センターポイントゲストハウスをチェックアウト
サダルストリート九日目の朝。
昨日の夜にストレッチをしたからか、すこぶる体調が良い。
寒気もなく、手足の末端が冷えることもなかった。
おかげでよく眠れたようだ。
今日はいよいよゲストハウスをチェックアウトし、ハウラー駅まで行く日だ。
そしてハウラー駅で一夜を明かし、翌朝のガヤ行きの列車に乗る。
私は超心配性なので、列車が発車する一日前に駅まで行こうとしていた。
駅までの道中に何があるか分からないし、列車に乗る前に、駅の構造を把握しておきたかった。
それに、暗い時間帯の移動は避けたかった。
駅の中ならば、夜でも安全に過ごせるだろうし、リタイアリングルームという、列車を待つ人が泊まれる施設もあるらしい。
リタイアリングルームについてはあまり情報がなく、実際に泊まれるかどうか分からないのだが、ダメもとで行ってみることにしていた。
10:30ごろ、八日間滞在したセンターポイントゲストハウスを出る。
入口の受付に行くと、オーナーらしき人がコーランを読んでいた。
ゲストハウスをチェックアウトしたいとオーナーに伝える。
すると、次の目的地を聞かれたので、「ガヤ」「ブッダガヤ」と伝えた。
インドやネパールのゲストハウスは、客がどこからきてどこへ行くのかを把握しておかなければいけないようだった。
ちょうど、顔見知りになった従業員も居合わせたので、お別れの挨拶をして礼を言い、ゲストハウスを出た。
地下鉄に乗ってハウラー駅を目指す
これからハウラー駅に行くのだが、その前に、サダルストリートに寄ってサトシさんに挨拶をしておきたかった。
色々と情報を教えてもらい、世話になったので、もし会えたらサトシさんの店でお土産でも買っていこうかと思っていたのだ。
ところが、サダルに行ってみてもサトシさんはいなかった。
今後またコルカタに来ることがあれば、そのとき恩返しをすることにしよう。
ではハウラー駅へ。
まずは歩いてエスプラネードに行き、そこから地下鉄のグリーンラインに乗ってハウラー駅を目指すつもりだ。
コルカタの街並みを見るのも、今日で最後になる。
エスプラネードの地下鉄駅に着き、窓口で「ハウラーステーション」と告げる。
10ルピーを払ってチケットを受け取る。
グリーンラインのプラットフォームへ。
間違えてハウラーマイダンへ
ここでちょっとしたアクシデントが。
前にエスプラネードから地下鉄に乗った時、「マハカラン」という駅で降りたことがあった。
「マハカラン」の次の停車駅が、私の目的地の「ハウラーステーション」である。
ところが、何故か私は、「マハカラン」と「ハウラーステーション」の間に、もう2つほど駅があると勘違いしていたのだ。
Googleマップで見た時に、ハウラー橋の近くにあったバス亭か何かの記号を、地下鉄の駅と見間違えていたのかもしれない。
地下鉄に乗り、「マハカラン」の次の駅(そこが「ハウラーステーション」だった)をやり過ごす。
そして、さらに次の駅に着いてみると、そこがもう終点で、乗客が全員降りて行くではないか。
現在地をよく分からずに、とりあえず電車を降りてみると、ここは「ハウラーマイダン」という場所のようだった。
ハウラーステーションとハウラーマイダンは料金が同じだったようで、改札は問題なく通ることができた。
地下鉄の駅から地上に出てみる。
交通量の多い広い道と雑踏。
たくさんの屋台。
遠くにバスステーションがあり、多くのバスが停まっている。
スマホで現在地を確認すると、ハウラー駅の真後ろだった。
ハウラー駅まで少し距離がある。
まあ仕方ない。駅まで歩いて行くことにしよう。
幸い、時間はいくらでもある。
ハウラーマイダンから高架の道を行く
しばらく高架の上を歩く。
バスがよく通る道だ。
インドのアパート(たぶん)。
部屋の中がどういう作りになっているか、見てみたいものだ。
ハウラー駅から伸びる線路。
線路があるから、ここの道路は高架になっていたのか。
この右手の方にハウラー駅があるはずだ。
どこかで下りなければいけないと思うのだが、もう少し高架の先に行ってみるか。
コルカタではこういう建物をたくさん見た。
雰囲気があって非常に良いのだが、地震が来たらマズイ気がする。
このあたりは、滅多に地震なんて起きないのだろうけれど。
※そんなことを書いていたら、2025年の3月下旬に、ミャンマーで大地震が発生した。
コルカタもミャンマーからそこそこ近いので、被害を受けていないと良いのだが。
インドのカラス
高架が下がり始めた。
このまま行くとどこに出るのやら。
インドのカラス。
インドではこういうカラスばかり見かけたが、日本のものと比べて、首が細くて灰色になっているのが特徴だ。
ちなみに日本のカラスはこんな感じ。
私はカラスが好きなのだが、世間一般ではカラスは嫌われやすいようだ。
真っ黒だからだろうか。それとも残飯あさりをしているイメージがあるからだろうか。
混雑を抜けてハウラー駅前に到着
高架の下はすごいことになっていた。
たぶん、この道を行けばハウラー駅に行くはずだ。
ここで下りてみるか。
ここの階段を下りると、魚市場になっていた。
薄暗い中で魚を捌いている人たちがいたりして、中々雰囲気がある。
駅に向かい、先ほどの画像の、車がギチギチに詰まった道路を歩いて行く。
道のはじを歩いて行くが、ときおり、道の向こうから人やバイクが来るため、少ないスペースを譲りながらすれ違うことになる。
結構大変だ。
何とかハウラー駅前に出ると、今度はものすごい数の人。
屋台もたくさん出ており、何だかんだと声をかけられる。
人ごみをやり過ごしながら、駅の中へ。