ホステルからドンムアン空港へ
睡眠をとって夜中の二時ごろになった。
空港へ向かおう。
ホステルのカウンターに鍵を預け、外に出る。
このホステルには短い時間だったが世話になった。
道路にネコが歩いている。
ライトアップされたワット・ドンムアン(お寺)。
高架を登り、空港に向かう。
ドンムアン空港でチェックイン
さて、空港にやってきた。
空港の職員も飛行機の搭乗員も、こんな時間なのにキビキビと働いている。
とても大変な仕事だ。
チェックインは何時からだろう。
LionAirのカウンターで聞いてみると、3時過ぎから始まるらしい。
出発は6時過ぎなので、チェックインは出発の3時間前から始まるようだ。
国際便は大体そのようになっているのかもしれない。
タイに来る時の成田空港でも、3時間前からチェックイン開始だった。
時間になりチェックインの列に並ぶ。
自分の番が来たので、カウンターでスマホの航空券を見せる。
心配していた手荷物だが、特に何も言われることなく、チェックインの手続きが終わった。
職員の目測で、全く問題ないと判断されたのだろう。
重さの計測もなかった。
ほっとしたと同時に、あれだけ心配したのにと拍子抜けした。
保安検査と出国審査
不安だったチェックインが終わり、保安検査へ向かう。
こちらも全く問題なかった。
次は出国審査だ。
入国のときと同様、軍服のようなものを着た人たちが審査をしている。
特にやましいことは無いのだが、やっぱり緊張してしまう。
出国審査でも、特に何も聞かれず滞りなく終わった。
顔認証の時だけ、眼鏡を外さなければならないのが分からず、少し手間取ってしまったぐらいだった。
免税店で土産を買う
保安検査場を抜けた。
出発まではまだ時間がある。
土産を買っておこう。
バーツをここで使い切っておきたい。
残りは400バーツとちょっとだ。
土産物屋でタイティーのティーバッグと、ドライフルーツの詰め合わせを購入。
購入の際、パスポートを見せるように言われたのだが、これは免税店だからのようだ。
軽食なども購入。
残りは6バーツ。
よくここまで使い切った。
画像左下のザクロのジュースは、今飲むと飛行機の中でトイレに行きたくなりそうだったので、日本に着いてから飲むことにした。
この判断を後で後悔することになるとも知らず。
手続きも買い物も全て終わり、後は日本に帰るばかり。
時間になり、帰国の飛行機に乗った。
帰国便の出発
タイに来てから約7日。
この7日間は長かった気もするし、あっという間だった気もする。
初めての海外旅行であり、やっと日本に帰れるという気持ちと、もっと色々なところを見て回りたかったという気持ちが半々ぐらいだ。
飛行機が出発するようだ。
来るときは中央の席だったが、今回は窓側なので外が良く見える。
台湾で乗り直し
飛行機に乗っている間、時間が経つのがとても遅く感じた。
本を読んだりしながら時間を潰す。
知らなかったのだが、飛行機は経由便だったので、途中で台湾に着陸した。
ここで一旦、乗客の乗り降りがあるようだ。
同じ飛行機で成田に向かうので、乗ったままで良いのかと思ったら、一度空港に降りてから乗り直さなければいけないらしい。
ずっと乗りっぱなしで腰が痛くなっていたので、良い気分転換と運動になる。
目的地までに他の空港を経由するのを、トランジットやトランスファーというらしい。
トランジットは同じ航空会社の飛行機で乗り継ぐことで、トランスファーは違う航空会社の飛行機に乗り換えとなる。
今回は同じ航空会社・同じ飛行機なので、トランジットということになる。
トランジットのとき、飛行機に乗ったままで良い場合と、一旦空港に降りなければいけない場合がある。
今回は後者だ。
台湾の空港に降り立ち、また保安検査を通ることに。
液体を持ち込めないため、ドンムアン空港で買ったザクロのジュースを捨てることになってしまった。
ハサミがなく、歯でパッケージを食いちぎり、ゴミ箱に中身を噴射した。
もったいないことをした。
歩いて行くと、日本人の客室乗務員が日本語で道案内してくれる。
しばらくぶりに日本語を聞いた。
搭乗ゲートを通り、飛行機の同じ座席に着いた。
成田空港まで後もう少し。
日本に帰国
ようやっと成田空港に到着した。
ずっと座りっぱなしで、骨盤のあたりが痛むようになっていた。
他の乗客に付いて空港の建物をひたすら歩く。
入国手続きなどはあっという間に終わった。
最後に税関検査というのがあり、そこで申告書を書いて、全ての手続きが終わった。
ここからがまた長い。
新潟まで帰らなければならないのだ。
成田から東京まで行き、東京からは新幹線で新潟まで戻るつもりだった。
成田空港から東京へ
成田から東京まで行くには、いくつかの手段があるようだ。
できるだけ安い手段が良いと思い、バスなども見てみたのだが、表示の見方がよく分からなかった。
周りは日本語の案内であふれているのだが、何だか内容がさっぱり頭に入ってこない。
日本にいるはずなのに海外にいるような感じがする。
一番分かりやすかったスカイライナーという特急電車に乗ることにした。
スカイライナーは上野まで行くようだ。
上野からも新潟行きの新幹線に乗れるので、ちょうどよい。
駅員に聞きながら切符を買い、電車のプラットフォームにたどり着いた。
スカイライナーに乗っているとき、ふと思ったことがあった。
日本に帰ってきたが、やっていることはタイと変わらないじゃないか。
成田から東京まで行く方法がよく分からず、掲示を見たり、人に聞いたりしながら、何とかスカイライナーに乗った。
これはタイでやってきたことと大して変わらない。
スカイライナーに乗っても周りは外国の人だらけで、外国語しか聞こえてこない。
これもタイにいた時と同じだ。
新潟へ帰る
上野駅に着き、新潟への新幹線に乗った。
後二時間ほど座っていれば家に帰れる。
昨日、タイの電車に乗ったばかりだったので、つい比較をしてしまう。
日本の電車のレールには人も野良犬も歩いていない。
新幹線の車内放送で、体調不良の人がいたので、到着時刻が3分遅れると言っている。
やっぱり日本はきっちりしている。
きっちりしすぎているような気もする。
それが良いことなのかどうかは分からない。
一長一短がある。
そんなことを考えながら、やっと新潟に着いた。
新潟駅に最近できたばかりの、牛たん炭焼き利休に寄った。
日本食のしょっぱい味付けが胃に染みわたる。
何日か前から、ずっとこういうのを食べたいと思っていた。
牛タンを食べ終えて家に帰った。