カヤックに乗ることの大変さと危険性

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カヤックフィッシングは楽しい趣味ですが、その分大変なことや、危険なことがたくさんあります。

カヤックに乗ることの大変さ

 

このページでは、カヤックに乗ることの大変さと危険性について説明していきます。

 


カヤックに乗ることの大変さと危険性

カヤックフィッシングを始めようというカテゴリでは、私の体験を基にして、カヤックフィッシングの始め方について書いています。

 

当サイトを作ったのは、一人でも多くの方に、カヤックフィッシングの面白さを伝えたいという思いがあったからです。

 

あわよくば、カヤック乗りの人口が増えると良いなあとも思っています。

 

ですが、カヤックフィッシングは楽しい一方で、様々な大変さや危険が伴います。

 

板子一枚下は地獄という言葉がありますが、沖に出ればカヤックの真下には、足の届かない海が広がっています。

 

また、カヤックの保管や運搬など、海に出る前の準備も大変です。

せっかくカヤックを購入しても、趣味として長続きしないかもしれません。

 

サイトを作成する中で、このように危険で大変な活動を、人に勧めても良いのだろうか、という後ろめたさもありました。

 

そこで、カヤックに乗ることの大変さについて書いた当ページを、カヤックフィッシングを始めようの一番上におくことにしました。

 

これから始める方も、すでに乗っている方も、カヤックに乗るときは十分に気を付けてください。

 

これから、カヤック(フィッシング)の大変さや危険性について、具体的に書いてみましょう。

 



カヤックで沖に出ることの危険性

カヤックフィッシングの大変さ・危険性に関わる要因は、大きく分けて二つあると思います。

 

一つ目は、足の届かないような沖に、舟一艘で出るという点です。

カヤックに乗ることの大変さ

 

カヤックで沖に出ると、辺り一面見渡す限りの大海原です。

カヤックに乗ることの大変さ

 

当然、海底に足は届きません。

 

板子一枚下は地獄という言葉がありますが、沖に出てしまえば、カヤックに命を預けることになります。

 

もし、カヤックが沈んだり、転覆して海に投げ出され、再乗艇できなければ、そのまま海を漂流することになります。

 

ライフジャケットを着ていなければ一巻の終わりですし、着ていたとしても、他船から発見してもらえる可能性は低いです。

 

また、カヤックが沈んだ場合、ロープ類が身体に絡まれば、ライフジャケットを着ていても、カヤックと一緒に沈んでしまいます。

 

浸水や転覆の原因

風も波もない凪の日であれば、そうそうカヤックが転覆することはありません。

 

ただ、少しでも波が出ると大変です。

体高の低いカヤックからは、低い波でもかなり大きく見えます。

 

少しの波でも、慣れないと船酔いしますし、急な高波が来れば、カヤックがひっくり返るかもしれません。

 

転覆や沈没につながる要因は、他にもたくさんあります。

 

カヤックには水抜き穴が付いていますが、下の画像は、それを塞ぐドレンプラグというものです。

カヤックのドレンプラグ

 

注意していないと、これを締め忘れて沖に出てしまうことがあります。

気付いた時には、カヤック内が水浸しなんてことになりかねません。

 

また、カヤックにはネジ止めされたパーツが付いています。

カヤックのネジ類

こういったネジ類も、締まっているか確認しておかないと、浸水の原因となります。

 

沖に出た際は、体調にも気を付けなければいけません。

 

私はカヤックに乗って沖で船酔いしたことがありますが、陸に戻るのは地獄の苦しみでした。

早く陸に着いてくれと祈りながら、最悪な気分の中で、一漕ぎ一漕ぎを繰り返しました。

 

また、沖で熱中症になりかけたこともあります。

 

沖で、ふと気が付くと体に力が入らなくなっていました。

早めに陸に引き返したから良かったものの、異変に気付くのが遅れていれば、陸に引き返せなくなっていたかもしれません。

 

他にも、重大な事故につながる外的な要因として、他船との衝突が挙げられます。

 

カヤックに乗って遠目に見ても、漁船の存在感は圧倒的で、ぶつかったらひとたまりもないだろうなと思います。

 

たまに見かける、工事用のタンカー船などは、カヤックとは桁違いの大きさです。

向こうから、こちらのカヤックを発見するのも難しいでしょう。

 

認識されたとしても、互いに避けるのは難しいと思います。

 

漁船やタンカーが多い場所では、カヤックに乗らない方が良いでしょう。

 

危険を避けるために、カヤックに乗る前にしっかりと準備・確認を行いましょう。

乗った後も、色々なことに注意を払わなければいけません。

 

カヤックの大きさと重さ

また、もう一つの危険・大変な要因として、カヤックの大きさと重さが挙げられます。

 

カヤックは小型の舟であるとはいえ、小さい物でも長さが3mほど、重さは20kg以上になります。

カヤックに乗ることの大変さ

 

最初に見た時は、その大きさに圧倒されたものです。

 

カヤックの運搬

カヤックを車の中に入れて運ぶのは、よほど車が大きくない限り無理だと思います。

 

車で運ぶには、車の天井にキャリアーをつけ、その上に乗せて運ぶことになるでしょう。

カヤックに乗ることの大変さ

 

カヤックの車載には、カヤックを車の上に持ち上げなければいけません。

もし誤って車の上に落としてしまうと、車が傷ついたり、ガラスが割れてしまう可能性もあります。

 

私の住環境では、駐車場が狭く、カヤックを車の上に持ち上げるのが一苦労です。

カヤックの金属パーツが車体にこすれ、車の塗装がよく傷つきます。

 

カヤックを車載して運転する際も注意が必要です。

 

カヤックほどの重い物が、道路にでも落ちたら、大事故に繋がりかねません。

 

カヤックの車載については、カヤックの車載と必要な道具についてなどのページに詳しく書いています。

事前準備をしっかりしてから運搬しましょう。

 

カヤックを車で海まで運んだら、駐車場所から波打ち際まで、人力で運搬しなければいけません。

 

カヤックを持ち上げるだけでも結構力がいるので、運ぶのは一苦労です。

道が平らであれば、カヤックカートを使うことができますが、そうもいかない場合が多いです。

 

私がよく行く場所は、駐車場所から波打ち際までの間に、階段や段差があり、毎回運搬に苦労します。

 

一度、運搬中に身体の筋を痛め、とても大変な思いをしたこともあります。

 

カヤックを運ぶのにもコツがあり、これはカヤックの持ち運び方のページに書いています。

 

カヤックの保管

また、意外と盲点なのが、カヤックの保管場所です。

 

全長3mの物を保管するとなると、敷地内に結構なフリースペースが必要です。

カヤックを洗うための場所や設備も必要になります。

 

保管場所から車への動線にも、カヤックを問題なく運べるようなスペースが必要です。

 

総じて、カヤックは大変な趣味だと言えるでしょう。

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