疲労困憊でダウン
神威岬を観光し、小樽市街へと戻ることに。
この時点でかなりくたびれていた。
新潟から小樽までのフェリーでは、北海道への期待と不安であまり睡眠をとれなかった。
そして、ここ数年ほとんど運動をしていなかった体で、島武意海岸と神威岬を散策。
気温の高さが追い打ちをかける。
汗をかいたので、海岸沿いの駐車場に車を停め、着替えをする。
窓を開けていれば、涼しい風が入り込んでいる。
しばらく車中にいても、熱中症の心配はないだろう。
そのまま泥のように昼寝をした。
起きてもすっきりせず、体調は芳しくない。
とりあえず小樽に向けて車を走らせる。
道の駅 スペース・アップルよいちへ
小樽の手前にある余市町で、道の駅「スペース・アップルよいち」に立ち寄る。
自販機でとうきび茶を購入。
本当にとうもろこしの味がする。
よいち観光温泉へ
体調のせいか、何もかもがしっくりこない、上手くいかない感じがする。
風呂に入りたい。
スマホで付近の日帰り入浴施設を探す。
よいち観光温泉というところがあったので、向かってみることに。
ここが本当に最高だった。
昔ながらの銭湯という感じの施設。
これまで見たことのない、古めかしい形の蛇口。
シャンプーやボディーソープは付属していない。
浴槽は3つで、熱い風呂・ぬるい風呂・水風呂がある。
ぬるい風呂はずっと入っていられる湯加減。
サウナもあった。
汗を流し、気力・体力も完全に回復した。
疲れているときは風呂に入るべし、という教訓を得た。
小樽運河の散策
車を走らせて小樽に戻ってきた。
疲れが取れたら腹が減ってきた。
観光しながら飯も食べよう。
駅周辺の有料駐車場に車を停め、運河に向かって歩いてみる。
「小樽といえば運河」というイメージがあったのだが、期待通り、素晴らしい景観だ。
運河沿いの道を歩くと、レリーフに小樽の歴史が書かれている。
北海道開拓の玄関口として始まり、商業や金融で栄えた経緯が書かれている。
今では観光地としても栄えている。
観光客を見ると、日本人より外国人が多いぐらいだ。
観光船や人力車に乗って町を回ることもできるようだ。
この倉庫群は、今でも何かに利用されているのだろうか。
後で裏へ回ってみたら、飲食店などが入っていた。
金融街と堺町本通り
運河から駅へと足を向ける。
ガラッと町の様相が変わる。
金融街といった街並み。
ふらふらと歩き続け、土産物店が並ぶ、堺町本通りに出た。
観光客が非常に多い。
修学旅行生、外国人、地元の人、人が入り乱れている。
この辺りは、小樽歴史景観区域として指定されているようだ。
何とも独特な街並み。
建物は歴史を感じさせ、和と洋が上手く融合されたようなデザインをしている。
土産物屋に入ってみたが、とても凝ったガラス細工の品が並んでいる。
通りを行くと、小樽の歴史について展示されている場所があった。
こういうところは人がいないので落ち着く。
小樽駅とアーケード街
そのままあてもなく散策し、線路跡を発見。
小鳥たちが遊んでいる。
アーケード街を発見。
運河周辺は観光客が多かったが、そこを外れると、普通の都市圏らしい人の多さ。
なんだか人の多さに疲れた。
今日は札幌の観光地も回る予定だ。
そろそろ札幌へ向かおう。
飯は食べそびれてしまった。
札幌を通りすぎる
小樽市街を見終え、札幌に向かう。
札幌までの道は、幅広でスケールが大きく、アップダウンがあった。
海の向こうに、巨大な風力発電機が並ぶのが見える。
北海道は何もかもスケールが違う。
時刻は14:00過ぎ。
札幌へ向かう車が多い。
今日はこれから、有名な時計台やテレビ塔を見に行こうと思っている。
時計台は、北海道大学の前身である札幌農学校に付属していたものだ。
札幌農学校には、有名な思想家の内村鑑三らが通っていた。
内村鑑三の著書、「代表的日本人」「後世への最大遺物」「余は如何にして基督信徒となりし乎」を読んだことがある。
とても純粋で強い意志を持った人物だという印象を持ち、内村鑑三にゆかりのある時計台を訪れてみたいと思っていたのだ。
北海道の道は幅も広く、二車線が続き、信号が少ない。
都市から都市の移動もあっという間だ。
スピードを出す車が多い。
流れに付いていくのは問題ないのだが、普段とは勝手が違う。
北海道の道に慣れるには、まだ時間がかかりそうだ。
札幌に到着。
幅広い道々は直角に交わり、主要道だけでなく枝道も片側二車線になっている。
どこを走っているのかよく分からないまま、車の流れについていく。
都市部なのに、周りの車は結構スピードを出している。
いつまで経ってもこのスピード感に慣れない。
路上停車している車や、他車との間を縫って進む。
ゆっくり街並みを観察することができない。
何となく、このまま札幌を抜けてしまおうかと思った。
小樽で人の多さに疲れ、今は車に疲れている。
次の目的地は夕張だ。
国道274号を東に進み、札幌を抜けた。
道の駅マオイの丘公園で夕食
都市部を抜けると、車も信号も少なくなって運転しやすい。
周りは田畑に囲まれている。
しばらく車を走らせ、道の駅マオイの丘公園に着いた。
今日はここまでにしよう。
来る途中にセイコーマートがあった。
北海道に行ったブログなどを見ていると、セイコーマートの記述が出てくることが多い。
夕食を買いにセイコーマートへ行ってみた。
かつ丼とコーヒーを購入。
今日はほとんど何も食べておらず、腹が減っている。
道の駅の屋台でたこやきが売っており、ついそれも買ってしまった。
材料は全て国産で、北海道産の大きいタコが入っているそうだ。
色々買って後悔した。
とても食べきれない、、、
残りは翌朝食べることにしよう。
Jackeryのポータブル電源
夕食後、小説を読んだり日記を書いたり、明日の計画を立てたりして過ごす。
フェリーで読んでいた霧越邸殺人事件はすでに読み終わり、乱鴉の島を読み始めた。
仮眠をとる前、Jackeryのポータブル電源にカメラとスマホをつなぐ。
大容量で、毎日スマホとカメラを充電しても、一週間以上はもってくれた。
就寝前の充電が日課になった。
さらに、観光地を散策する前、ダッシュボードにJackeryのソーラーパネルを広げておくのも日課になっていた。
ソーラーパネルとポータブル電源をつないでおけば、ポータブル電源を充電することができる。
ソーラーパネルの充電効率はあまり期待していなかったのだが、悪くない数値が出る。
曇天時でも、充電器にソーラーパネルをつなぐと、7Wの入力があった。
対して、充電器にカメラとスマホをつなぐと約6Wの出力だった。
差し引きでプラスになる。
晴天ならもっと数字が良くなるだろう。
パネルをダッシュボードに置くのではなく、外に出しておけば、さらに効率が良くなるはずだ。
この充電器とソーラーパネルは、旅の間に大活躍してくれた。
今日の述懐
就寝前に一日を振り返る。
初めての北海道、久しぶりの長期旅行、慣れないことばかりだ。
一日に予定を詰め込みすぎて、疲れ果ててしまった。
余裕をもって観光したいが、家のことで懸念があり、あまり長く北海道にいることもできない。
今日のように、あらかじめ行きたい場所に見当を付けておき、実際に現地付近を通ってから寄る寄らないを決めることにしよう。
自由な旅をしてみると、自分の趣味嗜好が良くわかる。
私は人の多い所が好きではなく、自然や動物の写真を撮ったりするのが好きなようだ。
今日一日で、なんとなくこの旅の方向性が決まってきた。
人が多い場所は早めに通り過ぎてしまい、人の少なさそうな、道北や道東を中心に回ることにしよう。
今日の行程と明日の予定
今日の行程を振り返ってみる。
早朝にフェリーで小樽に到着し、島武意海岸へ。
島武意海岸から神威岬へ行き、余市、小樽と戻ってきた。
小樽を観光してから札幌へ、そして道の駅マオイの丘公園に到着した。
明日は夕張市に向かい、その後富良野の方へ向かおうと思う。
ラベンダー畑が有名だが、まだ時期が早いかもしれない。
有名な青い池も見に行きたい。