道の駅 いいでへ
翌朝、秋田から山形へと車を走らせる。
平日なので、通勤の時間帯にならないうちに、できるだけ進んでおきたい。
山形市街を通るころ、ちょうど通勤ラッシュと重なってしまった。
ラッシュを抜けるのに時間がかかったが、次の目的地が開くには少し早かったので、都合が良い。
この旅で、必ず寄ろうと思っていた場所がもう一つだけあった。
山形から新潟に抜ける手前、飯豊町にある、道の駅 いいでにどうしても行きたかったのだ。
今回の旅の目的の一つとして、フルーツをたくさん土産に買って帰りたかった。
6月の北海道一周からの帰り道、ここ道の駅 いいでに寄ったとき、農作物がたくさん売られていたのが印象的だった。
ここならば、秋にはたくさんフルーツが並ぶのではと見当を付けており、今回の旅の帰りに寄ってみようと思っていたのだ。
その目論見は大当たりで、色々なフルーツが売られていた。
特に良かったのは洋ナシだ。
一袋が安いし、時間を置いて熟成させてから食べたら、本当に美味かった。
けっこう買ったつもりだったのだが、帰って食べたらあっという間に無くなってしまった。
キノコは天ぷらにした。
珍しいキノコもいくつか売られていた。
新潟へ帰る
道の駅 いいでを出て、新潟へ向かう。
途中、道の駅 白い森おぐににも立ち寄った。
ここの土産物屋にはクロモジの製品があった。
クロモジは木のことだが、樹皮に含まれる油分はとても香りが良い。
枝は高級な爪楊枝として利用されているし、枝を煎じてお茶として飲むこともできる。
精油付きのクロモジペンダントを購入した。
マコモダケというものも買ってみた。
初めて見る食べ物だ。
「ダケ」とあるからタケノコの仲間かと思ったが、そうではないようだ。
マコモダケは、マコモというイネ科の植物の一部分らしい。
帰ってから天ぷらにしてみたが、食感はタケノコに近く、みずみずしくシャキシャキしている。
天ぷらが非常によく合い、とても美味かった。
きっと煮物なども美味いだろう。
さて、土産も買い、旅の目的は果たした。
家に帰ろう。