趣ある奥入瀬渓流を散策【奥入瀬渓流館・石ヶ戸休憩所・銚子大滝】

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奥入瀬渓流館へ

睡蓮沼を出て、いよいよ奥入瀬渓流へ向かう。

 

今回の旅で一番楽しみだったのが、奥入瀬渓流だった。

 

奥入瀬渓流は十和田湖を源流とする流れで、とても風光明媚な場所だ。

過去に何度か通ったことがあるのだが、いずれも時間がなく、車から景色を見ながら通り過ぎるだけになってしまった。

今回は、ゆっくり時間を使って歩いてみようと思う。

 

奥入瀬渓流の玄関口、奥入瀬渓流館に到着。

 

 

カフェや土産物屋などがある。

 

 

二階のカフェでコケソフトを購入。

かかっている緑色の粉は、もちろんコケではない。

 

羅臼の昆布ソフトを思い出しつつ、粉にむせながら食べた。

 



奥入瀬渓流の散策

 

渓流館の脇から、奥入瀬渓流の遊歩道に行けるようだ。

少し見に行ってみよう。

 

 

 

流れが見えてきた。

 

 

この渓流館のあたりは、奥入瀬渓流の中でも下流にあたる流れだ。

川幅は広めで、水量も多い。

 

 

 

 

整備された遊歩道を進む。

 

Googleレンズによれば、これはウバユリらしい。

 

名称不明のキノコ。

キノコ類は似ている物が多く、判別は難しい。

 

おそらくトリカブトの仲間。

トリカブトは、葉の形が食用のニリンソウとよく似ている。

間違えて中毒を起こしやすい山野草の代表格だ。

 

 

紅葉の盛期はもうすぐだろうか。

 

道路で見た看板に、十月の下旬、奥入瀬周辺はマイカー規制になると書いてあった。

ここの紅葉は素晴らしいだろうから、観光客がたくさん訪れるに違いない。

 

今ぐらいの時期に訪れて、人のまばらな中をのんびりと歩くのが、私には性に合っている。

六月ごろの新緑も、きっと良い眺めだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

石ヶ戸休憩所へ

奥入瀬渓流館の周辺を散策し、車に戻った。

 

これから奥入瀬渓流沿いに十和田湖方面へ向かおう。

適当なところで車を停め、奥入瀬渓流を散策しながら。

 

車で少し進み、石ヶ戸休憩所に出た。

上の地図は徒歩の表示になっているが、実際は車で移動している。

この文章を書いている時期は道路が通行止めになっており、実際のルートを表示できなかったためだ。

 

休憩所は、路肩にトラロープで囲われた駐車場がある。

平日なのにほぼ満車になっていた。

 

建物の中には売店や、奥入瀬渓流の模型の展示などがある。

 

建物の奥から渓流沿いを歩けるようになっている。

少し見に行ってみよう。

 

石ヶ戸の先へ

 

この辺りは、下流の渓流館の辺りより、ゆったりとした川相だ。

 

水量も少ないように見える。

 

石ヶ戸を発見。

 

十和田湖ふるさと活性化公社のページによれば、石ヶ戸とは、

石でできた小屋

という意味らしい。

 

ゆったりした川を見ながら、歩道を進んでいく。

 

 

 

ずっとゆったりした流れが続くのかと思えば、急流になったりして、目を楽しませてくれる。

 

急流の先へ

 

ここからはしばらく、急な流れが続くようだ。

 

苔むした岩や木と水の流れが、風流な眺めを作り出している。

 

 

 

 

 

これぞ奥入瀬渓流という景色が続く。

 

 

 

 

 

少し流れが穏やかになった。

 

 

 

標識から先

 

標識によれば、2kmほど先に雲井の滝があるようだ。

今日の行程を考えると、そこまでは行かずに引き返した方が良いだろう。

 

もう少しだけ進んでみよう。

 

 

 

 

 

 

渓流のコケやキノコたち

 

 

朽ちた木にキノコが生えている。

 

何のキノコだろう。

 

 

 

苔むした大木にキノコがびっしり。

 

ヒラタケかツキヨタケだと思う。

この2つのキノコは非常に似ているが、ヒラタケは食用で、ツキヨタケには毒がある。

毎年必ず、ツキヨタケの食中毒がニュースで流れるぐらい、この2種は間違いやすい。

 

キノコ図鑑からの知識だが、ツキヨタケは鍔に黒いシミがあり、そこで見分けられるそうだ。

ツキヨタケは名前の通り、夜になると微発光するが、顕著に分かるほどの発光量ではないらしい。

2種が混生することもあるらしいし、黒いシミも不鮮明なことがあるらしいので、よほど自信がなければ手を出さないのが無難だろう。

 

道路を挟んで渓流の反対側に小さい滝を発見した。

 

この滝の水は、道路の下を流れて渓流に注いでいるのかもしれない。

 

こうして少しずつ水を集めながら、川はどんどん水量を増し、海に注いでいくのだろう。

 

地図でこの川の下流を調べてみると、山間部を出た奥入瀬川は、十和田市・六戸町・おいらせ町などを通りながら海に到達するようだ。

何となく北海道の釧路川を思い出した。

 

 

 

 

 

 

 

そろそろ車に戻ろう。

 

奥入瀬渓流の銚子大滝へ

引き続き、奥入瀬渓流に沿って十和田湖方面に向かおう。

 

横目に綺麗な渓流を見ながら運転していると、車がたくさん停まっているところがあった。

ちょっと寄って行こう。

 

どうやら近くに銚子大滝があるらしい。

 

歩道を進んでいくと、左手に大滝が見えた。

これが銚子大滝だ。

 

 

幅広の壮麗な滝だ。

 

銚子大滝から下流へ

 

歩道が下流に続いているので、少し歩いてみよう。

 

 

それにしても、奥入瀬渓流はどこも素晴らしい。

 

 

渓流沿いに歩道が付けられ、歩きながらゆっくりと渓流を見物できる。

 

 

渓流館や石ヶ戸の辺りも良かったが、ここ銚子大滝周辺も素晴らしい。

 

 

 

大滝まで引き返してきた。

 

 

銚子大滝から駐車場へ

 

滝へ戻ると同時に、ちょうどよい加減の日光が差し込んできた。

 

石ヶ戸でも同じようなキノコを見たが、ヒラタケかツキヨタケだろう。

 

これは虫こぶだろうか。

 

 

 

先ほどは見えなかった滝からの水煙が、日光に照らされて見えるようになっている。

 

 

 

駐車場に戻ってきた。

 

 

 

さて、十和田湖に向かおう。

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