強烈な琥珀色の名湯「てしお温泉 夕映」と北海道車中泊旅のリアルなルーティン

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強烈な琥珀色の名湯「てしお温泉 夕映」へ

 

今日の観光・活動はこれで終わりにしよう。
後は温かい温泉に入り、夕食を食べてシュラフ(寝袋)に潜り込むだけだ。

 

車内でスマートフォンを取り出し、付近の日帰り入浴施設を検索する。
普段の生活ではあまりスマホのナビや検索機能に頼らないアナログ人間なのだが、土地勘の全くないこの北海道の旅では、スマホの存在が本当に大活躍している。

 

検索で良さそうな場所を見つけたので、天塩町内にある「てしお温泉 夕映(ゆうばえ)」に行ってみることにした。

 

 

てしお温泉 夕映の入り口

 

ここの温泉は、まるで濃い紅茶かほうじ茶のような、赤茶色の独特な色合いをしていた。
お湯から漂う匂いは、まるでヨードチンキのような強烈な消毒薬の香りがする。
湯船に入った瞬間に肌がツルツル、スベスベになり、唇についたお湯を舐めてみるとかなりしょっぱい。

 

間違いなく、北海道に上陸してから入った数々の温泉の中で「暫定一位の強烈な個性」を持つ泉質だ。
この独特の匂いと泉質の感じは、私の地元である新潟県の超個性的な秘湯「西方の湯」に少し似ている気がした。

 

以前訪れた新潟の秘湯・西方の湯

 



オロロンライン北上の回想と、明日の最北端へ

 

個性的な湯にゆっくりと浸かり、長距離ドライブの疲れと汗をしっかりと洗い落とす。
湯船の中で、今日一日の行程を静かに振り返った。

 

今朝、内陸の北竜町を出発し、留萌の黄金岬に出てから、ひたすら海沿いのオロロンラインを北上し続けて、ここ天塩町までやって来た。

 

 

地図で改めて確認すると、今日一日だけでもかなりの距離を移動したものだと我ながら感心する。

 

道中では、小平の「旧花田家番屋」や「苫前町郷土資料館」など、開拓の歴史を伝える古い建物や道具をたくさん見ることができた。

 

旧花田家番屋の囲炉裏

 

苫前町の三毛別羆事件の展示

 

派手な観光スポットばかりではなく、こうした各地の郷土資料館をじっくり巡る旅も、歴史好きにはたまらなく面白い。
どの資料館も展示内容が充実している割に、休日でも混雑しておらず、入場料も格安だ。調べてみると、北海道ではほぼ各市町村に一つぐらいの割合で、立派な郷土資料館が整備されているようだ。

 

また、海岸線に点在する「原生花園」巡りも、ドライブの良いアクセントになった。

 

黄色い花が咲き乱れる遠別の金浦原生花園

 

手つかずの自然景観が美しく、木道をのんびりと歩いて野鳥や花を探すのは、車に座りっぱなしの体にとって最高のリフレッシュになる。

 

お昼には、初山別村のレストランで念願の「真ふぐ照り焼き丼」も味わった。

 

肉厚な真ふぐが乗った絶品の丼

 

考えてみれば、北海道に上陸してからというもの、ずっとコンビニ弁当ばかり食べていたため、きちんとした飲食店に入って食事をしたのは、これが初めてだったかもしれない。

 

旅の初日に小樽を観光して以降、ずっと山の風景ばかりの内陸ルートを走っていたため、黄金岬で見た海はとても新鮮だった。

 

留萌の海岸線

 

今日は一日中、左手にどこまでも続く日本海を眺めながら、この天塩の地までひたすら走り続けてきたのだ。

 

今日は土曜日だったこともあり、片側一車線のオロロンラインは交通量が多く、自分のペースで走れないこともあって運転には気を使った。
しかし、週末の休みを利用して最北端の「宗谷岬」を目指すような観光客の多くは、今日のうちに稚内や宗谷周辺まで一気に走り抜けて、そこで一晩を過ごすのではないだろうか。
そう考えると、明日以降の道北エリアの道路は、今日ほどは混雑していないだろうという希望的観測が持てる。

 

車中泊のルーティンと、いざ「最北端」へ

 

温泉から上がり、近くの「セイコーマート」に寄って今日の夕食を調達した。

 

セコマで買ったパスタとおにぎりの夕食

 

定番の100円台パスタと、おにぎりなどを組み合わせて、合計400円ほどの安上がりで満足のいく食事だ。

 

旅も4日目になり、一人での車中泊旅の「毎日の生活リズム」がすっかり定着してきた。
日が沈むころにはシュラフに潜り込んで眠りにつき、朝は4:00ごろには自然と目が覚める。無理に二度寝をしようとしても、たいてい完全に目が冴えてしまって眠れないため、読書をしたり明日の計画を練ったりして静かに時間をつぶす。

 

やがて朝になり、道の駅の売店や観光施設が開きだす時間帯から、本格的に車を走らせて行動を開始する。
そして午後、14:00を過ぎたあたりから急激に体力が切れて疲労を感じ始めるので、その日の最終地点とする宿泊場所(道の駅などの駐車場)と、近くの入浴施設をスマホで探し始める。

 

早めに温泉に入ってさっぱりと着替えを済ませ、セコマで夕食を買って車内で食べる。
あとは暗い車内で眠くなるまで、本を読んだり、地図を見ながら明日のルートを妄想したりして過ごす。この単調だが自由なルーティンが、今の私にはとても心地よい。

 

体調を崩すこともなく、今のところ大きなトラブルもなく、順調にここまで北上してきた。

 

そして明日。
いよいよこの旅の大きな目標の一つである、「日本最北端の地・宗谷岬」を踏む予定だ。
日本の一番てっぺんは、いったいどんな場所なのだろうか。果てしない海と空が広がっているのだろうか。想像するだけで胸が高鳴る。

 

道の駅の自動販売機で、ご当地の「マスカットサイダー」を買っておいた。

 

自販機で買ったご当地マスカットサイダー

 

これは明日の朝、最北端を目指して運転する時の楽しみに取っておくことにしよう。

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