硫黄山(アトサヌプリ)の噴気孔を見物

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硫黄山の駐車場へ

 

摩周湖第三展望台を見終わり、次は屈斜路湖の方へと向かう。

 

第三展望台から西へ。

道道52号から国道391号に出て、すぐにまた道道52号に入る。

 

国道から道道に折れたとき、急に硫黄の臭いがし始めた。

 

少し行くと、「硫黄山」と書かれた標識が。

登山道の入り口でもあるのかと思い、そのまま通り過ぎる。

 

先へ行くと道の両脇が開け、大きな山々が見えてきた。

路肩に駐車場があったので、車を停めて写真を撮る。

正面の山が、先ほど通り過ぎた硫黄山だろうか。

 

周辺では、北海道で今までに見たことのなかったような植生が見られる。

 

この花はイソツツジだそうだ。

イソツツジといえば、オロロンラインの遠別町にある金浦原生花園でも見ていた。

後で調べたところ、硫黄山周辺は酸性土壌になっており、このイソツツジと数種類の植物しか生育できないらしい。

 

何となく、先ほどの「硫黄山」と書かれた場所が気になり、戻ってみることにした。

あの山の麓だけでも見てみたい。

 



硫黄山の散策

硫黄山の看板に引き返した。

 

道の先を行くと、有料の駐車場が。

お金を払って券を受け取る

 

何とこの券は、先程通り過ぎた摩周湖第一展望台との共通券になっているらしい。

 

そうなると、やっぱり見に行ってみようという貧乏人根性が頭をもたげてくる。

硫黄山を見物し終えたら、また摩周湖の方に戻ってみるか、、、

 

さて、どうやらここは、登山道ではなく観光地になっているようだ。

 

正面の山からモクモクと煙が出ている。

そして強い硫黄の臭い。

 

 

Wikipediaによれば、ここ硫黄山は昔、鉱山として開発されていたそうだ。

この遺構は、鉱業が盛んだったころに使われていた設備の名残だろう。

 

荒涼とした風景。

 

地面が黄色い。

硫黄の色だろう。

 

この景色を見ていると、青森の恐山が思い出される。

 

硫黄と噴気孔

 

黄色い噴気孔から、蒸気が噴き出し続けている。

 

すごい眺めだ。

 

来てみてわかったが、硫黄山は、この噴気孔などを眺める観光地になっているようだ。

 

登山ができる山として開放されているわけではないらしい。

 

 

 

 

 

 

 

硫黄山は、北海道一周の中で一番感動した場所だった。

ここでは地球の息吹を感じ取れる。

 

これまでに、羅臼や摩周湖でも「一番」という言葉を使ってきた。

「一番」を連発しているが、それぞれ一番の理由が違うのだ。

 

摩周湖が静の絶景なら、ここ硫黄山は動の絶景だ。

 

 

 

ボコボコと湯が沸き出ている。

 

 

 

 

 

 

 

 

ゴーという音とともに、熱湯のしぶきが噴き出す。

 

 

 

 

 

 

 

すごい眺めだった。

思いがけず素晴らしい場所に出会えた。

 

帰りに、駐車場隣接のMOKMOKベースに立ち寄り、土産を購入した。

 

ここには温泉卵なども売っていた。

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