カヤックの車載について
カヤックの車載は、カヤックフィッシングの大事な一要素です。
重くて大きいカヤックは、車で海まで運ばなければいけません。
これから数ページにわたり、一般的な車載方法であると思われる、カヤックを車上に固定して運ぶ方法について説明していきます。
カヤックを車の中に入れて運ぶ人もいますが、カヤックはかなり大きいので、その分大きい車が必要です。
またはカヤックが折り畳み・もしくは分割できるタイプでなければ難しいでしょう。
このページでは、車載の方法や車載に必要な道具などを説明していきます。
カヤックの持ち運び方や車載については、以下のページでも解説しています。
・カヤックの持ち運び方について
・カヤックの車載に適した車について
・ラッシングベルトの使い方について
・カヤックの車載方法について
よろしければご覧ください。
ちなみに、私はずっと同じ方法でカヤックを運んでいますが、今までに事故を起こしたことはありません。
高速道路や急カーブの多い道を何度も走りましたが、今のところ全く問題なく運転できています。
では、車載の仕方の概略です。
私はキャリアバーを車の天井に取り付け、その上にカヤックを固定しています。
キャリアバーは金属製の丈夫な棒で、持つとずっしりと重みがあります。
その上に直接カヤックを乗せると、カヤックが傷んでしまいます。
そのため、バーにクッションを巻いてからカヤックを乗せます。
そして、カヤックをバーにラッシングベルトで固定します。
ラッシングベルトは器械付きのベルトで、人力で固定するよりも、はるかに大きな力で荷物を固定できます。
このベルトで固定するだけで、カヤックの固定強度は十分です。
カヤックをラッシングベルトで固定すれば、もうそのまま走り出しても問題ありません。
ですが、私は一応、手締め式のロープでカヤックの前後と車の前後をつないでいます。
ロープを付けている理由は、運転中、ラッシングベルトやカヤックに何かがあった時に、それを察知するためです。
運転中だと、天井に乗っているカヤックの様子は見ることができません。
ですが、車の前後に付けたロープは見ることができます。
ラッシングベルトが緩んだり切れたりした時、ロープの揺れが激しくなるなど、何らかの変化が出るはずです。
変化に気が付いたらすぐに車を停め、カヤックを確認する手筈にしています。
幸いにも、まだラッシングベルトに異常が起こったことはありません。
車載の道具について
車載に必要な道具について書いておきます。
順番にリストにしてみましょう。
キャリアー付きの車
何はともあれ、カヤックを載せるキャリアーを付けた車が必要です。
車載に適した車についてのページで詳しく説明します。
キャリアパッド
キャリアバーに取り付けるキャリアパッドです。
バーは金属なので、カヤックを直接乗せるとカヤックが傷んでしまいます。
バーとカヤックの間には、クッションを入れておきましょう。
自作もしてみましたが、バーに巻くタイプの既製品を購入した方が良いと思います。
クッションバー
上の画像でキャリアーに差し込んでいる、クッションが巻いてある棒です。
カヤックを車の上に乗せる際、カヤックを立てかけるのに使います。
カヤックの車載についてのページでも使い方を説明しています。
これがあると、カヤックを車上に乗せるのがとても楽になります。
キャリアバーの内部に入るサイズの角材に、クッションシートを巻いて自作しました。
12×24の角材にクッションシートを巻き、電源コード用のケーブルタイで留めています。
ケーブルタイは、ホームセンターのケーブルが置いてあるところや、100円ショップにもあります。
カヤックフィッシングでは、色々なものを留めるのに使えて便利です。
ラッシングベルト
ラッシングベルトは、器械の力で、人力よりも遥かに頑丈に荷物を固定することができるベルトです。
使い方は、ラッシングベルトの使い方のページで説明します。
最初は、5mぐらいの長めのものを購入しておくのが良いです。
一回カヤックを固定してみて、余った端を切っておきましょう。
切った部分はライターなどで炙っておかないと、ほつれてきてしまいます。
玉掛けロープとフック付きロープ
カヤックの前後と、車の前後を結ぶために使います。
玉掛けロープはワイヤーでないものを使います。
カヤックのスカッパーホールに通して使います。
玉掛けロープにロープラチェットを引っ掛け、車の前後にフックをかけます。
ラッシングベルトだけでカヤックを固定する強度は充分ですが、前述の通り、安全のために付けています。
クッションシート
ラッシングベルトで荷締めをする際、カヤックと荷締め器の間に入れて使います。
荷締め機は金属なので、直接カヤックに当てると、カヤックが傷んでしまいます。
100均などで大きめのものを購入し、2枚に切って折りたたみ、厚みを出して使っています。