【パヤタイ駅からマハナーク市場へ】バンコク七日間紀行・その15
タイの首都バンコクを、七日かけて歩いた時の記録です。
このページでは、パヤタイ駅周辺のホステルを出てカオサンに向けて歩いている途中、マハナーク市場に寄った時のことについて書いています。
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レスティニーホステルをチェックアウト
バンコクに来てから三日目の朝。
昨日の頭痛は嘘のように消え、気分が良い。
今日は長い距離を歩くことになる。
外に干していた洗濯物などを取り込み、準備を整える。
洗濯物からバンコクの臭いがする気がする。
準備を終え、ホステルを出る。
昨日、受付の人に、翌朝早く出るかもしれないと伝えてあった。
その時にデポジットを返してもらっていたので、ホステルを出るときは、鍵を受付の入れ物に戻すだけでOKだった。
カオサンに向けてホステルを出発した。
カオサンに向けて歩く
考えていたルートは以下のようなものだ。
ホステルから少し南の大通りに出て、後は道なりに西へと進む。
ホステルに別れを告げ、カオサンへと出発。
途中、路地に入って見物も欠かさない。
この辺りは昨日歩いたので土地勘がある。
やはり暑い。
もう汗だくだ。
昨日歩いた範囲を外れた。
ここから先がどうなっているかは分からない。
マハナーク市場を見物
さらに歩いて線路を横断。
飼われているっぽい猫。
大きな建物。
黄色と白の垂れ幕は様々なところで見かけた。
何か意味があるのだろうか。
ここの左の通りに、規模の大きい市場を見つけた。
活気の良さに誘い込まれて寄り道してみることに。
通りの左右に台が置かれ、色々な品物が並べられている。
今回、バンコクを見物した中で一番面白かったのが、ここの市場だった。
後で調べたところ、マハナーク市場という場所だったらしい。
通りは路地の奥まで続いている。
タイ語が飛び交い賑やかだ。
人が多かったので写真はほとんど撮っていない。
マハナーク市場の奥へ
テーブルの上には鶏肉がうずたかく積まれている。
別のテーブルでは、見たことのない大きな魚がうろこを剝がされている最中だった。
山と積まれた香草。
パクチーの匂いが充満している。
雑然と黒いごみ袋が散乱し、野良犬もうろついている。
ごみ収集車が狭い通りをゆっくりと進み、ごみ袋を回収していく。
暗い建物の奥にはごみがうずたかく積まれていた。
収集車と人と自転車の間をバイクが駆け抜けていく。
水浸しの通りに、熱気・乱雑さ・ムッと来る臭い。
何もかもが生々しい。
今の日本では、肉や魚はスーパーでパック詰めされているのを見るのが精々で、解体されているところを見る機会など、ほとんどない。
それが良いことなのか悪いことなのか分からないが、パック詰めされた食材も、元は生き物であり、人の手がかかってスーパーに並んでいる形になっているということは、知っておいた方が良いだろう。
知識としてではなく、実感として。
特に現代の子どもたちには。
そういう勉強の場所として、市場は興味深かった。
バンコクでは他にもいくつか市場を見かけたが、どこも新鮮な光景が広がっていて面白かった。
日本では見られない景色を見ることが海外旅行の楽しさなのだと実感した。
大通りの果物
通りを往復し、大通りに戻ってきた。
大通りには果物屋が多い。
ランブータンやロンガンなど、食べたことも見たこともない果物が積まれていた。
いずれ食べてみたいものだ。
パイナップルが茎付きで売られている。
楽しすぎる。