【釜谷キャンプ場で見る夕日】粟島を三日かけて徒歩で一周⑧2023/5/2
2023年の5/1~5/3、キャンプ泊をしながら徒歩で粟島を一周してきました。
このページでは、釜屋キャンプ場から見た夕日の写真を載せています。
釜谷キャンプ場の夕暮れ
日が暮れ始める
そろそろ日が暮れる。
前回釜谷キャンプ場に二泊したときは、ずっと曇っていたので、夕日も星も見えなかった。
月のウサギ
背後の山間から、月が覗いていた。
月のウサギだかカニだかも、よく見えている。
これだけ月が丸く見えていると、今夜は月明かりで、あまり星が見えないかもしれない。
ゴールデンアワー
ゴールデンアワーだ。
夕日が辺りを金色に照らす。
どんな写真を撮っても絵になる時間帯だ。
サンセットバイオレット
カメラのレンズに、サンセットバイオレットのフィルターを付けて撮影してみた。
夕日が沈む...
日本海に夕日が沈む。
粟島の中でも、海に日が沈むのを見れるのは、釜谷など島の西側だけである。
島の東にある内浦では、本土の方から日が昇り、背後の山に日が沈んでゆく。
とりとめのないことを考える
こういった景色を見るたびに思うことがある。
哲学の考え方の一つに、現象は人間が観測するから存在するのだ、という考え方がある。
よく引き合いに出される例が、森の中で木が倒れたとき、音は発生しているのだろうかということだ。
だれも観測していなければ、音は発生したと言えないのではないだろうか。
この考えの真偽について私は論じることができないが、釜谷で夕日を見ていると、どうしてもこの議論に思いを巡らしてしまう。
あまりにもきれいな夕日。この夕日が沈むという現象は、毎日繰り返されているはずである。
ところが、釜谷キャンプ場に誰もいなければ(近くの釜谷集落からも夕日が見えるのは置いておくとして)、この夕日は誰にも観測されないまま、地平線に沈んでいくのである。
このとき夕日が沈むという現象は存在するのだろうか、というのも気になるところだが、私がもっと気になるのは、この美しい夕日が誰にも見られずに沈んでいくのは何とももったいないことだ、ということである。
日没
日が完全に沈んでしまう。
日が沈むと、あっという間に暗くなり、冷たい風が吹き始める。
テントに入って寝っ転がり、辺りの景色を眺める。
星が見えている。
夜の帳が降りる。