ワット・ポーを見物する

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チャオプラヤー川のほとりへ

王宮を見学し終えた。

 

敷地内には他にも博物館があるらしいのだが、疲れたので外に出ることにした。

 

通りに出るも現在地は不明。

 

スマホで現在地を確認するのも面倒だ。

とりあえず、人通りの多い方に歩いてみる。

 

 

船着き場に出た。

 

このときは、王宮内を通って下の地図のようなルートで船着き場に出たようだ。

 

しばらく往来する船やチャオプラヤー川を眺める。

 

川を見ていると、船着き場の人から声をかけられた。

チャオプラヤー川を一周するクルーズ船がもう少しで出るらしい。

 

食指が動いたのだが、チラッと掲示に目をやると、結構な金額だった。

断ってその場を立ち去る。

 

チャオプラヤー川は、何とも雄大な川だ。

ずっと眺めていたくなる。

 

対岸にはワット・アルン(暁の寺)があるはずだ。

今日はそこが最終目的地なのだが、疲れて行けないかもしれない。

 



王宮周辺の土産物屋

 

船着き場の反対側には土産物屋が並んでいた。

ポストカードや雑貨など、観光地らしい土産が並んでいる。

 

水とポストカードを購入。

 

各地の屋台でしばしば見かけた、緑のココナッツにストローが刺さったジュースもあった。

飲んでみたかったが、何となく買わずじまいになった。

いずれ、また見かけたら飲んでみよう。

 

この辺りには王宮や大きな寺院など、有名な観光地が多い。

そのためか、観光客向けの土産物屋やレストランが多く並んでいた。

 

それにしても、ここに来てやっとポストカードを手に入れることができた。

北海道一周では、ポストカードをたくさん購入し、知人に送るのが習慣になっていた。

後で書いて郵便局から送ってみよう。

 

 

ワット・ポーへ向けて

次の目的地はワット・ポーだ。

 

スマホで現在地を確認しつつ、王宮の南に向かって進む。

 

王宮からワット・ポーは近いはずなのだが、王宮の敷地から北に出てしまったので、けっこう歩くことになった。

 

途中、路地への寄り道は欠かさず。

 

チャオプラヤー川、何度見ても良いものだ。

 

「ワットポーシマッテル」

王宮からワット・ポーへ向かう途中、疲れてフラフラ歩いていると、知らない人たちから声をかけられた。

 

「ワットポーシマッテル」

「ワットポーヤスミ」

 

片言な日本語がいかにも怪しい。

 

これはまごうことなき詐欺だ。

観光地が休みだと嘘をつき、高額なツアーに連れて行く手口だと、何かで読んだことがある。

 

手をかざしながら、何もかも知っているよという雰囲気を出して歩く。

彼らは簡単に引き下がってくれた。

 

それにしても、何故私が日本人だと分かったのだろうか。

 

日本人だと分かるような外見的特徴は無いと思うのだが、、、

強いて言うなら、花火の柄の手ぬぐいを首から下げていることぐらいだろうか。

 

声をかけられた場所は、下の地図の辺りだったと思うのだが、定かではない。

 

客引きのいる場所

先ほどのワットポーシマッテルの件にしても、パヤタイからカオサンに行くときに会った客引きにしても、客引きというのは、居るべき場所に居るのだということが分かってきた。

 

旅行者が多く歩いている場所だと、一人や少数の旅行者でも、流れに乗って観光地に向かうことができる。

そんな場所での客引きは、分が悪いだろう。

 

極端な話、ワット・ポーの前で、周りの観光客がワット・ポーにどんどん入って行く中で、「ワットポーシマッテル」なんて言われても、信用するわけがない。

 

客引きの立場になれば、人通りの多い目抜き通りよりも、そこから離れた人通りの少ないところが狙い目のような気がする。

それでいて観光客が通りやすい場所。

 

そんな通りで待ち構え、少人数で歩いているような観光客を狙うのが、最も効率が良いだろう。

 

私が通った道は、ワットプラケオからワット・ポーにつながる道だった。

 

観光客がよく通る道のはずだ。

なおかつ人通りがそれほど多くない。

 

客引きにはもってこいの場所だったのだろう。

 

ワット・ポーの入口へ

さて、ワット・ポーに近付いてきた。

 

バンコクの暑さにはいつまで経っても慣れない。

水分補給をしているのだが、疲れてクラクラする。

 

ワット・ポーは塀で囲まれており、入り口が分からない。

入れそうな場所を探しながらしばらく歩いた。

 

やっと入り口を発見。

 

ワット・ポーの南に狭い路地があり、そこのバス停近くから中に入ることができた。

もしかすると、入り口は他にもあるのかもしれない。

 

王宮からここまで、結構大変だった気がする。

 

ワット・ポーに入場

 

ワットポーの入口を探しながら、南側の細い小路を歩く。

 

ようやくワット・ポーの入り口を見つけ、受付で料金を払って入場する。

 

ワット・プラ・ケオと同様ワット・ポーも広い。

 

どこをどう巡ればよいか分からなかったが、タイの寺院は右回りに回るものだと聞いていたので、とりあえず向かって右に歩いてみることに。

 

ワット・ポーの仏塔

 

 

ワット・プラ・ケオとは、また違った仏塔や装飾の数々。

 

 

敷地内にはこういった仏塔がたくさん建っている。

これらの仏塔がどういった謂れの物なのか、役割などもさっぱり分からないが、見物するだけで面白い。

 

小さなタイルで細かく装飾されている。

均整がとれて美しく、眺め飽きない。

 

 

草花が多く手入れが大変そうだ。

 

 

 

アクシデント

バンコクに来てからデジカメで写真を撮っていたのだが、ワットプラケオやワット・ポーではスマホで写真を撮っていた。

 

スマホは首から下げる防水のケースに入れて写真を撮っていたのだが、透明な膜を挟むので写真写りが悪い。

ケースからスマホを出そうとしたところ、手元を誤り、スマホを地面に落としてしまった。

地面はこの通り硬いレンガ。

スマホの画面はバキバキに、、、

 

スマホは旅行の生命線だ。

これがないと情報収集できないし、帰りの航空券も取れない。

 

故障していないか心配だったのだが、ちゃんと動くようだ。

とりあえずひと安心。

 

スマホの画面を割ったのは初めての経験だった。

 

他の人のスマホの画面がヒビだらけになっているのを見て、どうしたらそんなになるのだと思ったことがある。

まさか自分のスマホが、こんなことになるとは思いもしなかった。

 

後でホステルに帰ってからダクトテープで応急処置をした。

 

ワット・ポーの仏像たち

気を取り直して寺院を見て回る。

 

ワット・ポーには面白い仏像がたくさんあった。

 

 

 

この仏像?はお気に入り。

 

自由な仏像たち。

一体一体を見て回るのが面白い。

 

 

ワット・ポーの中庭へ

 

 

小門をくぐり、中庭のような場所へ入った。

 

誰もおらず静謐な空気が流れている。

 

人が土台を支えているような意匠。

これはどういう意味があるのだろう。

 

ワットプラケオでも、同じような造りのものを見た。

 

バンコクの鳩。

バンコクの鳩は目がオレンジ色だった。

日本の鳩は何色の目をしていただろうか。

 

 

大休止

色々なところを歩き回り、何だか疲れ果てた。

 

暑い。

体がだるい。

 

熱中症だろうか。

水分は十分に取っているのだが。

 

日陰を見つけて休憩をとることにした。

 

仕事をしていた10年間、デスクワークだったのでほとんど運動をしていなかった。

すっかり体力が落ちてしまったのかもしれない。

 

深夜特急を読み、深夜特急のような旅をしたいと思っていた。

だが体がついて行かない。

 

これからチャオプラヤー川の対岸にあるワット・アルンまで行こうと思っていたのだが、とても無理そうだ。

年齢なり、体力なりの旅をしよう。

 

 

しばらく休憩を取って次に向かう。

 

 

大きな仏塔へ

 

 

敷地内を歩いていると、大きな仏塔が建っているのを見つけた。

 

門をくぐって中に入る。

 

 

これはすごい。

 

 

天を突くほどの綺麗な大仏塔。

 

説明書きを見ると、Phra Maha Chedi Sri Sanphetdayarn(プラ・マハ・チェディ・スリ・サンペットダヤン)という名前らしい。

 

少し調べた限りでは、歴代の国王ラーマ1世から4世までの仏塔らしい。

 

 

一通りワット・ポーの中を見回り、外に出ることにした。

 

後から知ったのだが、ここワット・ポーには有名な寝釈迦仏があるらしい。

タイ観光案内サイトなどに書いてあった。

 

見られなかったのは残念だが、まあそれも縁だったということで。

またこの界隈に来ることがあれば、見に来ることにしよう。

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