ファイヤーピッツァのマルゲリータ
さて、腹が減ったので、ホテルの入口にあるファイヤーピッツァに行ってみよう。
ホテルを出入りするたびに傍を通っていたので、気になっていた。
マウンテンフライトを終えたらピザを食べてみようと思っていた。
コーヒーとマルゲリータを注文。
マルゲリータが来た。
耳がパリパリで美味い。
けっこう量が多い。
時間がかかったが食べ終えた。
今度は他のピザを食べに来ることにしよう。
宣伝だが、ここはピザもコーヒーも美味いし、店員も優しいのでオススメである。
一旦部屋に戻ってザクロを食べる。
このザクロは、まだ熟し足りなかった。
昨日食べたザクロは黒く熟しており、とても美味かった。
腹ごなしにタメルをブラブラ
ピザを食べ終え、何となくタメルの中をブラブラする。
タメルでは、カシミヤやパシュミナを使った織物がよく店頭に並んでいる。
見ていると、良いデザインの物をちらほら見かける。
土産に何枚か買って行こうかと思うのだが、本物なのか分からないし、何よりこういう土産を選ぶのは、デザインセンスが問われる。
どうしたものかな。
カシミヤやパシュミナを扱う店は、タメルのあちこちに見かけるが、前に訪れたモモタロウレストランの辺りに特に多いようだった。
その辺りを歩き回り、買う物に見当をつけておこう。
そろそろ土産を買い集めておかないと。
OSAKA RESTAURANTを発見。
タメルの中にはいくつか日本料理店があるが、OSAKA RESTAURANTだけ、タメルの端っこにある。
交通量の多い通りの向こう側にあるので、行くのがちょっと面倒だった。
五日前にタメルに来てからというもの、日本食ばかり食べていた。
旅の初め、インドに着いてから、インドカレーばかり食べていたので、日本食がとても恋しかったのだ。
タメルの日本料理屋は、どこも日本と同じような味の日本食を出す。
米も日本の物と変わらない。
だが、毎日和食を食べてきたので、さすがに他の物を食べてみようという気分になってきた。
そろそろ日本食以外の店も回ることにしよう。
そういえば、ネパールでは国民食のダルバートをたくさん食べようと思っていたのだが、タメルに来る前に峠の食堂で食べたきりだった。
今度、どこかにダルバートを食べに行こう。
道端のガイドをまく
写真を撮りながら歩いていると、若者に話しかけられた。
「ネパールフィーリングはどうか?」と尋ねられる。
もう何べんも書いてきたが、道端で話しかけてくる者は、漏れなく詐欺師だと思って対応して良い。
基本は全無視である。
ごくたまに、親切や好奇心から話しかけてくる人もいるが、何度も人と関わっていると、詐欺師と普通の人の見分けがつくようになってくる。
詐欺師と普通の市民とで、話しかけてくる場所やタイミングが違うのだ。
こちらに話しかけてくる態度や、話の内容などからも分かることがある。
まあ判断が付かない場合は、道端で話しかけられたら、とにかく無視してしまえば良い。
さて、今回話しかけてきた若い男が詐欺師なのかといえば、私の心証では、黒に近いグレーだった。
声のかけ方が手慣れている気がしたし、私を見つけて向かってくるときの感じが、ちょっと怪しかった。
とりあえず、相手のペースに乗らないように歩いて行く。
相手が話しかけようとした時にカメラを構えたり、わざと歩調を遅らせたりしながら歩く。
相手はそんな私の様子を見てか、「自分はガイドではなくスチューデントで、英語の勉強をしている」とか言ってきた。
正直なところ、この男がガイドだろうがスチューデントだろうが、私にとっては関係ないことだった。
英会話が苦手な私にとって、誰であろうと英語で話しかけてくる奴はメンドクセー。
早くどっかに行ってくれ。
相手は、私がやりにくい相手だと思い始めたのだろう。
段々と歩くスピードを上げ始めた。
十字路があったので、男が進むのと別の方向に進んでみると、もう男はついて来なかった。
客引きへの対応も慣れてきた。
初めてインドに来てからこれまで、たくさんの人に話しかけられてきた。
Shree Ghaまでブラブラ
男をまいた後、私のお気に入りのストゥーパ、Shree Ghaのところまで歩いてきた。
位置的にはタメルの南側である。
右の門をくぐって真っすぐ行くと、こじんまりとしたストゥーパがあるのだ。
奥にうっすらとストゥーパが見えているが、その手前には土産物屋が並んでいる。
この小さい通りや、ストゥーパの周りの雰囲気が好きだった。
この一角は、建物に囲まれた中庭のようになっている。
外の喧騒から切り離されており、市民が座ってくつろいでいたりする。
お気に入りの場所という物は、何度来ても飽きないものだ。
ストゥーパの周りを何度か回る。
Shree Ghaの一角を出て、ホテルの方に戻る。
カトマンズの建物には、こういう窓をよく見かける。
たぶん、全て手彫りだと思う。
彫刻の精巧さに、いくら見ても見飽きない。
チャチャカフェのチキントマトシチュー
だいぶ歩いたので、また少し腹が減った。
今度はホテルの近くのCha Cha Cafe(チャチャカフェ)へ。
ここで食べてみたいものがあった。
私は夜に出歩かないので、観光が終わると、翌朝までホテルの部屋に長い時間いることになる。
暇なので、よくスマホで飲食店の情報を調べていた。
色々と調べる中で、ここチャチャカフェのイラムティーと、チキントマトシチューを試してみたいと思っていたのだ。
これがイラムティー。
イラムティーというのは、ネパールのイラム地方で栽培される紅茶のことだ。
私は家でよく茶を飲むので、タメルで色々と茶を試してみて、気に入ったものを買って帰ろうと思っていた。
タメルには茶を売る店が多いのだ。
調べてみると、タメルの茶屋には、シルバーティップスとかホワイトティーとか、日本では手に入りにくいものが置いてあるようだ。
そういう物を一通り試して買って帰りたかった。
お茶の種類については、また今後のページに書くことにする。
さて、イラムティーを飲んでみるが、日本で飲む紅茶との味の違いは分からなかった。
風邪で味覚と嗅覚がやられていたのもあるし、元々、違いが分からない男だということもあり、さっぱり分からない。
まあ、せっかくなので、後で土産にイラムティーを買うことにしよう。
こちらがチキントマトシチュー。
日本の洋食屋で食べるのと同じような味わい。
美味い。
これを食べた時、今までにインドやネパールの食べ物から感じていたのと同じ、クセのようなものを感じた。
肉類を食べた時に、特にそのクセを強く感じたので、インドやネパールの鶏肉にはこういうクセがあるのかと思っていた。
ところが、日本に帰国してから食べた物にも、同じクセを感じたので、私の味覚が風邪でおかしくなっていただけだったようだ。
チャチャカフェを出る。
チャチャカフェはちょっと奥まったところにあった。
ホテルに戻ってダラダラする。
今日はマウンテンフライトで、念願のエベレストを見ることができた。
一番の目標が済んで、もう思い残すことはない。
タメルでのこれ以降の予定は白紙だ。
帰国まで、あと5日間の自由日がある。
どうやって過ごそうか。
一応、行ってみたい観光地がいくつかあるので、そういうところを回りながら、食べたいものを食べて過ごすとしよう。
とりあえず、明日はあまり遠出をせずに、ダルバール広場にクマリ様を見に行こうと思っていた。
ダルバール広場は2回訪れたが、まだクマリ様を見ていなかった。
明後日にはビジターパスの期限が切れるので、明日のうちにクマリ様を見ておきたい。