初めてのダルバール広場へ・ダルバール広場全体の様子

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タメルから南へ

 

タメルにあるホテルから、南に向かって歩く。

 

タメル地区からダルバール広場までは、微妙に行き辛い。

 

タメルの南側は入り組んでおり、道が直角になっていないので、歩いていると方向感覚が狂ってしまうのだ。

 

タメルの南の方は市場が多かった。

飲食店はほとんどなく、肉や魚、野菜を売っている店や、雑貨を売っている小さい個人商店が多い。

 

タメルの中心部は観光客向けの場所で、ホテルや飲食店、土産物屋が集中していた。

それに対し、南の方は完全に地元の人向けの場所といった感じだ。

 

狭い道をダルバール広場に向かって歩いていると、学生服の子たちもたくさん歩いていた。

その脇をバイクがどんどんすり抜けていく。

 

さらに南へ行くと、家電製品や食器などを売っている店が並んでいた。

 

タメルの南側に来れば、生活するための物が何でもそろいそうだった。

 

大きい通りにぶつかったので、google mapを見てみると、今はダルバール広場の東にいるようだ。

 

広場の方に向かって歩く。

 

広場の手前は環状交差点になっていた。

 

この奥がダルバール広場だろう。

 



ダルバール広場に入場

 

広場に入る手前、さっそく良い雰囲気の建物があった。

 

この窓枠は木でできているようだが、手彫りだろうか。

だとしたらすごい労力が必要だ。

 

ここは博物館か何かになっているようだ。

後で入ってみよう。

 

屋根を支えている一本一本の柱にも、神様が彫られている。

 

広場の方に向かっていると、チケットカウンターを発見。

地元の人たちはスルーだが、外国人はここで入場料を払わなくてはならない。

 

カウンターに行くと、どこから来たかと聞かれ、「ジャパン」だと答える。

どうやら国籍によって料金が違い、中国籍だと安くなるらしい。

 

1000ルピーを払い、チケットと首から下げる札をもらう。

 

チケットカウンターでガイドに絡まれる

手続きを済ませると、カウンターの近くにいた男が話しかけてくる。

 

そら来た。

早速来た。

この男はガイドに違いない。

 

男はチケットカウンターの所にいたので、公式の案内人か何かだと思ってしまいそうになるが、そんなことはない。

無料のガイドだと思って付いて行くと、後でお金を請求される手口だ。

 

男は首に下げた証明書を見せて来て、政府公認の資格を持ったガイドだと言ってくる。

証明書には確かに、governmentがどうのこうのと書かれているが、政府公認の資格を持っていたとしても、ガイドが無料かどうかはまた別の話なのだ。

 

男はパンフレットを見せながら、お祭りがあるとか言ってくる。

とりあえず話を聞いていると、男が案内すると言ってくるので、パンフレットだけもらって「アイ ワントゥー ゴー アロ-ン」と言って立ち去った。

 

後ろから「オカネヤスイヨ」と声が聞こえてくるが、完全に無視。

 

さて、広場内を見てみよう。

 

一つ目のエリア:チケットカウンター周辺の様子

ダルバール広場は、これから何度か訪れることになるので、何回かに分けて少しずつ書いていくことにする。

 

とりあえずこのページでは、ダルバール広場の主要な3つのエリアを紹介する。

 

チケット売り場の近くには小さな広場があり、たくさんの露店が並んでいる。

 

別の日に広場を上から撮った写真だが、チケット売り場近くはこんな感じになっている。

私が来たのは、この写真の右手前の方からだ。

写真では見えないが、すぐ右にチケットカウンターがある。

 

写真の左側は露天市場

赤い敷物の上に、たくさんの土産物が並べられており、特に仏教関係の金属製品が多い。

 

露天市場の客引きはそんなに強くなかった。

並んでいる商品を見ていると、たまに声をかけられる程度だ。

 

ちなみに、この広場もダルバール広場の一部だが、ここだけを指してダルバール広場というわけではない

 

写真の奥の方に、小さく寺院が見えている。

寺院が密集したエリアがいくつか隣り合っており、その辺りもすべて含め、ダルバール広場と呼ばれている。

 

先ほどのチケットカウンター前の茶色い建物は、博物館の入口になっている。

ダルバール広場のチケットに、博物館の共通チケットがくっついている。

 

茶色い建物に隣接して、白い西洋風の建物もあるが、ここも博物館の一部である。

 

 

博物館には後で入ることになる。

 

二つ目のエリア:シヴァ寺院の周辺

 

さて、入口の広場から、奥に見える寺院に向かって歩いてみよう。

バサンタプル・ダルバールというのが、チケットカウンターのある辺りだ。

奥のシヴァ寺院の方まで歩いてみる。

 

奥に向かって歩いている途中、左手を見ると、有名なクマリの館があった。

混んでいたので、後で入ってみよう。

 

館の前には土産物屋がいて、ポストカードを売っている。

ちょっと欲しかったので聞いてみると、一枚100ルピーらしい。

高いのでパス。

 

奥に行くと、何かの催し物をやっているようだった。

大きな寺院があり、段差の所で踊っている人たちがいた。

立ち止まって見物している人も多い。

 

この寺院はMaju Dega(マジュデガ)といい、付近の寺院の中でも特に大きくて目立つ。

マジュデガはシヴァ神を祀る寺院だそうだ。

 

この辺りを歩いていると、何度か日本語で声をかけられた。

どうせガイドだろう。

私は一人でブラブラ歩きたいだけなので、話しかけられるのは面倒くさい。

 

マジュデガ寺院の周辺にも、いくつか寺院がある。

 

 

 

この辺りには、パンやドーナツなどの軽食を売っている店が多かった。

 

 

仏教のストゥーパ(仏塔)。

ヒンドゥーの神様が祀られている寺院のそばに、仏教のストゥーパがあったりするのが面白い。

 

マジュデガ寺院の奥は、バイクがたくさん走っていた。

 

そのまま真っすぐ歩き、坂道を下って行ったのだが、ダルバール広場を抜けてしまっていたようだ。

周囲にお寺が無くなってしまった。

 

どこまでがダルバール広場なのか、分かりにくい。

 

坂道を登り直し、広場に戻った。

 

三つ目のエリア:カール・バイラブ像の周辺

シヴァ寺院の辺りに戻ってきた。

 

シヴァ寺院のある広場から、北の方向へ。

Shree Kaal Bhairav Templeと書かれている辺りを目指す。

 

バサンタプル・ダルバールというのが、チケットカウンターの辺りだった。

チケットカウンターから、カタカナの「ム」の字に沿って、見どころが並んでいる。

 

シヴァ寺院の辺りから北の方へ来てみると、小さめの寺院がいくつも並んでいる。

とても絵になる場所だ。

 

鳩が多い。

 

 

 

奥に工事中の足場などが見える。

2015年の大地震により被害を受けた寺院だろう。

 

今は2025年なので、地震は今から10年前ということになるが、いまだに爪痕が残されている。

 

先ほどのシヴァ寺院などは、地震で上の部分が倒壊したらしいものの、見事に復元されていた。

早く全て復元されると良いが。

 

カール・バイラブ像を発見。

「地球の歩き方ネパール」によれば、カール・ヴァイラブはシヴァ神の化身で、恐怖の神だそうだ。

この像の前で嘘をつくと、即座に死んでしまうらしい。

 

像の前でロウソクや花を供えたり、祈りをささげている人たちがいた。

 

ダルバール広場の奥までやってきた。

何かのイベントをやっており、とても賑やか。

 

入口にいたガイドの男が、祭りをやっているとか言っていたが、それだろうか。

 

 

しばし見物し、入口の方へ戻った。

 

クマリの館を見物

 

入口広場の方へ歩き、途中にあるクマリの館へ。

 

先ほどは混んでいたが、今は人が少なくなっていた。

 

入口の上にある窓が、非常に凝った装飾になっている。

 

一つ一つが木の手彫りだろうか。

 

クマリの館に入ると、中庭のような場所があった。

 

クマリ様については色々なところで紹介されているので、ここでは簡単に書いておく。

 

クマリ様は、幼い女の子に女神が宿った生き神様であるといわれる。

右のポストカードがクマリ様だ。

 

クマリ様は、様々な条件を満たした幼い少女から選ばれる。

クマリ様として選ばれた後は、10年ほどクマリ様としての務めを果たし、次のクマリ様に交代することになる。

 

ここクマリの館は、クマリ様が実際に暮らしている場所である。

 

クマリ様は、毎日の決まった時間に、上の窓から顔を出すことになっている。

 

今回はお姿を拝見することはできなかった。

 

また後日お会いすることができたので、その時の様子はしばらく後のページに書くことにする。

 

ちなみに、クマリ様の姿を写真に取ることは禁止されており、館にも赤い看板の注意書きがある。

 

さて、ダルバール広場をあらかた見終わったので、シヴァ寺院の辺りで時間を潰すことにしよう。

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