【八幡平ビジターセンター近くの大沼を一周】秋の東北へ:その14
10月の上旬、新潟から青森へと日本海側を北上し、奥羽山脈のあたりを通りながら帰ってきた時の記録です。
このページでは、八幡平ビジターセンター周辺と大沼を散策した時のことについて書いています。
霧の八幡平へ
5日目の早朝、鹿角市から八幡平へと車を走らせる。
鹿角から南へ延びる国道341号を進み、八幡平方面へ向かう県道23号に入る。
県道23号はカーブが多く、直線距離のわりに目的地まで時間がかかる。
これから、八幡平山頂を目指す予定だ。
八幡平のあたりは、今から十数年も前に車で通ったことがあった。
そのときは通過しただけだったのだが、車窓から見る景色がきれいだったことを覚えている。
何となく景色が印象に残り、ずっと行ってみたいと思っていた。
やっと念願がかなう。
と思ったのだが、今朝の八幡平周辺はこの有様だった。
霧で何も見えやしない。
おまけに寒い。
看板に温度計があったので見てみると、7℃と表示されている。
景色を楽しみにしていたのだが、仕方がない。
北海道の知床でも、遊覧船が霧で引き返すことになり、心残りを作ってしまった。
だが、心残りを作っておけば、またそこを訪れる理由になる。
八幡平にもいずれまた来ることにしよう。
展望台から来た道を引き返すことに。
八幡平ビジターセンターへ
とりあえず、展望台に来る途中に見た、ビジターセンターに寄ってみることにした。
ビジターセンターに到着。
時間が早いので、センターはまだ開いていない。
センターの周辺に散策できる所があるようなので、見て回ってみよう。
まずはセンター正面の沼へ向かう。
大沼を一周
紅葉はもう少しで最盛期だろうか。
沼に降りると散策路がある。
沼の周りを一周できるようだ。
沼に向かって右回りに歩いてみよう。
倒木にキノコが。
これはナメコではなかろうか。
晴れている日も良いが、今日のように、曇り空で霧がかかっているようなときも趣がある。
沼の反対側へ
階段に出た。
ビジターセンターから見て、沼の反対側の辺りに来たようだ。
対岸にビジターセンターが見える。
サギだろうか。
コケやキノコの観察
細部に目を凝らすと、また色々なものが見える。
白いキノコは毒がありそうなイメージだ。
このきのこは美味そう。
実際の所は分からないが、こういうキノコこそ危なかったりする。
沼を一回り
さらに先へ進む。
沼の周の3/4ぐらいまで来た。
沼のそばに湿原がある。
沼を一回りし、ビジターセンターに戻った。
泥火山の見学
雨が降り出した。
ビジターセンターの裏手に泥火山があるらしい。
見に行ってみよう。
しばらく進んでいくと、独特の臭いにボコッボコッという音。
この臭いも音も、北海道で何度も体験した。
懐かしい。
地中から火山性のガスが噴き出している。
独特な臭いは硫黄の臭いだ。
北海道の硫黄山や阿寒湖などで、何度も硫黄の臭いをかいできたのだった。
所々で、ボコッボコッと泡が立っている。
泥火山は、地球の(ごく表層でしかないけれども)活動が手軽に目に見える場所なのだ。