毎日のルーティーン
タメル四日目の朝。
何となく毎日のルーティーンが決まってきた。
まず朝食に果物を食べる。
今日はリンゴとバナナだ。
リンゴはみずみずしくて美味かった。
バナナも追熟してきたのか、甘くなってきたように感じる。
朝食後は観光に行き、帰ってきたら食事に行く。
だいたい午後の早い時間までに外出を済ませてしまい、帰ってきたら洗濯やシャワー。
その後はゆっくりしつつ、スマホで観光地の情報を調べたりする。
毎日、夜は暇だった。
夜は出歩かないことにしていたし、私は酒も飲まない。
ひたすらスマホで観光地や飲食店の情報を調べたり、本を読んで過ごしていた。
洗濯とシャワー
洗濯洗剤とボディーソープ。
洗濯は水だけですることが多く、洗剤を使う時もチマチマ使っていたので、洗濯洗剤はあまり減らなかった。
ボディーソープは使用量が多い。
どのホテルも、基本的にボディーソープやシャンプーが置いてない。
あっても一袋の使い切りタイプだ。
ボディーソープもシャンプーも、街中に売っているので、いざとなれば手に入れることはできる。
使い切りタイプの石鹸とヒゲソリ。
緑色の石鹸は、ラクソウルのホテルから持ってきた。
紫の袋は、プレジャーホームに付いてきたシャンプーだ。
この旅ではシャンプーを使わず、たまに持ってきたボディーソープで頭を洗うだけになっていた。
画像のシャンプーは、日本に帰る前日に使うことにしていた。
髭を剃るのは2日に一回のペース。
インドとネパールのホテルでは、お湯が出ないことがあったり、部屋の中が寒かったりで、あまりシャワーを浴びる気にならない。
身だしなみを整えるのが段々と雑になっていった。
まあ、外を歩いていても涼しくて汗をかかないし、こんな具合でも周りには不快感を与えないだろう。
たぶん。
海外での充電
夜寝る前に、スマホとデジカメを充電しておく。
部屋のコンセント。
スマホを充電。
日本から持ってきたアダプター(水色)をコンセントに差し、そこに充電器を差す。
海外の電圧は日本のものより高いので、そのまま日本の電化製品を、コンセントに差し込んで使うことはできないと言われる。
だが、最近の日本の電化製品は、海外の電圧に対応しているものが多い。
充電器のパッケージなどに100V~240Vと書いてあり、海外でも利用可能と書いてあれば、そのまま海外で使うことができる。
100V~240Vに対応している物でも、たまに海外で利用できない物もあるらしいので要注意だ。
利用可能なものは、パッケージにその旨が記載されている。
マウンテンフライトの領収書を受け取る
さて、今日はタメル近くでいくつかの観光地を回ることにしていた。
準備をして外に向かう。
ホテルの一階に行くと、ニコニコした礼儀正しい若者が話しかけてくる。
どうやらツアー会社の人らしい。
昨日、オーナーにマウンテンフライトの予約をし、お金を払っていた。
その領収書を届けに来てくれたらしい。
彼は私が出てくるのをずっと待っていたのかもしれないな。
出発は明後日。
時間などを聞くと、まだ未定だと言われた。
大きな池と寺院を発見
ホテルを出て、今日の最初の目的地スカイウォークタワーへ向かう。
少し北へ行き、大通りに出たら東へ。
この辺りには、タクシーやリキシャが客待ちをしている。
リキシャの前には花が飾られている。
インドでは花を飾っているリキシャは見かけなかったが、タメル近辺のリキシャはどれも花を飾っていた。
こういった地域ごとの違いは面白い。
どのようにして花を飾ることが広まっていたのか、興味がある。
一人が花を飾り始めて、それを見たほかのリキシャも、同じように花を飾り出したとかだろうか。
通りの向こう側に見えるのは、夢の庭という場所だ。
下調べをしている時、どんな場所か気になっていたので、後で行ってみるつもりだった。
歩道橋があると、道路の横断が楽でありがたい。
歩道橋の先に大きな池を発見した。
何だろう。
ちょっと覗いてみよう。
ラニポカリを回る
池は柵で囲まれているのだが、中に入れる場所があったので、入ってみることに。
池の真ん中に寺院が建っている。
寺院まで行けるのか分からないが、橋のたもとに警備員がいたので、行くのは止めておいた。
後で調べてみると、この場所はRani Pokhari(ラニポカリ)というそうだ。
ラニポカリを一周
とりあえず池の周りを一周してみよう。
池には鯉が泳いでいる。
とても絵になる場所だ。
(たぶん)ヒンドゥーの神様たち。
カトマンズの街中を歩いていると、よくこういう像に出くわす。
必ずお供え物がしてあったりして、現地の人たちの信仰心の厚さが窺える。
鵜が泳いでいる。
池の中心に寺院があるという構図も良いし、近隣の学校のような建物も雰囲気が良い。
池の周りにはベンチもあり、ここでいくらでも時間を潰せそうだ。
掲示によれば、ここは1669年、カンティプールのプラタップ・マッラ王によって造られたそうだ。
ところが2015年の地震によって大きな被害を受けてしまう。
その後、無事再建され、2020年に開通式が行われたとのことだ。
ここは地震からの復興のシンボルであり、市民の憩いの場にもなっているようである。