもしれません。

 

他にも重大な事故につながる外的な要因として、他船との衝突が挙げられます。

 

遠目に見ても漁船の存在感は圧倒的で、ぶつかったらひとたまりもないだろうなと思います。

 

たまに見かける工事用のタンカー船などは、カヤックとは桁違いの大きさです。

向こうからこちらのカヤックを発見するのも難しいでしょう。

 

認識されたとしても、互いに避けるのは難しいと思います。

 

漁船やタンカーが多い場所では、カヤックに乗らない方が良いでしょう。

 

危険を避けるために、カヤックに乗る前にしっかりと準備・確認を行いましょう。

乗った後も色々なことに注意を払わなければいけません。

 




カヤックの大きさと重さによる大変さ

カヤックは大変大きく、そして重いです。

 

全長3m近くあり、幅も70cm以上になります。

 

そのぐらいの大きさのものが、分厚いプラスチックで形作られているので、重さは20kgオーバーになります。

 

この重さと大きさが、様々な問題を引き起こします。

 

まず一つ目は運搬です。

 

その大きさから、車の中に入れて運ぶのは、よほど車が大きくない限り無理だと思います。

 

車で運ぶには、車の天井にキャリアーをつけ、その上に乗せて運ぶことになるでしょう。

カヤックに乗ることの大変さ

 

カヤックの車載には、カヤックを車の上に持ち上げなければいけません。

もし誤って車の上に落としてしまうと、車が傷ついたり、ガラスが割れてしまう可能性もあります。

 

私の住環境では駐車場が狭く、カヤックを車の上に持ち上げるのが一苦労です。

カヤックの金属パーツが車体にこすれ、車の塗装がよく傷つきます。

 

カヤックを車載して運転する際も注意が必要です。

 

カヤックほどの重い物が道路にでも落ちたとしたら、大事故に繋がりかねません。

 

カヤックの車載についてはカヤックの車載についてなどのページなどに書いています。

事前準備をしっかりしてから運搬しましょう。

 

カヤックを車で水辺まで運んだら、駐車場所から波打ち際まで、人力で運搬しなければいけません。

 

カヤックを持ち上げるだけでも結構力がいるので、運ぶのは一苦労です。

道が平らであれば、カヤックカートを使うことができますが、そうもいかない場合が多いです。

 

私がよく行く場所は、駐車場所から波打ち際までの間に階段や段差があり、毎回運搬に苦労します。

 

一度運搬中に身体の筋を痛め、とても大変な思いをしたこともあります。

 

カヤックを運ぶのにもコツがあり、これはカヤックを海に運搬するのページに書いています。

 

そして意外と盲点なのが、カヤックの保管場所です。

 

全長3mの物を保管するとなると、敷地内に結構なフリースペースが必要です。

カヤックを洗うための場所や設備も必要になります。

 

また、保管場所から車への動線にも、カヤックを問題なく運べるようなスペースが必要です。

 

総じて、カヤックは大変な趣味だと言えるでしょう。

 




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