秋の東北旅のハイライト【八甲田ゴードライン・酸ヶ湯温泉・睡蓮沼】

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岩木山展望所へ

東北に来て4日目。

 

今日はこの旅のハイライトだ。

まずは八甲田山を目指す。

 

曲がりくねった山道を走っていると、展望所を発見したので立ち寄ってみる。

 

どうやら岩木山展望所というらしい。

 

岩木山は、ここから西の遠くにある山だ。

天気の良い日には、黒石市や弘前市を挟んで、ここから岩木山が見えるのだろう。

 

 

津島文治先生の謝恩碑。

調べてみると、銀行の頭取や議員を歴任した方らしい。

太宰治が弟なのだそうだ。

 



八甲田ロープウェーへ

 

展望所を出て車を走らせ、ロープウェーに到着。

平日の早い時間帯だが、そこそこ車が停まっていた。

山頂付近の紅葉はどんなものだろうか。

 

建物に入ると、中国や韓国からのツアー客がたくさんいた。

ここは人気スポットのようだ。

 

三内丸山遺跡にも海外からの人がいた。

青森は結構、外国人旅行客から人気なのかもしれない。

 

建物に入り、往復のチケットを購入。

ワッペンも受け取る。

渡されたワッペンの色により、乗る便が決まるようだ。

 

 

ロープウェーに乗り込み、少し経つと、ロープウェーがゆっくりと動き出した。

 

紅葉の最盛期にはもう少し早いようだ。

山頂の方はどうだろう。

 

周りからは韓国語や中国語が聞こえている。

バンコクのチャイナタウンを思い出す。

 

 

山頂駅に到着した。

 

 

 

八甲田ゴードラインへ

 

山頂駅周辺には展望所がある。

 

 

展望所だけでも十分楽しめるが、ゴードラインというひょうたん型の歩道もあり、景色の良いところを一周できるようになっている。

 

ゴードラインは基本的に歩きやすいが、ちょっときついアップダウンがあったり、ぬかるみや、足場の悪い所もあった。

所要時間はコースによって違い、約30分のコースと60分のコースがある。

 

せっかくなのでゴードラインの60分コースを回ってみよう。

 

 

道の両手は笹薮に覆われ、確かにクマが出そうな雰囲気だ。

 

 

 

 

紅葉の見ごろというのが、いまいち分からない。

このぐらいだとまだ早いのだろうか。

だが、緑色をしているのは針葉樹なので、これ以上紅葉しない気もする。

ここは今が盛期なのかもしれない。

 

湿原展望台へ

 

前方に見える3つの山は、おそらく左から、赤倉岳・井戸岳・大岳だ。

これからゴードラインを歩く中で、何度も目にすることになる。

 

 

 

 

茶色に見えるものは、湿原のようだ。

 

 

しばらく歩いて湿原展望台に到着。

大きな湿原がよく見える。

 

 

素晴らしい3ピーク

 

歩道に戻り、さらに先へ。

 

3つの山がよく見渡せる。

 

 

 

 

 

 

山の斜面も素晴らしい。

ところどころに湿原の茶色が混じり、パッチワークのようだ。

 

 

 

 

ハイマツが生えていた。

 

 

 

 

山頂駅に戻る

 

 

ゴードライン後半から山頂駅までの道も、見晴らしが良く、楽しく歩くことができた。

 

 

 

 

山頂駅に到着。

ちょうどロープウェーが出発するところだった。

急いで乗り込み、下山する。

 

下界に降りる途中、この山の名前を聞いたのだが、度忘れしてしまった。

山の奥に見えるのは青森市街だ。

 

 

酸ヶ湯温泉へ

 

八甲田ロープウェーを出て、次は酸ヶ湯温泉へ向かう。

今回の旅の目的の一つは、温泉を巡ることだった。

 

酸ヶ湯温泉は、ガイドブックでよく紹介されている有名な温泉だ。

風情ある浴場の写真を見て、どうしても行ってみたいと思っていた。

 

着いてみると、平日だが車が多い。

 

建物に入る前、スマホで建物の写真を撮ったのだが、家に帰ってからPCに写真を移すとき、メモリカードのエラーですべて消えてしまった...

中に入って受付を済ませ、奥へ。

 

脱衣所は男女別に分かれているが、浴場は大きな一つの部屋に、男女が一緒に入る形になっている。

ただ、男女のスペースはしきりで分かれており、気になる人でも大丈夫だろう。

 

かけ湯をしてから浴槽へ。

 

非常に良いお湯だ。

酸ヶ湯温泉という名の通り、湯が酸性で酸っぱい。

このあたりの温泉は酸性湯が多いようだ。

 

広い浴槽で無心に湯につかる。

打たせ湯と大浴槽を往復しながら、ゆっくりと時間を過ごした。

 

湯から上がったら腹が減った。

館内にある食事処の鬼面庵へ。

 

メニューに迷ったが、鴨のかけそばを注文。

このそばがまた美味かったのだが、先に書いた通り写真が消えてしまったのが残念だ。

 

そばは白く、つなぎが少ないのだろうか、ブツブツと切れるような食感だ。

そばと具の鴨も美味いし、出汁がまた美味い。

出汁だけ別にもらって、飲みながら運転したいぐらいだ。

 

温泉と食事に満足し、外に出た。

みそおでんの屋台が出ていたので、みそおでんとごへい餅をおやつに購入。

 

私の前に並んでいた海外の人が、指さし注文していた。

バンコクに行った時のことを思い出す。

 

屋台のメニューには、英語も併記されていた。

けっこう外国の人が来るのだろうか。

 

三内丸山遺跡でも欧米の人を見ていたし、八甲田ロープウェーにも中国と韓国からの団体がいた。

団体の人たちはツアーなのだろうけれど、個人旅行者たちは、どういう媒体を見てきているのだろう。

 

次へ進もう。

 

睡蓮沼の散策

 

酸ヶ湯温泉を出て、少し行ったところに駐車スペースがあった。

睡蓮沼という沼があるようだ。

車を停めて見に行ってみよう。

 

 

階段を上って小道を行く。

 

 

散策デッキに出た。

 

同じ青森でも、場所によって紅葉の進みが違う。

このあたりはすっかり紅葉している。

 

 

沼と紅葉のコントラストが良い。

 

睡蓮沼は、10分ほどあれば全て見終えるような、こじんまりとした沼だ。

 

人もあまりおらず、のんびり散策できる。

 

人の多い有名観光地に行くより、こういうところをブラブラしている方が、私は性に合っている。

 

 

散策を終え、車に戻った。

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