タメル九日目の朝
タメル九日目の朝。
気が付けば、タメルに滞在するのも、今日を入れて後三日となった。
早いものだ。
今日はパシュパティナートという所に行こうと思っていた。
ところが、朝から腹の調子がすぐれない。
実は、数日前から腹の調子が悪かった。
ずっと腹が張っている感じがする。
思い当たるのは、果物屋で買った緑のブドウだった。

このブドウは皮が固いので、うまく消化できなかったのかもしれない。
※インドといえば腹を壊すイメージがあるが、旅の中で腹を壊したのは二回だけだった。
今回のブドウにあたったときと、ブッダガヤで食べすぎた時の二回だ。
衛生的な問題で体調を崩したことはなかった。
朝食にFuji bakeryで買ったパンを食べる。

Fuji bakeryのオーナーは日本で修業をした方らしく、日本で買うようなパンが食べられる。
パンを食べたら胃腸が動き出してきた。
やっぱり調子が良くない。
今日はパシュパティナートまで行かず、タメル界隈を歩き回るだけにしよう。
タメルで行ってみたい場所がまだいくつかあったし、土産もそろえておきたかった。
エベレストモモセンターへ
ホテルで昼前までゆっくりし、とりあえずエベレストモモセンターへ向かうことに。
エベレストモモセンターは、有名なモモの店である。
地球の歩き方にも載っているし、タメルに滞在した人のブログなどを見ても、大体の人が立ち寄っているようだった。
私は流行している物に興味はないのだが、色々なところに書いてある場所は、何となく行ってみたくなってしまう。
ということは、やっぱり流行している物に興味があるのかもしれない。
エベレストモモセンターはタメルの北にある。
道路の対岸に見える、青い屋根の建物がエベレストモモセンターだ。

交通量の多い道路を渡らねばならず、厄介だ。
とりあえず道路に沿って歩いて行くと、警官が交通整理をしている所を見つけた。

ここを渡って行こう。
店に入ると、入り口に受付のカウンターがある。

「モモ ワンプレートプリーズ」と伝えると、何か聞かれたのだが、何を聞かれているかさっぱり分からなかった。
たぶん、飲み物はいるかと聞かれた気がする。
ノーと答え、料金を払って席に着く。
少しすると、モモが運ばれてきた。

美味そう。
ブッダガヤのロータスレストランで、毎日のように食べていたモモとは、形が違っている。

エベレストモモセンターのモモは、白いソースがかかっている。
ヨーグルトソースにパクチーがかかっていると何かで見た覚えがあるが、風邪で味覚がやられていたので、細かな味は何も分からなかった。
ヒマラヤンジャバコーヒーに寄り道
エベレストモモセンターでモモを食べ終え、次に目指すのはRoot Nepal Gift Shop(ルートネパールギフトショップ)という土産物屋だ。
ルートネパールはタメルの東にあり、前に訪れたナラヤンヒティ宮殿前の目抜き通りを、横断した向こう側にある。

ルートネパールに向かう途中、夢の庭の近くにある、ヒマラヤンジャバコーヒーに立ち寄る。
店は二階にある。

同じヒマラヤンジャバコーヒーでも、店によって注文の仕方が違ったりして、いまだによく分からない。
それでも、元々飲食店に入るのが苦手だったのが、この旅でいくつもレストランやカフェに入り、だいぶ苦手が克服されてきた気がする。
オレオのシェイクを注文。

ややさっぱりしたシェイクにクッキーとクリーム。

こういうのを久しぶりに飲んだ気がする。