粟島を三日かけて徒歩で一周・2023/5/1~5/3
徒歩で粟島を一周
待ちに待ったゴールデンウィーク
2023年の5月。
待ちに待ったゴールデンウィーク。
去年や一昨年はコロナで外に出るのもはばかられ、ほとんど外出しないままになってしまった。
今年は遠出がしたい。
それも自然にどっぷりと浸かりながらのんびり過ごしたいと思い、キャンプをしながら粟島を徒歩で一周することにした。
のんびり粟島を一周
粟島を徒歩で一周するだけなら、6時間もあれば回りきれるだろう。
だが、今回はキャンプをしながらのんびりと、というのが肝である。
というのも、粟島に行く二日前に大峰山と櫛形山に登ったのだが、途中で降りる道を間違えてしまい、かなり余分に歩くことになってしまった。
履き慣れない靴で歩いたので、足にマメがたくさんできてしまったこともあり、一度にあまり長い距離を歩きたくない。
粟島では、どちらかといえばキャンプをメインにして、ついでに一周してみようという心持である。
以前に訪れたときのこと
粟島には4年前の2019年に、キャンプをするために訪れたことがある。
このときは、4/30から5/2にかけて二泊三日で滞在した。
4/30から5/1を迎えるとき、ちょうど年号が平成から令和に切り替わったのだった。
釜谷のキャンプ場で50cmのヒラメが釣れたりと、楽しいキャンプになった。
キャンプ場の夜は非常に怖く、鳥の鳴き声でよく眠れなかったことも覚えている。
内浦と釜谷
内浦集落
粟島には2つの集落があり、本土からフェリーに乗ると、「内浦」という集落に着く。
上の地図では、島の右側、真ん中ら辺に内浦がある。
内浦から島を横断する黒い道路をたどっていくと、島の反対側に出る。
そこから海岸沿いに南へ行くと、「釜谷」の集落がある。
釜谷集落
内浦と釜谷を比べると、内浦の方が飲食店や売店などの数が多く、銭湯もある。
観光する場合は内浦をメインとするのが良いと思う。
釜谷は少し寂れた感じがあり、観光名所などもあまりない。
だが、私はそんな釜谷集落が大好きなのである。
釜谷は2日目に訪れたので、後のページに写真を載せようと思う。
粟島の2か所のキャンプ場
また地図を見ると、内浦の下と、釜谷の上に、それぞれ「キャンプ場」の文字が見える。
内浦のキャンプ場も釜谷のキャンプ場も、水場とトイレがあるというのは共通している。
どちらも一泊1100円の利用料がかかる。
事前に、内浦の観光案内所で料金を払っておく必要があるというのも共通点だ。
内浦のキャンプ場について
内浦のキャンプ場は集落に近い。
水場とトイレの他にバンガローがいくつかあり、街灯もそこそこある。
区画が整備された、いわゆる普通のキャンプ場といった趣である。
釜谷のキャンプ場
対する釜谷のキャンプ場は、集落から少し距離がある。
水場とトイレはあるものの、街灯がトイレの近くにちょこんとあるだけで、他にあるものといえば海と岩のみ。
キャンプサイトの区画が、トイレの横にほんのちょっとだけある。
それ以外では、海岸の好きなところにテントを張ってください、後はご自由にという、実にワイルドなキャンプ場なのである。
4年前のキャンプでは
4年前のときは、内浦のキャンプ場には泊まらず、釜谷のキャンプ場で三日間を過ごした。
集落にしてもキャンプ場にしても、私は釜谷という場所が好きなのだと思う。
釜谷のキャンプ場はゴールデンウィークでもほとんど人がいなかった。
前回行ったときは私の他に3人の人がいただけだったし、今回は私以外に誰もいなかった。
粟島を徒歩で一周する計画
フェリーの発着時間
さて、二泊三日で粟島を一周するのに、フェリーの発着時間などを踏まえたうえで計画を立てる。
フェリーで粟島に着くのが、大体12:00ごろ。
一日目に、内浦から釜谷のキャンプ場を目指しても良いが、歩いて釜谷のキャンプ場まで行き、テントを張って色々準備してとなると、時間に余裕がなさそうである。
そこで、一日目は内浦のキャンプ場に宿泊して準備を整え、翌日から本格的に周遊を開始するのが良さそうだ。
北回りと南回り
二日目からの島歩きだが、内浦から見て北回りで歩くか、南回りにするか、悩むところである。
島の南側の方が、北側より歩く距離が短い。
内浦キャンプ場が内浦の南側にあるので、そのまま南回りで釜谷キャンプ場を目指した方が、歩く距離が少なくて済みそうだ。
本土に帰るフェリーの時間
また、三日目の帰りのフェリーは、15:00ごろに出発の予定。
時間に余裕がありそうなので、三日目に北回りの長い歩きがあっても大丈夫だろう。
おと姫の湯に立ち寄る
三日目はフェリーに乗る前に、内浦にあるおと姫の湯に入ってサッパリしておきたい。
おと姫の湯は内浦の北にある。
南回りで周回し、内浦に北から到着すると、その足でおと姫の湯に入れる。
色々と考えた末、南回りで島を回ることに決めた。
二泊三日の荷物
荷物をできるだけ減らしたい
二泊三日のキャンプなので、荷物はそれなりの量と重さになる。
歩きの際は、できるだけ荷物を減らすのが基本である。
持って行った道具は後のページで紹介するが、ここで簡単に一覧を説明しておく。
テントについて
軽量化を図るため、テントはアライテントのスーパーライト・ツェルト1を持って行くことに。
あくまで想定される用途は非常用のシェルターなので、キャンプの際にテントとして使うことはおすすめしない。
張る際には棒とロープが必要である。
棒はそこらに落ちている木の枝で十分だし、ロープは軽くて丈夫な細いビニールひもを20mぐらい持って行った。
就寝用の道具
他に、寝袋やその下に敷く銀マットなども持って行く。
前回のゴールデンウイークの粟島では、薄い寝袋を持って行ったところ、結構寒かった覚えがある。
寝袋は、軽くて暖かい、モンベルのダウンハガー800#3を用意する。
食料
食料は尾西食品のアルファ米を中心に、乾燥食材などを三日分持って行く。
内浦や釜谷で外食ができれば、それに頼るつもりだったが、一応、二泊三日分の食料を持って行った。
調理用のバーナーとクッカー、シェラカップなども持って行く。
行動食と水分
行動中のおやつと、ペットボトル飲料を3本用意する。
甘いものは長時間の歩きの時、気分を紛らわせるのに役立つ。
ペットボトルに関しては、途中キャンプ場で水を汲みながら行動したので、三日間で一本空けただけだった。
着替えや小物類
他に、替えの下着一着分と、救急キット・地図・タオル・スマホ・財布・カメラなどを準備。
ザックに荷物を詰め込む
モンベルのアルパインパック80リットルに荷物を詰め込む。
荷物は全部で15kgぐらいになった。重いのは水と調理道具だ。
これを担いだまま島を一周してきた。
続きは【粟島を徒歩で一周】一日目その①~岩船から粟島へ~2023/5/1へ。
一日で粟島を一周するなら
一周にかかる時間
もし、一日で粟島を一周する場合、時間は6~7時間ぐらいを見込んでおいたほうが良いでしょう。
レンタサイクルを借りるなら、時間は半分ぐらいになるはずです。
南回りと北回りのどちらが良いか
回り方は、南周りでも北回りでも良いと思います。
島の北側の方が、見どころと人家が少ないです。
何かあった時のことを考え、後半に釜谷集落を通る形の北回りの方が、何かと安心できるかもしれません。
持ち物について
持ち物は、水と食料、ウィンドブレーカーなどの防寒着、絆創膏などの救急用品などがあればよいでしょう。
食料は、途中の釜谷集落で調達することもできます。
水分に関しては、春や秋などの涼しい時期ならば、ペットボトル飲料が三本あれば足りると思います。
途中、釜谷集落や釜谷キャンプ場で補給もできます。
寒さ対策
海風の当たる場所や、島の日陰になる場所は、早朝の時間帯などに結構冷えます。
暖かい時期でも、ウィンドブレーカーは用意しておきましょう。