【十二日目の終わり】車で北海道一周の旅・その77
車で北海道をほぼ一周したときの記録です。
このページでは、十二日目の回想などについて書いています。
襟裳岬から三石へ
襟裳岬を出た。
道の駅 みついしに向かおう。
道の駅までの途中、浦川町を通るとき、十一日前に通った美瑛町を思い出した。
浦河町も美瑛のように、新しい外観の三角屋根の家が多く、家々のデザインがある程度統一されている。
ここの、襟裳岬から道の駅 みついしまでの区間が、北海道を一周する中で一番きつかった。
道路がきついわけではなく、体力的にきつかったのだ。
今日は長い距離を走り、観光で歩き回ったので、疲れ果てていた。
今日の回想
今日もけっこうな距離を走ってきた。
前々日、根室から釧路まで行ったときと同じくらいの距離を走った。
午前中に釧路を出発し、恋問と白糠を経て、昆布刈石展望台へ。
白糠では祭りを見た。
その後は、道の駅 なかさつないでビーンズ邸と開拓記念館を訪問。
そして一本山展望タワーで日高山脈を見た。
黄金道路を通って百人浜へ。
最後に襟裳岬へ行ったのだった。
疲れた。
道の駅 みついしまであと少し。
道の駅が見えた時は、今日の旅もこれで終わりかと、ほっとしたものだった。
みついし昆布温泉 蔵三へ
なにはともあれ温泉へ。
露天風呂は、舟の形をした木の浴槽。
昆布色の温泉だ。
無味無臭だが、かすかに昆布の香りがするような気がする。
露天風呂から出て、しばらくチェアーに座って海風にあたる。
いまさらながら、風呂に入ってからよく体を冷やしておけば、後であまり汗をかかないことに気づく。
いや、当たり前のことで分かってはいたのだが、今まではクールダウンが短かった。
入浴後、併設のレストランで夕食を食べる。
海鮮あんかけ焼きそばを注文。
出てきたのは、大皿に、イカ・エビ・タコ・ホタテ・カニの爪などが入った豪華なあんかけ焼きそばだった。
腹が減っていたのだが、食べ終わるのに時間がかかった。
十二日目の終わり
温泉を出て、車の中にタオルを干す。
少し散歩してみよう。
スケジュールがきつかったが、今日中に三石まで来られて良かった。
道の駅に来る途中、アポイ岳という山のそばを通った。
十一日前の日高山脈博物館のページにも書いたが、アポイ岳に興味があり、近くのビジターセンターに寄ろうと思っていたのだが、時間が合わなかった。
仕方ない。
もう本当に、旅の終わりが見えてきた。
北海道で見たかったものは大体見終わった。
気が付けば、今は太平洋沿岸を走っている。
数日前はオホーツク海沿岸を走っていたというのに。
旅が終わるのが寂しい気もするし、早く帰ってコーヒーを好きなだけの身ながら、のんびりしたい気もする。
明日はどこまで行けるだろうか。