【占冠から富良野周辺へ移動】車で北海道一周の旅・その9
車で北海道をほぼ一周したときの記録です。
このページでは、占冠から富良野周辺にたどり着いたときのことについて書いています。
道の駅 自然体感しむかっぷへ
昼食後、樹海ロード日高から占冠村に向かい、国道237号を北上する。
今日中に、占冠村→富良野→旭川と移動する予定だ。
夕張から日高に来るまでの、国道274号がかなり長く感じた。
地図を見ると、これから先の行程は、さらに長い距離を運転しなければならないようだ。
日高から占冠へと到着。
占冠は「しむかっぷ」と読む。
北海道にきてから様々な地名を見てきたが、特に「しむかっぷ」は変わった響きを持つ地名だと思う。
北海道の地名は、アイヌ語がもとになっている物が多いのだ。
アイヌ語の音に対し、似た音を持つ漢字を当てはめ、地名としている。
時には神威(カムイ)のように、アイヌ語の元々の意味と、漢字の意味が似通っているものもある。
漢字のあてはめをする際、できるだけ音と意味の両方が似るようにしたのだろう。
道の駅の看板によれば、しむかっぷとは、
甚だ静かで平和な上流の場所
という意味だそうだ。
その名の通り、占冠村はのどかな雰囲気を漂わせていた。
道の駅にはヒグマの情報が掲示されていた。
道の駅の周囲を歩いていると、気温が表示されていた。
道理で暑いわけだ。
北海道はどこも涼しいと(勝手に)思っていたのだが、ちっとも涼しくない。
だが、日が沈むと急に気温が下がるので、車中泊はしやすい。
富良野市街へ
今日はまだ長い。
富良野へ向け、さらに国道を北上する。
夕張から日高までの国道は、周りが山に囲まれ、景色が変わり映えしなかった。
今走っている道は、進むごとに景色が変わり、走り飽きない。
木に囲まれた道を抜けると、市街地に出た。
道幅が広く、そして道の先が見えない。
これから何度も目にする、いかにも北海道らしい道だ。
市街地を抜けると道の周囲が開け、今度は左右の山々が目立つようになる。
このあたりは、西に芦別岳があり、東を大雪山系の山々に囲まれている。
周囲に目をやると、どこを見ても山や丘があり、丘の一部は農業に利用されている。
大雪山の方面は霧に包まれ、全容が見えない。
富良野市街に着いた。
占冠からけっこう距離があったはずだが、体感時間はあっという間だった。
ドラッグストアでトラベル用のシャンプーとボディソープを買う。
日帰り入浴施設によっては、これらが付属していないこともある。
駅周辺の様子。
北眞神社(へそ神社)
駅の近くで北眞神社(へそ神社)を見つけた。
富良野は北海道の中心(へそ)にあたることから、名付けられたそうだ。
ここは分祠であり、本祠は別の場所にあるそう。
へそ絆石。
穴の両側から手を結びあうと、ご利益があるそう。
私は悲しいかな、一人である。
一周の成就を願い、おみくじとお守りを購入した。
おみくじの結果は、、、
中富良野と上富良野
富良野市街からさらに北へ。
次は中富良野町、そして上富良野町を通ることになる。
富良野周辺の市街地は、国道237号に沿って南から、富良野市・中富良野町・上富良野町と分かれている。
中富良野町と上富良野町は「富良野」と付くものの、富良野市ではなく空知郡に属しているという、少しややこしいことになっているようだ。
これも余談だが、私が住んでいる新潟県は、南から北に向かって、上越・中越・下越と分かれている。
東京や京都など国政の中心に近い方から、上・中・下と付けられたのだろう。
富良野とは上・中・下が逆の位置関係になっているのだ。