秋の風倉山を登る!林道サイクリングと飯豊連峰を見渡す日帰り登山

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新潟県胎内市・神秘の山「風倉山」へ

2022年10月2日。秋晴れの心地よい一日になりそうだ。

 

10月に入り朝晩は涼しいが、日中はまだ暑さが残る。今回は3度目の登山として、新潟県胎内市の風倉山(かざくらやま)へ向かった。

 

風倉山は神秘的な響きを持つ名前で、以前からずっと登ってみたいと惹かれていた山である。

 

駐車場から登山口まではそこそこ長い林道が続くため、車に自転車を積み込んでおいた。朝6時ごろ、広大な風倉駐車場に到着する。

 


広々とした風倉駐車場の様子

 

駐車場はとても広く、奥に見えるのが林道の入り口だ。

 

前回の焼峰山登山では、下山時に足が激しく震えてしまった。その対策として、疲労軽減に効果的だと聞いた「アミノバイタル」を試してみることにした。

 

アミノバイタル プロのパッケージ

 

薬局で比較し、アミノ酸含有量の多いプロを購入。独特の風味はスポーツドリンクで一気に流し込んだ。

 

長丁場の登山において、素早く吸収されるアミノ酸パウダーは心強い味方である。
味の素 アミノバイタル プロ

 

このおかげか、これまでは下山のたびに足が震えていたが、今回は震える一歩手前ぐらいの疲労感で済んだ。



自転車で進む長い林道と鹿ノ俣ダム

車は進入禁止のため、ゲートの脇を抜け、自転車に乗って林道を進む。

 

車両通行止めの林道ゲート

 

自転車で進む林道

 

林道は高い位置にあり、すぐそばを鹿ノ俣川が流れている。進んですぐの場所に胎内スキー場が見えた。

 

林道から見える胎内スキー場

 

木々の間から見える鹿ノ俣川

 

時折景色が開け、眼下に美しい川の流れを望むことができる。やがて鹿ノ俣発電所に到着した。

 

鹿ノ俣発電所の建物

 

発電所横の右奥に続く坂道

 

右奥の坂道を進む。最近自転車に乗っていなかったため、上り坂が思いのほか足にこたえる。

 

川を堰き止める関堤

 

未舗装の砂利道

 

途中で未舗装の道が現れた。乗ったままでは尻が痛くなりそうなので、自転車から降りて押して歩く。

 

再び舗装された林道

 

再び舗装路に戻ったところで右手に山の神様の祠を見つけ、「これからお山に入ります」と静かに挨拶をした。

 

道端にある山の神様の祠

鹿ノ俣ダムの上を渡り登山口へ

分岐路に到着。とりあえず平坦な右の道へ進むと、奥に鹿ノ俣ダムが見えた。

 

林道の分岐路

 

遠くに見える鹿ノ俣ダム

 

しかし、登山口はダムの上を通った先にあるはずだ。このままではダムの上に出られそうにないため、元の分岐へ戻り、奥の道へと進む。

 

鹿ノ俣ダムの設備

 

鹿ノ俣ダムに到着

 

無事に鹿ノ俣ダムの上部に到着した。ここで舗装路が途切れているため、自転車は置いていく。

 

自転車を停めた場所

 

道なりに進むと、ダム湖を渡る立派な橋が架かっていた。

 

ダム湖にかかる橋

 

橋から一望できるダム

 

橋から右を見下ろすとダムが一望でき、木の下では魚が水面を跳ねてライズしている。思わずフライをキャストしてみたくなる光景だ。

 

魚がライズしている水面

 

左手に見える川の跡と滝

 

左側には川の跡と奥に滝が見える。水は一度砂利の下に潜り、伏流水として流れているのだろう。橋を渡るにつれ、徐々に山の奥深い雰囲気が出てきた。

 

橋を渡り切った先の風景

風倉山登山口から急登の連続

橋を渡ってすぐ左手に、風倉山の登山口が現れた。看板によれば、15分間隔で合目標識が設置されているようだ。

 

風倉山登山口の案内看板

 

いざ風倉山の登山道へ

 

気合を入れて歩き出すと、いきなり急登が始まる。

 

登山口から始まる急な坂道

 

森の静かな雰囲気

 

ひたすら坂を登り続けるが、私はすぐにこの山が好きになった。名前の響きだけでなく、まるで『もののけ姫』のコダマが出てきそうな、手つかずの自然の空気に満ちている。

 

岩と土が混じる登山道

 

険しい登り坂

 

岩と土が混じる斜面を抜け、一合目に到着。体力的にも時間的にも順調な滑り出しだ。

 

一合目の標識

 

ここから先はロープが張られた箇所や、巨大な倒木が行く手を阻む場所も出てくる。ザックが引っかかるため、屈むだけでなく這いつくばってくぐり抜けた。

 

ロープが張られた登山道

 

道を塞ぐ倒木

 

一合目から二合目への坂道

 

少しずつ周囲の景色が見え始め、開けた場所の先に二合目の標識が見えてきた。

 

二合目の標識

徐々に険しさを増す二合目以降の道のり

日が高く昇ってきた。二合目から三合目にかけては、比較的なだらかな尾根道が続く。

 

木漏れ日が差し込む登山道

 

腰掛けるのにちょうど良い倒木

 

道をふさぐように生えている木は、腰掛けるのにちょうど良い高さだ。帰路ではここを有難い休憩スポットとして使わせてもらった。

 

落ち葉が積もったフカフカの道

 

足元には落ち葉が積もり、フカフカとした感触が心地よい。しかし、本日の入山者は私が最初のようで、とにかく蜘蛛の巣が多い。

 

道なき道やクモの巣が多い山歩きでは、やはり専用のポールがあると疲労度や歩きやすさが格段に変わってくる。
キャプテンスタッグ トレッキングステッキ

 

持参した杖で念入りに巣を払いながら進む。

 

三合目の標識

 

三合目に到着した。ここまでは順調だったが、これ以降は段差が大きくなり、ロープに頼る「へつり道」も現れ、一気に険しさが増していく。

 

段差の大きい登山道

 

ロープが張られたへつり道

 

四合目の標識

 

四合目を越え、岩や木の根を乗り越えながらさらに登る。木々の隙間から遠くの平野が見え始め、関川方面の景色が登山の疲れを少しだけ癒してくれた。

 

木々の隙間から見える平野部

 

五合目の標識

体力勝負!ひたすら続く長い斜面(五合目〜八合目)

風倉山のルートの中で、個人的に一番過酷だったのがこの五合目以降である。

 

見上げるような急斜面

 

ブナ林が混じる斜面

 

先が見えないほどの長い斜面がひたすら続く。ブナが混じる景色は美しいが、足元は落ち葉で滑りやすく、ロープにすがりながら登らざるを得ない。

 

七合目の標識

 

必死に登るうちに六合目の標識を見落とし、気づけば七合目だった。ずいぶん高いところまで来た実感があり、視界も広範囲に利くようになってくる。

 

八合目の標識

視界が開ける八合目から皇山住神宮へ

ようやく八合目に到達。視界を遮る高い木々が減り、遥か遠くまで見渡せる絶景が広がっていた。

 

八合目から見下ろす鹿ノ俣ダム

 

中央に見える小さな水たまりが、スタート地点の鹿ノ俣ダムだ。あんなに遠くから自分の足で登ってきたのかと思うと、胸が熱くなる。

 

櫛形山脈の景色

 

山頂へ続く最後の傾斜

 

絶景を楽しみつつも、体力的にはもう限界に近い。杖に両手でしがみつき、時折四つん這いになりながら「山頂の景色が見たい」という一心で、一歩一歩ゾンビのように進んでいく。

 

皇山住神宮の祠がある開けた場所

 

不意に開けた場所に出た。「皇山住神宮」と書かれた祠がある。山頂はもう目の前だが、ここからの眺めも素晴らしく、いっそここをゴールにしたいという誘惑に駆られた。

 

ロープを伝って下りる道

 

山頂直下には、一旦ロープで下ってから再び登り返す険しい尾根道が待ち構えている。崖のようになっている危険箇所もあり、最後まで気が抜けない。

風倉山山頂からの絶景パノラマ

最後の尾根を越えると、ついに視界が完全に開けた。

 

山頂直下から視界が開ける瞬間

 

風倉山の山頂に到着

 

念願の風倉山山頂に到着である。スペースはそれほど広くなく、4人もいれば窮屈になりそうだ。幸い日曜にもかかわらず誰もおらず、この大パノラマを独り占めすることができた。

 

眼下に見えるハート型の胎内ダム

 

眼下にはハート型の胎内ダムが見える。さらに遠くへ目を向ければ、雄大な飯豊連峰や杁差岳(えぶりさしだけ)の稜線が連なっている。

 

連なる飯豊連峰の山々

 

関川・岩船・村上方面の景色

 

櫛形山脈の全景

 

関川・岩船方面、そして櫛形山脈の裾野には新発田市街がうっすらと広がる。さらに奥には新潟東港の海沿いも確認できた。

 

二王子岳の側面

 

正面に見える堂々とした山容はおそらく二王子岳だ。以前登った焼峰山からは反対側の側面を見ていたことになり、山の位置関係が繋がっていくのが面白い。

 

山頂から振り返る登山ルートと鹿ノ俣ダム

 

来た道を振り返り、あんなに遠い鹿ノ俣ダムからはるばる登ってきたのだと改めて実感する。

山頂での休憩と下山

疲労困憊で、すぐに山を下る気力は湧かない。寝っ転がって目を瞑ると、暑くも寒くもない微風が心地よかった。遠くで聞こえる風の音が、この「風倉山」の名前の由来なのかもしれない。

 

山頂での昼食(カロリーメイトと紅茶オレ)

 

昼食兼おやつとして、カロリーメイトと紅茶オレを取り出す。

 

手軽に栄養補給できるカロリーメイトは、登山に欠かせない定番の行動食だ。
大塚製薬 カロリーメイト ブロック フルーツ味

 

しかし、フルーツ味と紅茶オレはお互いの甘さが主張しあってしまい、食べ合わせとしては少し失敗だった。

 

しばらく絶景を堪能していると他の登山者が登ってきたため、場所を譲って下山を開始する。

 

下り坂に張られたロープ

 

数々の急坂を越えてきたため、帰りの下りも案の定きつかった。整備してくれた方々に感謝しつつ、フカフカと滑りやすい腐葉土の地面を慎重に下っていく。

 

急な下り坂

 

段差を飛び越えた際に足の裏を痛めてしまい、途中の倒木でストレッチをしながら長めの休憩を取った。

 

無事に帰還した鹿ノ俣ダムの橋

 

ボロボロになりながらも最後の下りを越え、なんとか鹿ノ俣ダムの橋まで戻ってきた。駐車場まで自転車を漕いで、今回の過酷な登山は無事終了となった。

 

今回で3回目の登山となるが、山頂で一気に視界が開ける快感と、自分が歩いてきた長大な道を見下ろす達成感は筆舌に尽くしがたい。自分の足で登り切ったという事実が、確かな自信と自己肯定感をもたらしてくれた。登山とは本当に素晴らしい趣味である。

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