タメル八日目の朝
タメル八日目の朝。
今日はカトマンズ渓谷の古都、パタンまで歩くつもりだった。
これまでに何度か、タメル近くのダルバール広場を訪れていたが、パタンにも別のダルバール広場がある。
前に書いたことがあったが、カトマンズ渓谷の中には、「ダルバール広場」と呼ばれる場所が3つある。
これまでに何度か訪れていたのは、タメルの近くにある、ハヌマンドカのダルバール広場と言われる場所だ。
カトマンズ渓谷には他に、先程も書いたパタンにあるダルバール広場と、バクタプルという場所のダルバール広場があるのだ。
パタンに向けてひたすら南へ
さて、パタンまではそこそこ距離があるし、広場が開く時間も早いようなので、ホテルを早めに出ることに。
7:30にホテルを出発。
もうすっかり見慣れたホテルの前の通りを、南に向かって歩く。
てきとうに大通りに出て、ひたすら南へ。
歩道橋に登ろうとした時、「Army」と書かれたジャージの人たちとすれ違った。
歩道橋からの眺め。
大通りは特に交通量が多く、渡るのが一苦労だ。
歩道橋があると渡りやすくてありがたい。
道端の野良犬。
まだ朝早いので、野良犬たちは元気に動き回っていた。
昼頃になると、野良犬たちは皆寝そべっている。
巨大なスタジアムに出た。
ここはダサラトゥ競技場というらしい。
バグマティ川を渡ってパタン付近へ
競技場を左手に、道を歩いて行く。
この辺りで大通りを横断しなければならない。
地元の人が横断しようとしていたので、便乗して一緒に渡る。
交通量の多い所は、地元の人について渡るのが一番である。
バグマティ川に出た。
バグマティ川は、有名なガンジス川の支流である。
ヒマラヤ山脈の麓から流れ出たバグマティ川は、カトマンズ市街を通り、インドに入る。
そしてカムラ川に合流し、その後コシー川に合流。
私が前に訪れたパトナより、だいぶ下流の辺りで、ガンジス川に合流するのだ。
正直なところ、バグマティ川は臭くて汚い川である(地元の人もそう言っていた)。
このような糸がまかれた木は、インドのコルカタでも見かけた。
どんな宗教的意味があるのだろう。
※コルカタで見た木
Yala Dhwakha – Patan Dhokaをくぐってパタンに登着
バグマティ川を渡ってからしばらく行き、門を発見。
Google mapによれば、この門は、Yala DhwakhaとかPatan Dhokaと呼ばれているらしい。
ハヌマンドカ(ハヌマン神の門)と同じく、「ドカ」というのは「門」のことであろう。
「Yala Dhwakha」は「ヤラへの門」(ヤラはこの周辺の旧地名)、「Patan Dhoka」は「パタンへの門」ということになる。
この門が、タメルから来た時の、パタン地区への入口となるようだ。
門をくぐってパタンエリアへ入場。
パタンの景観は、何となくタメルを彷彿とさせる。
街中に、こういった寺院がポツンとあるのが、タメルと似ている。
だが建物は、タメルよりだいぶ古びて見える。
あちこちにある木彫りが本当に素晴らしい。
Pimbahal Pokhari
門から少し歩くと、池の中の寺院を発見。
Pimbahal Pokhari(ピムバハールポカリ)というらしい。
クリシュナを祀った寺院のようだ。
池の中にある寺院と言えば、前に訪れたラニポカリを思い出す。
「ポカリ」という単語が共通していることからして、「ポカリ」は「池」という意味なのではないか。
こういう景色、現代の建物に古い寺院が囲まれている景色は、本当に画になる。
周りの建物が、景観を崩さないデザインになっているのが良いのだろうか。
パタンのダルバール広場に到着
さて、ビムバハールポカリから歩を進める。
もう少しでダルバール広場のはずだ。
この辺りも景観が素晴らしい。
時間があれば、ひたすら歩きまわってみたいものだ。
この旅のベストショット。
腕がなくとも、光源次第で良い写真が撮れる。
パタンのダルバール広場に到着。
到着は8:30ちょっと過ぎ。
タメルのホテルを出たのが7:30だったので、約一時間で着いたことになる。