旅に出る前のページで、一度、持ち物について書いていました。
その内容を踏まえ、一ヶ月の旅を終えた後で、荷物について再考してみようと思います。
カバンについて
カバンは35Lのザックを持って行きましたが、やはり、このぐらいの大きさのものが使いやすいと思います。

このザックに7~8分目ぐらいまで荷物を詰め込むと、大体5~6kgぐらいになります。
LCCに乗るとき、機内持ち込み手荷物の規定を、サイズも重さも楽々クリアできます。
1ヶ月の旅行で5~6kgの荷物というと、少なすぎるように見えますが、全く不便は感じませんでした。
むしろ、これ以上荷物が多くなると、フットワークが重くなると思います。
それと、インドやネパールでは、舗装されていない道やガタガタの道もそこそこありますし、場所によっては悪路もあります。



こういう場所で使うなら、やはりスーツケースなどよりも、ザックの方が使い勝手が良いと思います。
お金について
必要なお金は、全てクレジットカードを使ってATMで下ろしました。
今の時代、クレジットカードがあれば、キャッシング(お金を下ろすこと)も、買い物も全て済ませることができます。
ただ、海外でクレジットカードを使って買い物をするのは、手数料も高いですし、スキミングなどの危険性もあるらしいので、避けた方が良いと思います。
また、カードが一枚だけだと何かあった時に不安なので、予備のカードも持って行った方が良いと思います。
私は
・三井住友カード(VISA)
・エポスカード(MASTER)
・住信SBI銀行のデビットカード(VISA)
の3枚を持って行きました。
普段使いは三井住友カードで、スキミング防止のケースに入れ、財布の取り出しにくい所に入れていました。

残りの二枚はセキュリティーポーチにしまっておきました。

セキュリティー対策について
金銭関係は、特にセキュリティーに気を付けていました。
財布に紐をつけてズボンと結んでおいたり、ズボン自体もポケットが深い物にし、財布を出しにくいようにしていました。

旅行中に財布からカードを出すタイミング、主にATMを利用するときですが、そういうときは特に周囲に気を配っていました。
ただ、コルカタやタメルのATMは、常に警備員が立っていたので、あまり心配はいらなそうでした。
スマホは防水ケースに入れ、ショルダーバッグに紐を結び付けていました。

荷物のそばを離れるときは、自転車用のロックで荷物を手近な場所に結び付け、ワイヤーロックでファスナーが開かないようにもしていました。

傍から見ると、警戒しすぎなように見えるかもしれませんが、対策をしている様子が見えるようにしておくのも、犯罪の防止につながると思います。
結果的に、何の犯罪にも巻き込まれず、つつがなく旅を終えられたので、これで良かったのでしょう。
インドを歩いてみて分かりましたが、日本人の私がインドを歩いていると、かなり目立つようで、色々な人から話しかけられます。
嫌でも目立つ外国人が、荷物の管理をおろそかにしていたら、スリや置き引きの恰好の的になります。
カバンの目立つところにチェーンを付けておくとか、常に荷物から目を離さないようにしておくとか、周りから見ても、こちらが警戒しているのがよく分かるようにしておくと、犯罪に巻き込まれる可能性は減るのではないでしょうか。
防寒具について
防寒具は、雨風よけのワークマンのイージスと、薄いダウンベストを持って行きました。

荷物をできるだけ軽くするため、このような組み合わせで持って行ったのですが、厚いダウンを一枚だけ持って行った方が良かったと思います。
冬のインドとネパールはそこそこ寒く、防寒対策はしっかりしておいた方が良いです。
日中歩いているときは暑いぐらいなのですが、朝や夜、それとゲストハウスの中は寒く感じます。
一度、早朝にリキシャに乗ったり、開けたプラットフォームで電車待ちをしましたが、上の2枚だけでは寒く感じました。


ダウンは水濡れに弱いのですが、1・2月のインドとネパールは全く雨が降らなかったので、濡れる心配もなさそうです。

袋に入れて収納できるような、厚いダウンを一枚持っていけば、それで十分だと思います。


衣類について
持って行った衣類は、
・長袖シャツ二枚
・半袖シャツ一枚
・長ズボン二枚
・メリノウールの長袖一枚
・下着三セット
・靴下三セット
です。
上に着る長袖シャツやズボンは、生地の薄い安物を選んでいきました。
これは、汚れるから使い捨てにしようということではなく、洗濯の利便性を考えてのことでした。

半年前、バンコクに行った時も手で洗濯をしていましたが、濯ぐのも絞るのも大変でした。
それを踏まえ、今回は薄い生地の物を選んでいくことにしていました。
服の薄さ+洗濯のページに書いた洗濯袋で、洗濯はだいぶ楽になりました。

特にズボンは、生地の薄さを最優先して選びましたが、前のセキュリティーの項目に書いたように、ポケットも深かったので、良い物を見つけたと思いました。
下に着る長袖は、普段着ていなかったメリノウールのTシャツを一枚だけ持って行きました。
これは反省点で、メリノウールのTシャツは、洗濯をして絞ったら穴だらけになってしまいました。

仕方ないのでガムテープで補強して使っていました。
下に着る物は、丈夫で洗濯をしやすい化繊がおすすめです。
電子機器など
スマホやデジカメ用の、充電器と変換プラグは毎日使いました。

そのほかに持って行った、予備のSIMカードやモバイルバッテリー、ヘッドライトなどは使いませんでした。

ただ、これらは使わなくても、一応持っておいた方が良い気がします。
また、画像の左上にあるガムテープやカラビナも、持って行って良かったと思います。

ガムテープは服の補修に、カラビナはルームキーを保管するのに使っていました。


日用品
洗濯用品については、洗濯のページに詳しく書いています。

他に、ビニール袋の予備、薬、ばんそうこう、洗面用品などを持って行きました。

ビニール袋は色々なところでもらえるので、予備を一枚ぐらい持って行けば良いと思います。
薬については、行きのドンムアン空港で頭痛薬を飲んだくらいで、後は使いませんでした。
コルカタで熱を出した時も、頭痛薬は飲んでいません。
ただ、やはり海外では何が起こるか分からないので、痛み止めや胃薬などは持っておいた方が良い気はします。
洗面用品は毎日使いましたが、使い慣れたものを持って行くのがおすすめです。
インドやネパールの個人商店には、大体の物が売っているようだったので、現地調達もできます。
他に、ボディーソープ、歯磨き粉、ワセリン、チューブ薬などの液体類を、飛行機持ち込み手荷物の規定に合った袋に入れて持って行きました。

ボディーソープを持って行ったのは大正解で、現地のゲストハウスは、どこもシャンプーやボディーソープを置いていませんでした。
30mlのボトル二本に、ボディーソープを詰めていきましたが、節約しながら使っていたら、一ヶ月でも余りました。
シャンプーやボディーソープも、現地で手に入れることができます。
また、冬のインドやネパールは乾燥していると聞いたので、ワセリンを持って行きましたが、面倒なので一度も使いませんでした。
何度かダニや蚊に刺されたので、虫刺されの薬はたまに使いました。
本やガイドブック
本については、般若心経とブッダの言葉を持って行きました(左の二冊)。

行きの飛行機ではよく読んでいましたが、段々とカバンから本を出すのが面倒になり、旅の後半はスマホをいじる時間が増えていきました。
ガイドブックについては、買ったものをスマホに入れていきましたが、大活躍でした。

特に役に立ったのは、どこの街のどの場所から、目的地までのバスや電車が出ているとか、そういった交通情報です。
どうやってバスを捕まえるかなどの情報が書いておらず、そこら辺は実際に現地に行ってみるしかありませんでしたが、行ってみるとリキシャがたくさん寄ってくるので、その人たちに頼めばバス乗り場に連れて行ってくれました。
