車で北海道をほぼ一周したときの記録です。
このページでは、阿寒湖周辺を散策し、ボッケを見た時のことについて書いています。
阿寒湖畔の散策
アイヌコタンを後にした。
阿寒湖の温泉街には、いくつかの有料駐車場がある。
そのうちの一つに車を停め、阿寒湖畔を散策してみることに。
小雨が降っている。
神社を発見。画像の中に動物がいるのが分かるだろうか。
阿寒湖周辺を巡る遊歩道がある。
松浦武四郎の句碑
歩いている途中で碑を発見。
読めない漢字もあり、意味は完全に読み取れなかった。
夕暮れ時の阿寒湖から、自身の登った山(おそらく雄阿寒岳)を望んだ時に詠んだ漢詩のようだ。
最後の行には、幕末の探検家、松浦武四郎の名がある。
松浦武四郎といえば、幕末に北海道や樺太を探検した人だ。
その生涯や功績などは松阪市のページなどに詳しい。
ウトロのオロンコ岩近くにも顕彰碑があった。
句碑を過ぎてからすぐ、分岐に出た。
湖に出たいので右に進む。
阿寒湖のボッケ
また分岐に出た。
立て看板を見ると、左側の道を進めば湖に出るようだ。
歩いていると、独特な、ボコッ、、、ボコッという音がし始めた。
音は規則的に、ゆっくりとしたリズムで聞こえる。
同時に、北海道で何度か嗅いだ臭いが漂ってくる。
ここがボッケだ。
説明書きによれば、
「ボッケ」とは、アイヌ語の「煮え立つ」という意味のボフケが訛ったもの
で、泥火山のことをいうそうだ。
100℃ほどの熱せられた泥が地下から火山ガスとともに
噴出しているらしい。
温根湯と羅臼の温泉、そして硫黄山などでも嗅いだ硫黄の臭いがする。
まるで地球が呼吸しているようだ。
しばらく眺めてから、先に進んだ。
2つ目のボッケ
阿寒湖を一望できる場所に出た。
またボッケを発見。
見ているうちに、ボコボコと泡立っている。
水に小石を落としたときのような、円形の波状模様が美しい。
先ほどの説明書きにあった通り、ボッケは地下深くから、熱泥水やガスが噴出している場所だ。
硫黄山のように、現在進行形の地球の活動を感じ取ることができる場所でもある。
硫黄山では噴気孔から、火山ガスと熱水が噴出し続けていた。
地球の神秘を感じながら、いつまでも飽きずに見ていられる。
のだが、雨も降っているのでそろそろ次へ行こう。
阿寒湖畔の散策
また碑を発見。
こちらは文字が読みやすい。
マリモへの愛が伝わってくる。
釣り人が何人も、浅瀬に立ち込んでいる。
フライフィッシングをしている人が多いようだ。
しばらく遊歩道を進む。
また硫黄の臭い。
湖に流れ込む小川が、湯気を立てている。
温泉街に到着
遊覧船が見える。
乗ってみたかったが、今日はもう疲れた。
温泉街に到着。
足湯があるようだ。
歩いて車に戻った。