【国指定重要文化財・若林家住宅の見学】新潟観光
若林家住宅へ
おしゃぎり会館を出た後、隣接している、国指定重要文化財の若林家住宅へと向かった。
施設案内のページによると若林家住宅は、
日本海側では珍しい典型的な中級武家住宅の遺構として、昭和52年に国の重要文化財に指定されました。
ということである。
おしゃぎり会館とこの若林家住宅、村上歴史文化館は、共通のチケットで入場できる。
受付で、おしゃぎり会館で受け取ったパンフレットを見せ、中に入る。
館内の掲示によると、若林氏は、1720年以降村上を領有した内藤家に仕えた武士であったそう。
館内には詳しい系譜なども展示されている。
この若林家住宅は、解体工事や修復工事が行われ、現在の姿になったそうである。
前に立ち寄った豪農の館の、北方文化博物館の邸宅や市島邸などとは違った住宅様式だ。
豪農の館より、造りが機能的であるように思う。
武士の館であるため、住居としてだけでなく、職分を果たす役割も持たせていたのだろう。
日本家屋らしい陰影がすばらしい。
塩引鮭は村上らしさだ。
ずっとこの文化が無くならないでほしい。
若林家八代当主の掛け軸。
禅の素養があったようだ。
この茅葺屋根もすばらしい。
今は手入れをできる職人も少ないのではないだろうか。
一通り見回り、若林家住宅を後にする。