ガイドと一緒にマハーボディ寺院に向かう
ブッダガヤの日本寺で、客引きの男たちに捕まったのだった。
まあ色々とやり取りをした後、そのうちの一人、ガイドのAさんとマハーボディ寺院に向かうことになった。
ガイドのAさんと一緒に、というより、Aさんに連れて行かれる形で歩いて行く。
ちなみに、一緒に来ているのはAさんだけで、もう一人の、ゲストハウス前で会った男はついて来なかった。
日本寺からマハーボディ寺院までは、歩いてもそれほど時間がかからない。
日本寺から大通りに出て、道なりに歩いて行くと、マハーボディ寺院の入口に着く。
大通りを歩いてマハーボディ寺院に近付くにつれ、通りの両側は土産物屋だらけになる。
売られている土産は、数珠やブッダ像、シンギングボウル(仏壇に置かれているようなおりんのこと)などの仏具が多い。
数珠は、大きなものから小さなものまで様々にある。
果物の屋台も多いが、たぶん、お供え物としての用途がメインではないか。
でも美味そうだ。
後で買いたい。
マハーボディ寺院前でスマホを預ける
さて、マハーボディ寺院前に行くと、かなりの人だかり。
入場ゲートもあり、遊園地のような雰囲気だ。
お盆に、いくつものロウソクや花を載せた人がおり、取るように促してくる。
もちろん、これを取るとお金を請求されるはずなので、注意が必要だ。
寺院のゲートに向かって右側に、スマートフォンを預けるカウンターがある。
寺院内には手荷物を持ち込めるが、スマートフォンだけはここで預けていく必要があるのだ。
マハーボディ寺院では、2013年7月7日に爆弾テロ事件があり、それから警備が厳重になったのだそう。

スマホを持ち込めないので、寺院内で写真を撮りたい場合は、デジタルカメラなどを持ち込む必要がある。
私が行った時点では、カメラを持ち込むには100ルピーでカメラチケットを購入する必要があった。
スマホを預けるのは無料である。
さて、Aさんに促され、スマホを預けに行く。
カウンターの所にいくつか列ができており、そのうちの一つに並ぶ。
並ぶのはインド式、つまり、前の人との間に隙間があると、他のインド人に入り込まれてしまうので、隙間を空けずに並ばなければいけない。
私の後ろには、インド人のおじいさんが並んだのだが、私にピッタリくっついてくるので、ちょっと気味が悪い。
列が少しずつ前に進んでいく。
後ろのおじいさんは、前の方に隙間を見つけ、列を飛ばして先に進んでいった。
私も、列の外にいるAさんから指示を受けながら、カウンターの空いている所に並んでいく。
カウンターには帳簿があり、少し記憶が定かではないのだが、そこに名前などを書くことになっている。
記帳して待っていると、係りの人が来るのでスマホを渡す。
係りの人は、カウンターの中にたくさんあるロッカーの一つにスマホを入れ、鍵をかける。
そして、帳簿の私の欄に鍵の番号などを記入し、ロッカーのカギを渡してくれる。
寺院を見学し終えたら、カウンターに鍵を返し、スマホを受け取る形になっている(たしか)。
この辺りの手続きは、ガイのAさんに従いながら行ったので、すんなりできた。
ガイドがいなくても、前の人の様子を見ていれば分かるので、問題ないとは思う。
スマホを預けなければいけないということだけ、要注意だ。
カメラチケットの購入とセキュリティーチェック
スマホを預けるカウンターに向かって、すぐ左にカメラチケットのカウンターがある。
そこで100ルピー札を渡し、カメラチケットを購入した。
ガイドに付いて行き、寺院の入口へ。
セキュリティーチェックを受ける。
セキュリティーチェックは、寺院に入る前に何度かある。
手荷物をX線検査機に通し、自分は金属探知のゲートを通る。
ゲートを通った後は、両手を上げてボディーチェックを受ける。
このとき、カメラとカメラチケットを手に持っておいた方が良い。
セキュリティーチェックを抜けると、Aさんが話しかけてくる。
爆弾テロ事件がある前は、セキュリティーチェックはなく、菩提寺の敷地内にも土産物屋があったそうだ。
Aさんも土産物屋を構えていたが、敷地内で商売ができなくなり、撤退せざるを得なかったそう。
この人は、他にもいくつか店を持っているような感じで、日本寺で一緒にいた男の態度を見ても、結構立場のある人だという気がする。
ガイドが強引なのはいただけないが。
テロ事件に加え、コロナで観光客が減っていることもあり、観光業を営んでいる人たちは辛い思いをしていることだろう。
日本人観光客が減っているという話も、ブッダガヤ滞在中に何度か聞いた。
さて、いくつかのセキュリティーチェックを抜け、ついに大菩提寺の敷地内へ。