タメル三日目の朝
タメル三日目の朝。
朝食にバナナを食べる。
バナナは前よりちょっとだけ甘くなっている気がする。
今日はスワヤンブナートまで歩いて行ってみるつもりだ。
スワヤンブナートは、タメルから西へ向かい、川を渡ってしばらく行ったところにある。
途中、しばらくカトマンズ市街を歩くことになる。
タメル以外の、観光地でない場所はどのようになっているか興味があったので、楽しみだ。
スワヤンブナートはタメルから少し距離があるので、早めに出発しよう。
タメルからスワヤンブナートへ
ホテルプレジャーホームから、西へ向かって歩く。
まだ朝早いので、ほとんどの店にはシャッターが下りている。
タメルを抜け、カトマンズの普通の市街地に出た。
交通量が多い。
こういう場所を渡るのはけっこう大変だ。
※このページの後半で、インドやネパールでの道路の渡り方について書くことにする。
途中、橋を渡って行く。
新潟のどっぺり坂を思い出す
昨日、ホテルからスワヤンブナートまでの道をgoogle mapで見ていたとき、気になっていた場所があった。
下の地図の、川を渡ってすぐのところにある迂回路だ。
なぜここだけ道が曲がりくねっているのだろうと、不思議に思っていた。
実際に来てみて納得した。
ここはかなり高低差があるのだ。
道路を直線にしてしまうと、勾配がきつくなりすぎるので、わざと道を曲げて距離を稼ぎ、勾配を緩くしているに違いない。
新潟のどっぺり坂と同じだ。
地図で見た様子も似ている。
下の画像がどっぺり坂。
左にある階段はショートカットだが、急勾配になる。
右側の道路を行くと、距離が長くなる代わりに、勾配が緩やかになっている。
インドやネパールの道路について
インドやネパールでの道路の渡り方を書いておく。
日本からインドやネパールに行ったとき、慣れないと(慣れても)大変なのが道路の横断だ。
インドやネパールでは、街の中心部の大通り以外は、基本的に信号がない。
ネパールでは、信号がない道路でも警察官が交通整理をしてくれているのを見かけたが、そういう場所も稀である。
交通量の多い道では、行き交う車やバイクをすり抜けながら道を横断しなければならないのだ。
このぐらいの交通量の道路が、一番横断が面倒だ。
このぐらいになってくると、車のスピードがゆっくりなので、逆に渡りやすいかもしれない。
地元の人について渡る
では、交通量の多い場所を渡る方法だが、最善策は地元の人について渡ることだと思う。
地元の人を見ていると、通り過ぎていく車やバイクのわずかな隙を見つけ、スタスタと道を渡って行く。
道路を渡れるタイミングと渡れないタイミングをよく心得ているのだ。
そういう人について渡るのが、一番心配がない。
道路を渡りたいときは、まず、近くに渡ろうとしている人がいないかを探してみよう。
渡ろうとしている人がいれば、その人の少し後ろで待ち、その人が渡るときに一緒に付いて行けば良い。
車やバイクの間を縫って渡るコツ
問題なのは、交通量の多い道路を渡りたいのに、道路を渡ろうとする人が近くにいない場合だ。
交通が途切れれば良いのだが、中々交通が途切れないこともある。
そのようなときは、車やバイクの間を縫って渡って行くしかない。
交通が途切れない場所を渡るコツは、とにかく同じペースで歩き続けることだと思う。
※もちろん、時と場合によるので、状況判断は必要である
私が道路を横断するときに、こんなことがあった。
下の画像は、私が道路を横断しようとした時の物である。
三角はバイクだ。
私が横断しているとき、右の車の陰からバイクが来るのが見えた。
私は、右からくるバイクをやり過ごそうと思って立ち止まった。
このとき、バイクからしたら、私の前方の方がスペースがあって通りやすかったはずなのだ。
ところが、二台のバイクは、少し無理をする形で私の後ろを抜けていった。
つまりどういうことかといえば、バイクは、私が前に進み続ける前提で動いていたということだ。
私が前に進み続けていれば、私の後方が通りやすくなっていた。
バイクはそれを見越し、私の後ろを通るつもりで運転していたのだ。
私の後ろを通ろうと目算を建てていたのに、私が立ち止まるものだから、多少無理をする形で後ろを通ることになってしまったというわけだ。
道路を渡る地元の人を見ていると、誰も立ち止まらないし、走ったりもしない。
一定の速度で歩き続けている。
たぶん、車やバイクも、道路を渡る人はそうやって行動するものだと思いながら運転しているのだ。
こちらが道路で走ったり立ち止まったりすると、逆に危ないことになる場合もある。
とにかく、まずは地元の人の横断の仕方を見て、道路に慣れていくのが良いと思う。