日本語学校と歩道橋
さて、タメルに帰ろう。

歩いていると、日本語学校の看板をいくつか見かけた。

パシュパティナートのガイドから聞いた話で、ネパールの若者や公務員の多くが、日本語を勉強して賃金の高い日本に移住しようとしているらしい。

この看板の数を見ると、やはりそういうトレンドがあるのかもしれない。

歩道橋に登ろうとすると、何人かの若者たちから「ハロー」と声をかけられた。
何だったのだろう。
感じからして、客引きではないような気がしたが。
まあ、こういうのは関わらないのが無難だ。
無視して歩道橋の上へ。

ものすごい交通量。

道路の白線もないし、交通ルールもあるような無いような。
思い思いに、空いている所を探しながら行きたいところに向かっている感じがする。

街中のストゥーパ
街中のストゥーパを発見。

先ほど見たボーダナートのストゥーパは、これよりはるかに大きかった。

私としては、このぐらいのサイズの方が、親しみやすくて良い。


法具の金剛杵が置いてある。


高台からカトマンズ市街を見下ろす

歩き続け、大きな十字路に来た。
今朝パシュパティナートに向かう途中、ここに公園のようなものがあるのを見ていた。
ちょっと見てみよう。

塀の上にお猿さんが。

ここは高台になっており、カトマンズ市街まで見渡せるようだ。





さらに眺めの良さそうな場所に出た。

私はこの、カトマンズの建物の色遣いが好きだった。

色々な色が使われているが、あまり派手な感じはしない。



階段があったので降りてみよう。


ここから見える景色も良い。

市街地の景色を眺めていると、何だか感傷的な気分になってきた。
カトマンズの滞在も今日明日で終わりだ。
明後日には、帰国の途に着くことになる。
帰りたくないな。
ずっとこのまま、この辺りを歩いていたい気がする。
何だかとても、カトマンズやタメルに愛着が湧いてしまった。
それもあるし、旅を終わりにしたくないという気持ちも強い。
こうして色々なところに行き、見たことの無い物を見るのは楽しい。
現地の人たちと他愛もない話をするのも面白かった。
帰国してしまえば現実が待っている。
今は無職なので、新しい職場を探し、一から関係を作っていかなければならない。
その辺りのことは、始めてしまえば何とかなると思うが、いざ始めるのが億劫だ。
まあ、無職になってインドネパールに来たのは自分の選択だ。
全て自己責任だ。

ファイヤーピッツァのマッシュルームオリーブピザ
旅のことを思い出しながら歩き、タメルへ戻ってきた。
まずは、ホテルプレジャーホームの入口にあるファイヤーピッツァへ。
コーヒーとマッシュルームオリーブのピザを注文。


ピザのもったりした感じに、さっぱりしたオリーブがよく合う。
前に食べたマルゲリータも美味かったが、こちらのピザも美味い。

タメルの南へ買い物に行く
ピザを食べた後、ホテルの南側に買い物に行った。
タメルの南側は市民のための市場という感じになっており、店頭には肉や野菜などが並べられている。
ちなみに、前にこの辺りで犬に追いかけられていた。
まずは個人商店で飲み物を調達。

これまでインドとネパールでたくさん炭酸飲料を買ってきたが、これはけっこう美味かった。
個人商店でこの飲み物を買った時、商品を指さすと、電卓で値段を教えてくれた。
値段は85ルピー。
インドやネパールには、私が見た限りではコンビニがない。
大体の物は、露天の屋台か個人商店に売られている。
そういった店では、大体商品に値段が付いていないので、買い物をする際は毎回値段を聞かなければいけない。
現地の人とのやり取りが必要なため、それが面倒でもあり、面白くもある。
続いて果物を買う。

これで300ルピーだった。
今まで別の店で果物を買っていたが、今日はタメルの南にある別の店で買ってみた。
量に対しての値段を見るに、やっぱり今まで買っていた店は、ボッタクリだったような気がする。
ザクロも食べ納めだ。

日本ではあまり見かけないし、あったとしても高い。
ナシのような果物も買ってみた。

ナイフは無いので皮ごと食べたが、日本で食べるのと同じナシだった。
果物を食べた後洗濯をする。

明後日に帰国の途に着くので、明日洗濯すると洗濯物が乾かないかもしれない。
これが、この旅最後の洗濯になる。
インドにいたころはサンダルを履いていたが、国境からはずっとクツを履いていた。

けっこう歩いたので、クツは埃で白くなってしまっている。