私がカヤックフィッシングで釣ってきた魚たちを紹介します。
カヤックでは青物や底物から高級魚まで、様々な魚が釣れます。
ワカシ・イナダ・ワラサ
ワカシ・イナダ・ワラサはブリの若魚のことで、青物の代表格です。
小魚をよく追い回し、ナブラを立てることもしばしばです。
ナブラが起きているときは表層でよく釣れますし、中層から底層にも幅広く回遊しているイメージです。
ジグを底まで落とし、巻き上げてすぐに掛かることが多いです。
底付近までジグを追い、底で反転したジグに飛び掛かってくるような食い方が多いのでしょう。
カヤックでは、ワカシからワラササイズまで釣れたことがあります。
ワカシサイズは秋によく釣れます。
ワラササイズになると、一匹釣っただけで腕が痛くなります。
以前、キジハタを釣っていた時に一匹のイナダがカヤックに付いてきたことがあります。
何をしてもカヤックから離れず、ひたすらドーン・ドーンとカヤックに体当たりを続けていました。
ルアーを見せても何をやっても釣れず、しまいには情が湧き、しばらく一緒に海原を進みました。
サゴシ
サゴシはサワラの若魚のことで、魚食性で、小魚をよく追う魚です。
歯が鋭いため、取り込みやフックを外す際には気を使います。
釣れ始めの春先にはパワーがありません。
6月に入って小魚をたくさん食べると、ショアジギング用の頑丈な竿をへし折るほどの引きを見せます。
サゴシのナブラは非常に騒々しいです。
6月中旬~7月中旬ぐらいの盛期だと、水深20mぐらいの場所で、カヤックの周囲一面をサゴシが飛び跳ねます。
時には、カヤックを飛び越す高さまでジャンプすることもあります。
陸からよく目を凝らすと、沖で跳ねているサゴシが見えるぐらいです。
独特の青臭さがあるため嫌われやすいですが、上質の白身を活かしたてんぷらは、本当に美味しいです。
盛期のころの刺身も、脂がのって美味です。
サバ
私が住んでいる付近で良く釣れるのは、イナダとサゴシ、そしてサバです。
身が傷みやすいため、刺身は釣りたてでないと食べられません。
サバを刺身で食べられるのは、釣り人の特権です。
カヤックからよく釣れるのですが、魚探でそれらしい反応を探しながら、底層までジグを落としたときに掛かることが多いです。
底付近では釣れやすいのですが、サバのナブラは非常に釣りにくいです。
イナダと似たような、海面が黒っぽくザワザワするようなナブラですが、規模が小さく、移動が速いです。
ナブラの近くにルアーを投げるとナブラがすぐに沈んでしまいますし、ナブラの付近にルアーを通しても、掛かってこないことが多いです。
カツオ
ジギングで釣れたカツオです。
陸からは釣れないような魚が釣れてしまうのも、カヤックフィッシングの楽しいところです。
エソ
エソはルアー釣りでは嫌われやすい魚です。
身に小骨が多く、食べにくいのと、歯がざらざらしていて、釣るとラインが傷つきやすいからです。
私は始めてカヤックフィッシングで釣った魚のため、何となく愛着があります。
とはいえ、釣れたらリリースしますし、以前エソしか釣れなかったことがあり、そのときはさすがに閉口しました。
引きはそれほど強くありませんが、50cmを越してくると、釣りあげるまで強い引きを見せたりします。
マゴチ
マゴチは、私がカヤックフィッシングで2番目に釣った魚です。
食べても美味しく、釣れるとうれしい魚です。
ジグを底まで落とし、巻きあげたときに掛かることが多いです。
底から離れないというイメージが強い魚ですが、一度だけ、マゴチが水面までジグを追ってきたのを見たことがあります。
意外と表層にも来るのかもしれません。
マゴチは何匹か釣りましたが、同じフラットフィッシュのヒラメはカヤックで釣ったことがありません。
運の問題なのか、釣り方の問題なのか・・・
ホウボウ
胸鰭の美しい底生魚です。
頭骨が硬く、兜のように頭一面を守っています。
釣りあげると、その名の通り「ボウ・ボウ」と鳴きます。
その様子を見ていると、締めるのが可哀そうになってきてしまいます。
カヤックからはそこそこ掛かりますが、陸からは釣れたことがないので、ある程度水深のある場所がテリトリーなのかもしれません。
白身でクセがなく、どんな料理にも合います。
根魚類
主に岩礁帯に住む魚たちです。
アイナメ
カサゴ
キジハタ
アイナメとキジハタは大きめのタイラバに食いついてきました。
根魚類は、大きなものでもお構いなしに食いついてきます。
専門で狙うならば、ジグよりもアピールの大きいタイラバで狙うと良いのかもしれません。
キジハタの刺身は、身がモチモチして美味でした。
頭にはホウボウと同じく頭骨があります。
マダイ
言わずと知れた魚の王様で、釣れると一番うれしい魚です。
小魚を追い回していることも多く、小さいジグで釣ることができます。
9月~11月くらいにかけて釣れるのですが、釣れない日もあったりして、釣れたらラッキーぐらいの気持ちで釣っています。
潮周りなどを調べれば、狙って釣ることもできるのかもしれません。
体高が高いためか、青物に劣らないほど強い引きを見せます。
特に、掛かった瞬間はかなりの引きを見せます。
アオリイカ
イカの王様アオリイカも、カヤックでよく狙われるターゲットです。
食べると身に甘みがあり、そこら辺のイカとは明らかに違う美味さです。
カヤックならば、手つかずの沖のテトラや岩場を狙えます。
カヤックフィッシングはアオリイカ釣りに相性が良いと思っていたのですが、まだ一杯しか釣れたことがありません。
番外編:トラウト
カヤックではなくカヌーですが、裏磐梯フォレストスプリングスという管理釣り場のレイクで、カヌーに乗ってトラウトを釣ってきました。
野生化したトラウトはとても引きが強く、フライフィッシングの独特な寄せ方もあって最高の体験でした。
ブラウントラウトなども釣れます。
湖のカヤックフィッシングでも大イワナが釣れたりするらしいので、今度狙ってみたいと思います