客引きと立ち話
次は土産だ。
今日の午前にパタンへ行った際、カフェで飲んだホワイトティーがとても美味かった。
あまりにも美味いので、土産として、お茶が好きな人に買って帰ろうと思っていた。
お茶屋に売っているホワイトティーが、午前に飲んだものと同じような味かは分からないが、ホワイトティー自体が珍しいので、土産として良さそうだ。
ホワイトティーは日本であまり見かけないが、タメルの茶屋にはよく売っている。
目星を付けていたティーショップに行こうとしていると、客引きから声をかけられた。
いつもなら無視するのだが、何となく立ち止まって話をする。
ネパールに何日いるかとか、トレッキングは行ったかとか、そんなことを話していた。
ジャパンにフレンドがいるというので、「トウキョウ?」と聞くと、「トウキョウ・オオサカ・ナゴヤ」と言う。
このフレーズは今までに何度も聞いてきた。
うさんくさいフレーズだ。
何をしているかと聞かれ、「ブラブラ」と答える。
何故かこの辺りの客引きは「ブラブラ」という言葉を知っているのだ。
それに加え、「I want some souvenir」と口を滑らせてしまった。
客引きの目が光る。
何が欲しいかと聞かれ、お茶と答える。
フレンドの店が良い茶を安く売っていると言うので、連れて行ってもらうことに。
いつもなら、こういうのは付いて行かないのだが、通りがかった船だ。
私は店に入るのに躊躇するタイプなので、誰かに連れて行ってもらえるのはありがたい。
客引きに連れられお茶を買う
客引きに連れて行かれた店は、私が目を付けていた店の近くにある、こじんまりとした店だった。
ところで、私は50gのパッケージのお茶を、人に配るためにいくつか買って行こうと思っていた
店によっては量り売りが100gからのところもあるらしい。
店員に「50g パッケージ OK?」と聞くと、できるとのことだったので、良かった。
「ホワイトティー」を注文すると、ホワイトティーとシルバーチップスの缶を出してくれた。
この二つは似ているが、まったく違うお茶である。
違いについては次のページで書くことにする。
ホワイトティーの缶を指さし、「50g ファイブパッケージズ プリーズ」と注文。
自分用に一袋、残りを人に渡すつもりだった。
茶葉を袋に詰めてもらっている間、値段と味が気になり始めた。
缶には「ホワイトティー」としか書かれておらず、産地も値段も分からない。
まあいい、これも乗り掛かった船だ。
店の中の商品を見ながら、出来上がるのを待つ。
商品の中にCTCを発見。
チャイの作り方のページに書いたが、CTCはCRUSH・TEAR・CURLの略で、茶葉を押しつぶし、引き裂いて、丸めた物という意味である。
CTCは、チャイを作るのによく使われている。
パッケージングが終わったので値段を聞くと、全部で4550ルピーだった。
(1ルピーが1.1円ぐらい。ここでは簡単に、1ルピー=1円で計算することにしよう)
CTC茶葉も欲しいと言うと、合計5000ルピー(5000円)になった。
お金を払って店の外へ。
客引きと別れ、ホテルに帰る。
お茶の値段について
ホテルに併設のFIRE PIZZAでエスプレッソを注文。
エスプレッソは豆の酸味と苦みが感じられ、疲れている時にはぴったりだ。
エスプレッソを飲みながら、お茶の値段を計算してみる。
ホワイトティー250gで4550ルピー。
CTC(100gパッケージ)も合わせると合計5000ルピーだった。
ということは、CTCが450ルピー(450円)。
ホワイトティー250gが4550ルピーなので、50g一袋で910ルピー(910円)ということになる。
まあこんなところかな。
予想よりちょっと高かった。
お茶の味について
全部で6袋なので、結構かさばる。
ホワイトティー。
これを5袋買った。
ホワイトティーを帰国してから試してみたが、パタンで飲んだヒマラヤンホワイトティーのような、マスカットっぽい香りは感じられなかった。
お茶としては十分美味かったので満足した。
クセが無く飲みやすいので、土産にも良いと思う。
お茶を土産に送る場合、50gぐらいがちょうど良い気がする。
多すぎず、かといって、すぐに無くなる量でもない。
CTC茶葉。
こちらはあらかじめ100gのパッケージにされていた。
CTCはチャイを作るのに最適な茶葉だ。
チャイの作り方のページに、この茶葉を使ったチャイの作り方を書いている。
帰国してから、実際にCTC茶葉でチャイを作ってみた。
私は普段、ティーバッグの安い紅茶でチャイを作るのだが、CTCで作っても味の違いはあまり感じられなかった。
強いて言うなら、CTC茶葉は丸まっているので、ティーバッグの茶葉よりも扱いやすいことがメリットだ。